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明日の種をまく 016_20230917

この考え、もしかしてNG?

昨日、支援している生徒に帯同して体育大会の応援に行った。

私は最近の学校事情に疎い。
昨日はビックリすることの連発だった。

サッカーと野球の試合に女子生徒が混じっていた。
女子だけでチームを編成するほど人数がいないからだろうか。
やりたい人がやる!それでいいと思う。
私たちの時代はそういうのがなかったから、いいと思う。

逆に、バトミントンには男子が一人もいなかった。
バレーやバスケットよりもバトミントンに所属している女子がとても多かったので印象に残った。
「男子は入れないのですか?」と聞いたら、「男子は入れません」という。

私からするとバトミントンの混合はありそうだが、サッカーや野球の方が体格の差が出て大変そうだなぁと印象を持った。

本題はここからである。

サッカーを応援していた男子生徒が「女子に負けるな」という発言をした。
私はその言葉を確かに耳にした。が、気持ちがスルーした。

しかし先生たちはその発言を許さなかった。
「女性を蔑視していると捉えられてもおかしくないそのような発言はいかがなものか」と憤怒した。
教育的指導が入った。

私自身、自分も注意された気分になった。
なぜなら生徒たちの発言にNGを感じなかったからだ。
男子が女子に負けるな、と思ってはいけないのだろうか。

逆の発想をしてみる。
もしこのサッカー競技に参加している女子生徒の応援団(応援団も女子と仮定する)がいて、その女子応援団が、自分が応援している女子選手に「男子に負けるな!」と言ったらやっぱりダメなんだろうか?

変な考えが私の頭をぐるぐる回った。

どうみても男子と女子とでは体格に差がある。
そもそも一緒にプレーしているのを見て、驚いた自分がいた。
そういう状況の中で、男子よりも体格が小さい女子に圧倒されていた場面において「女子に負けるな」という言い方はやっぱりNGなんだろうか。
体格が大きい男子に体当たりしていく小さな女子に向かって「男子に負けるな」というのもNGなんだろうか。

私、時代遅れ?
男女で物事を考えてはいけません!ということ?
私みたいなものが教育現場に足を踏み入れて大丈夫なんだろうか?

さらに、相手チームに見た目外国人らしき選手がいた。
彼らはまた「外国人に負けるな」と応援した。
これについても教育的指導が入った。

彼らは本当にその選手を差別したかったのだろうか。
瞬時に「強そうだ」と感じ、思わずそのような言葉を発したのではないだろうか。
外国人だからといって強いとは限らない。
でも見た目で強いかもと判断してしまったのだと思われる。
それは普段から日本人選手が外国人選手に負けている試合などを見て、思わず負けるなと言ったのではないか、などと庇う私はやはりNGな大人なのだろうか。

そもそも見た目外国人に見えたその生徒は日本人かもしれないし。
そういう配慮のことを言っているのかな。

私としては、たとえば同じチームの中に女子や外国人が入ることに抵抗を持ったり差別的な発言をする人がいたら、それは絶対にNGだと思う。敵のチームに対して個人を指して「〇〇に負けるな」という応援の仕方はマナー違反ということだろうか。言い方が女子とか外国人ということがダメなんだろうな。

最近の一般常識についていけていないことを実感する悲しい49歳

今の時代に合った考え方を今一度学ぶ必要あり。

今回の件は学校でそのような教育を徹底しているということとは違う。もしかしたら一教師の個人的な指導方針だったかもしれないし、こうすべきというよりは、発言する時には少し考えてみなさい、ぐらいのものであったかもしれない。
正解はよくわからないが、一つ考えるきっかけになったことは良かったと思う。


タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。


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