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キラキラ✨ひかる 025_20240310

子どもの話を聞いてやってくれ

昨日、久しぶりに実家の母と長話をした。
一応毎週末に実家に電話を入れている。お互いの安否確認のためだ。
母と電話をすると長くなる。毎回1時間コースだ。
最近は忙しくて相手してやれないので、早々に切るようにしているのだが、昨日は特に試験前で忙しかったのにも関わらず(事前にそう説明しているにも関わらず)1時間も話す羽目になってしまった。

母の関心ごとはもっぱら孫の成長。
妹が比較的近くに住んでいるので、たまに顔を見せに行くらしい。
姪っ子は現在小学4年生。そろそろ自分の時間を大切にしたくなる時期だ。
自分の母親の実家帰りに付き合うほど暇じゃなくってよ、となるはずだ。少なくとも私はそういうタイプだった。

孫の成長とともに、実家に来る回数が減り、乳幼児期には自分が育てたと自負がある母(祖母)も、もうすでに自分の出る幕などないと薄々気づき始めている。
それでも実家に来れば、目に入れても痛くないほど孫を可愛がるものである。

さて、そんな母(祖母)との姪っ子に関する会話だが、いつもチグハグしてしまう。
昨日も「うぉんのすけに話すといつも上からで、おかあちゃんは気分が悪い!」と怒らせてしまった。
「75歳を超えるおかあちゃんに無理難題を要求するなっ!」とこうである。

事の発端は「実家のご飯がおいしすぎる」というものであった。

姪っ子が「ばあちゃん家のご飯はおいしい」と褒めてくれるらしい。
これは単純に喜ぶべき案件なのか、よくよく話を聞いてみないと分からない。
なぜなら母は「どうしてばあちゃん家のご飯がおいしいと言うのか?」と疑問を持っているからである。
下手すると「妹のご飯はまずいのか?」という疑問に発展しまう。

そこで私は「ご飯」というのは「米」のこと?「おかず」も含むのか?と聞いてみた。
母いわく「米」らしい。
母は姪っ子に「米がおいしく感じるのは、電気釜とガス窯の違いだろう」と説明したというのだ。

私はその会話に疑問をもった。本当にそうなのか?
姪っ子が訴えたいことはそういうことなのか?

そこで私は「お母ちゃんは結論を出す必要はないんだよ。姪っ子の訴えたい気持ちがどこにあるのか、ちゃんと聞いてあげなくちゃ!」と言ったら、冒頭の会話のとおり上からだと怒られた(笑)

私の考えを述べてみた。
私も実家のご飯は美味しいと思う。
美味しいと思う理由は「米の種類」とか「焚き方」ではなくて、「炊き立て」なんじゃないからか、と言ってみた。
そこで母が動揺した。思い当たる節があったようだ。

妹は仕事もしているし、忙しい。
ご飯をつくるのにそんなに時間をかけていられない。
ご飯炊くのって時間かかるよね。早くご飯食べたーいと子どもがせがんだら、おかずを早く出したくなるよね。
もしかして冷蔵とか冷凍の米飯とかって可能性はないの?

母は「うぉんのすけの視点はありかもしれない。ごめん。ようやくあんたの言いたいことが理解できたわ」と言い、素直に私のいい分を受け入れてくれた。

私と母は会話をすれば常に口喧嘩になる。だんだんエスカレートしていって、今までだとどちらかがブチギレて、一方的に電話を終わらせてしまい、1週間以上口聞かない!なんてことがざらにあった。
最近の母は、もうそんな元気はない。時々腹もたてるが、基本的に素直に私の話を聞いてくれ、穏やかに会話ができる。

さて、今回の案件について結局、私も憶測だけで、姪っ子の本当の気持ちはわからない。
母が納得したようだから、そのようなニュアンスが姪っ子の言葉に含まれていたのかもしれない。

最近、いろんなところで「大人が先に答えを言ってしまう」場面をよく目にする。私からすると子どもが訴えたいのはそこじゃない!と思うことがある。先に結論言われちゃうと訴えを引っ込めざるを得ないんだよなぁ。
結局その子の本当の気持ちを聴けないで終わってしまう。

子どもが何をいいたいのか。
子どもは順序だてて上手に話せないのだから、質問を繰り返すことで見えてくることもたくさんある。
一言、二言の訴えだけで結論を急がないでほしいなぁ~

今日は日曜日なのですが、「学びの部屋(ハングル講座)」をお休みします。大学の試験と起業セミナーで記事が書けませんでした。ごめんなさい。これから作ります。明日にはアップするので、読んでくださーい。

お詫びとお知らせ

<1年前の”ほのぼの日記”> 
私が作ったインスタントフィクションに対する夫の解釈を紹介してみた、という話。
AIによる制作に興味をもっていた私が一気に冷めてしまった。やっぱり人間の可能性はすばらしいという結論にいたった話。


タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗


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