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ほのぼの生きる  202_20230813

2023年お盆

昨日、帰省直後からお盆の準備で、急いで嫁っこに戻る。
義母と一緒にお盆中の仏前ご飯の準備のために買い物に行き、一緒に料理。
私との別れを惜しんだ、寂しそうな両親の顔を思い浮かべながら、義母と一緒に買い物する私も「私」だと実感することに若干後ろ髪をひかれる。

今日は、朝から家にお客さんがあったりで、嫁っこを意識する。
最初は食べることもままならなかった郷土料理も10年もすれば、何とか作れるようになり、今は私を中心に台所が回っている。
まだまだ義母から教わなければならないことがたくさんあるが、面倒くさいなぁ、やりたくないなぁの気持ちが強い。全く覚える気がない(笑)

あー実家の両親は今頃2人きりでお盆の準備をしているのだろうか。
買い物行けたかな?
お墓参りは?
何もしてあげられない自分がもどかしい。
体が2つあればなぁ。どっちにもしてあげられるのに。
私はどっちかを選んで片方によくしてあげるなんて、できないっ!(と思うだけで、実際は今の家でしか生きられない。両親よ、申し訳ない。)

夕方、96歳の祖母がデイサービスから帰ってきた。
今日は赤飯やお盆用の豪華な料理が振る舞われたらしく、上機嫌だった。
いや・・・今から同じものを食べさせる予定なのだが・・・大丈夫か?食べてくれるか?
案の定、赤飯は拒否。白いご飯も炊いててよかったー

豪華お刺身の盛り合わせ、紅白なます、おひたし、ポテトサラダ、煮しめなどを振る舞ったが、
「茶碗蒸しだけあればいい」と言って、
白いご飯と煮しめを少しと茶碗蒸しだけを食べた。

茶碗蒸しを口に入れるたび、何度も美味しいと褒めてくれた。
「茶碗蒸しうまいなぁ。ありがとう。ありがとう。」

帰省中の話を96歳の祖母に聞かせた。
同窓会の話をしたところ「スピーチ、よくやった」と褒められた。
今日はとっても上機嫌で、何度も褒めてもらったな。

義母にも夫にも私たち3人に向かって、しっかりと「ありがとう」ってお礼を言ったのが印象的だった。

実家の母と祖母が電話で話をする。
「おばあさん、娘が留守してすみませんでした。おかげさまでいい時間を過ごさせてもらいましたよ。」
「おかあさん、うぉんのすけにご飯作ってもらって今食べてます。いつも世話になっていまして、ありがとうございます。」
話が上手につながっている。感心、感心。

96歳の祖母には孫が7人もいる。
それぞれの配偶者の特徴、結婚までのいきさつ、家族構成などにも言及。
まだまだしっかりしている。
・・・というか、凄すぎる。

もう何年も会っていない孫の配偶者のことまで覚えているって凄くない?
スーパーばあちゃんだ。

今日は一日中雨が降っていた。
雨の中、義母と夫と3人で墓参りに行き、夕方には迎え火を焚いた。

昨日までの実家での日々が嘘みたいに、2023年の盆がやってきた。

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