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徒然なるままに・・・028_20220531

昔ブログやってました

今から20年前、韓国に3か月ほど住んでいた。
国際的な人材を育てるということを目的に、職場から派遣された。
5年越しの夢をかなえた瞬間であった。
派遣制度が開始された5年前、私は真っ先に手を挙げた。
以下の理由で却下された。

  • 高卒だったこと(ちょっとだけバカにされた)

  • 女性だったこと(お茶くみ時代)

  • 若すぎたこと(人材として経験値が少なかったこと)

  • 大きなプロジェクトだったので責任がとれる人材ではなかったこと

  • 上司の配慮(今ならこの判断理解できる)

結局、50代後半の男性が選ばれ派遣された。
その後も40代後半の男性が続いた。
私たちは同じサークルの仲間であった。
韓国語を勉強するという仲間。その中で韓国語の成績は私が一番良かった。話せる=現地に行ける
そう思っていたが、今なら理解できる。社会的な経験値が浅く、現地でやり遂げなければならないミッションをこなすだけの能力を持ち得ていなかった。
ただの勢いだ!やりたいという気持ちだけではものごとはやり遂げられない。
5年もすると少し状況が変わった。

  • 1番手の人が現地に行っても(話せなかったため)半年交流できず、うつに近い状況で帰国した

  • 5年間私が強い意志をもって韓国語の勉強を続け、地元であちこちの交流事業に参加をし、「韓国といえば、うぉんのすけ!」というように知名度が上がっていた

  • 派遣できる人材がなくなりかけていた(玉切れ)

  • 私自身が5年間で社会人として成長した(仕事に専念し周囲との関係も築けていた)

  • 現地で私の知名度もあがり、周りの期待も高まってきた

というわけで、5年前に(お前など行けるわけがない!と)私をひどく叱責した人から、頼むから行ってくれと頭を下げられた。その時の私、あ~気持ちがいい!
喉から手が出るほど飛びつきたかったけど、カッコつけて「一度持ち帰らせてください」などと思ってもいない言葉を放ち、(嬉しさで)鼻を膨らませて部屋から出た、その光景を今でも忘れられない。

5年も待ったんだから、やる気もMAX!!飛ばした飛ばした。
3か月毎日欠かさず、違う人と飲みにでかけ、交流しまくった。
その様子を日記にして、ホームページにアップした。
そう!ブログである。
その当時、ブログはなかった。
私、すごくね?時代を先取りしてましたよ~

3万円以上もするホームページビルダーというソフトを個人で購入し、なんとか自分のホームページを制作。5万円ぐらいしたコリアンライターというソフトも購入して、ハングルでのタイピングもマスターした(今はもう忘れてしまったが・・・)
めっちゃ自己投資!

ホームページで日記を書く。
交流を目的に派遣された私が自分なりに考えた使命。
韓国という国、知り合った友だち(韓国人)について、たくさんの人に知ってもらいたかった。
誰もそんなことを求めてはいなかったが、その日の出来事や気持ちなどを徒然なるままに書き綴った。ちょっとした日記のファンができ、コメントが毎日のようにメールで届いた。
毎日、焼酎を飲んでいるわけだから、当然家に帰ったらヘベレケの状態でパソコンに向かう。気持ちよく韓国語で独り言を話しながら、調子よく書き綴って、寝る。
※独り言なので、韓国語が正しいかどうかは検証できず。雰囲気ふんいき。
※私は酒が飲めない。この3か月だけチャミスル(眞露)を毎日飲み続けた。不思議と酔わなかった。1本半ぐらいが自分の限界。飲むことが仕事と思っていた私は酒も気合で飲み切った!

帰国してからしばらくして、自分が苦手と思っていた人の机の上にピンクのフラットファイルがあり、その表紙にはなんと!私のホームページのタイトルが書かれていた。毎日プリントアウトしてファイルに綴り読んでいたようだ。
怖くなった。日記を保存されていることが。
情報リテラシーを強く意識した瞬間だった。

その上司は、私が韓国に行くことについて気に入らなかった。嫉妬?のようなものを私に抱いていたのかもしれない。なんとなくそれが伝わっていた。
君が行くぐらいだったら、僕が先に行くべきだ!と言われた。
彼がなぜ私のHPの日記を保存していたかは分からない。

身近な人に日記を読まれるのはとても恥ずかしいことだったし、保存されていたこともショックだったため、ホームページは閉じてしまった。私自身、データを保存していなかったため、今やまぼろしの日記となった。読みたくなったら、その上司に聞いてみるかっ(笑)

いつかブログを始めたいと思っていた。落合陽一さんの影響でnoteを始めてみた。現代はとても便利だ。自分のホームページも必要ないし、いろんな人とすぐにつながる。
しばらくはnoteを続けてみようと思う。今回はペースをゆっくり、酒は飲まないで(笑)気の向くままに書き綴ろう。


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