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明日の種をまく 072_20231121

若者への嫉妬心

普段は気にならないのだが、今日はなんでだろ、「嫉妬」が酷い。

今の自分に満足していないわけではない。
若い時分に戻りたいと切に願っているわけでもない。

だが、キラキラと輝いている子どもたちを見ていると「嫉妬」せざるを得なくなる。

あー彼らはまだまだこれからの人生を歩もうとしているんだな。
未知なるものに悩み、些細なことに傷つき、もがいているその姿はとても美しい。

「若い」ことが羨ましいわけではない。
若さを知らずただただ当たり前のように過ごしている。そのことが羨ましいのだ。
何も考えてはいないのではないか?とはっきり言ってしまえば失礼にあたるか。

明日、定期テストを控えて頑張っている若者がいる。
「あーテストなんて!」と言いながら、絶望感と焦燥感、放棄してしまいたくなるような投げやりな気持ち。
いいな、いいな。そういうの、なんか、いいな。

ボルダリングに行けば、小学2年生の男の子がもうすぐ私に追いつきそうな勢いでどんどんと登っている。
あっという間に追い越されてしまう。
半年スタートが遅くて、最初はほほえましく見ていた。
先輩の大人のクライマーで余裕の態度。
3ヵ月も経てばあれよあれよといううちに実力をつけ、今やほぼ並んでいる。

私が毎日、毎週、モタモタとやっているところをすいすいと登っていく。
しかも高いところを全く怖がらず、怪我することも恐れず、ただただ楽しんでいるようだ。
私なんか、自分の身の危険を感じればすぐに中止するし、今日だって気持ちが負けて早めに退散したぐらいだ。

未来があるって、本当にすばらしい。

私はいつの頃からか自分で「未来を作り出し」てきた。
日常のマンネリ化を嫌い、とにかく変化を求めて、次から次へと新しいことを見つけて挑戦する。
大人になってからはそうやっていかないと安定した日常しか送れないと思ったからだ。

私が生み出している未来は、ある程度目に見えているものだ。
彼らの「未知なる」ものとは少し違う。
そこに「キラキラ感」の差が出ているのか。

うぉんのすけ、何をそんなに落ち込む必要がある。
50歳なりの頑張りを見せればいいのだ。
小学2年生と比べるな。
大人げない!

私は8歳の男の子に挑む!
50歳のおばちゃんは君には負けたくないのだ。
追いつかれたらまた追い返してやるぞ。
こんにゃろーーーーーーーーっ!!

これ?なんの感情?


タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。


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