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徒然なるままに・・・014_20220508

母の日に思うこと

母とは10年以上離れて暮らしている。ずいぶん遠くに嫁に来たものだ。ごめんよ、おかあちゃん。

先日、花キューピットを利用して、花束を贈った。ここ数年はずっと同じ。
それでも喜んでくれる。

母と私は顔も性格もそっくりだから、とにかくぶつかることが多かった。
そういう関係に疲れて遠くに来てしまったこともあるが、離れてからはただただ母への愛情しか感じられなくなった。

年に数回しか帰省できない。あと何回、母に会えるだろうか。母が90歳まで生きてくれたとして、年に2回帰省したとしても35回ぐらいかな。母の近くに住んでいる妹が週に1回会いに行くとして、年に52回。それよりも少ないのだと思うと胸が締め付けられるくらい辛くなる。365日毎日、毎年顔を合わせては口喧嘩ばかりしていたあの頃が懐かしい。

私が思うよりももっと現実的に考え辛くなっている母を想像する。
私が「またね」とこっちに帰るとき、涙して見送ってくれる。もう二度と会えないかもしれないという悲しみと不安が二人の間に静かに流れる。

今日、花束のお礼の電話がかかってきたとき、ちょっと手が離せなくて、「忙しいから」と早々に電話を切ってしまった(といっても15分ぐらいは勢いよく話をしていたが)。
母は、きっと花束よりも「私との電話」の方が嬉しかっただろうに。
分かってるけど、だって、長いんだもんっ!ごめん、ごめん。

さぁ、母の日の最後にすることは。やはり電話か。
1時間半は覚悟して、人のうわさ話、友人とのトラブル、家族への愚痴・・・などなど、なんのためにもならないような90分の講義を受けるとするか。名付けて「親孝行論」。先生どうぞよろしくお願いします!



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