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キラキラ✨ひかる 122_20240627

方向音痴ざわわ

私は理科が苦手。
中学校まではテストでちゃんと点をとれていたように思うが、実際に理解していたかどうかについては今となっては些か自信がない。

太陽や月の向き、星座によって方角を読むとか、頭ではなんとなーく分かっているようで無理。
先日も夏至に影の長さが一番長くなるのか、短くなるのか、混乱してしまったぐらいである。あー情けない。お天道さんが高いところを通るんだから短いべ。どうした、うぉんのすけ!そんなことも忘れてしまったのか。

方向音痴は空間把握認知ができないことによるものかもしれないが、それは数学?それとも地図が読めないから社会?方角は理科?
いずれにしても先日、方向音痴によって新しい風景をみた私は脳がだいぶバグってしまったという話を今日はしたい。

その道は普段通ることのない道ではあったが、何度か通ったことのある「一本道」であった。
勾配が急な道で、カーブもある。坂、カーブの次は比較的まっすぐな道である。私の目的地はそこから5キロぐらい先にあった。この道をまっすぐ5キロ進めば、目的地がある。ただ走ればいいだけであった。なんとなく道なりの景色も覚えている。大丈夫、余裕だ。

目的の用事を済ませてからにすればよかった。私の悪い癖である。心に余裕ができると、つい別のことをしたくなる。
道沿いの両サイドにコンビニとドラッグストアが見えた。その日はとても暑い日で喉が渇いていた。どうしても冷たいものを飲みたくなってしまったのである。
同じペットボトルを買うなら、ドラッグストアの方が安い。

仕事しかしていなかった頃はそんな値段の比較などしたことがなかったのだが、今はちゃんと家計を考えられるようになった。偉いぞ、うぉんのすけ。

私は仕事を辞めてちゃんと主婦業をするようになるまで野菜の値段も気にしたことがなかった

よし、ドラッグストアだと思った私は迷わず「右折」で入った。
もうすでにここで私の現在地がリセットされてしまった。
お察しのとおり、ドラッグストアから道路に出るとき、「左折」をしてしまったのだ。

違和感なくドライブする私は約5キロ先の目的地を目指して車を進めた。「この先カーブ、スピード落とせ」「スリップ注意、車間距離」と次から次へと看板が並ぶ。
そうか、ここは高いところにあったから一旦下るんだったかなぁ?などと思いながら坂道を下ると、そこには町のようなものが広がっていた。
へぇ、市内にこんなに広い町がもう1カ所もあったっけ?

私はすでに普段走っている町中の道に出ていた(要するにもと来た道を逆走していた)が、そのことには一切気がつかず、新しく見る街並みを堪能していた。なかなかいいところじゃないか。

へー、こんなところにスポーツセンターが「新しく」できたんだ。
それにしても目的地に全然つかないなぁ。
この道であってんのか?
どっかで曲がるんだったっけ?
なんか目印ないかなぁ~

コミュニティセンターを見つけた。
???(地名がおかしい)

自信がなくなり、駐車場に車を止めてGoogle MAPで目的地を検索してみる。
分からない!!地図が読めない!!
パニック。

一本道で道に迷った!!
ここはどこ?私は誰?

地図が読めない私が、道に迷った時にいつもすることは
「来た道を逆走する」ことだ。

よし、もう一度ドラックストアを目指してみよう。
車をUターンさせた途端、自分が来た道がすぐにわかった。
あれ?これって・・・さっき登った坂道じゃん!!

というわけで、すぐに自分が逆走をしていたことが判明し、私が坂の上から見た壮大な町の景色は自分がいつもいる市内の風景だったと気づくのであった。
思い込み恐るべし。完全に頭がバグってた。
目的地には一本道ですぐに辿り着いたとさ、めでたし、めでたし。


さて、明日、私は新しい土地へ行く。
週末に大学のスクーリングがあるのだ。
入学して初めて訪れる大学のキャンパス。
土曜日のJR始発に乗ると授業開始の1時間前に最寄り駅に到着する。
方向音痴の私にはかなりリスクが高い。
もし道に迷って遅刻すれば2日間とこの1ヵ月の事前勉強が全てパー(単位なし)となる。
若い頃は自分を過信して、そういう冒険をしたこともあるが、今は落ち着いた50歳。ここは金(ホテル代)で解決するしかない。
明日の夜、ネオン街をうろうろしているウォンバットがいたら、それは私だ。
無事にホテルまでたどりつけるだろうか。そして次の日、そこからキャンパスに遅刻せずに到着できるか・・・
だいぶ心配である。
そもそもnoteの記事を書く時間があるだろうか・・・それも心配である。

<1年前の”ほのぼの日記”> 
あー、生のウォンバットみたいなぁ。
オーストラリア旅行、本当に楽しかったなぁ。


タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗


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