あとがき
「ポタージュ」を書き終えました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
忙しい間の時間を縫って書いたような物語です。納得できていない所が多々あります。手直ししてまた投稿したいと思いますので、電車の待ち時間にでも読んでください。
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私ばずっと、小説を書きたいと思っていました。最初に思い始めたのが四年ほど前、大学に入っててにした本が素晴らしいと思ったのがきっかけです。
それから何回も書こうとしたのですが、
熱意を失ったり、取り戻したり、
ああでもない、こうでもない、
あんな話が書きたい、こんな話を書きたい、
自分には無理だ。
そんなことを繰り返しているうちに四年も経っていました。それでも何か一つ書き終えたいと言う気持ちを失わなかったから、「ポタージュ」を書き終えることができました。
正直な感想は嬉しいです。
自分が0から何かを作り出せたという達成感が初めてなので、本当に嬉しいです。
時間がかかってもよい、作り上げるんだって気持ちが報われたような気がしました。
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書いてみて思ったことはやはり難しいということ。時間が経つに連れ、どんどん自分が雑に書いていることを感じていました。
小説を書くことに一番必要なことは忍耐なのでは?と思う瞬間がありました。
いい表現を思いついても、書いているうちにこの話には合わないかもとか、キャラクターの発言が全員同じになってきたりとか、ずっと一緒のこと言ってない?とか。
本当に悩みながら、やっと完成させました。それでも納得がいかないのだから、お金を稼げる小説家さんたちはすごいのだと思い知らされました。
せっかくなのでここで反省させてください。
[反省]
・まだまだ表現、発想が乏しい。ストレートに書きすぎ
・書いているうちに雑になる。
・キャラクターの設定が甘い。物語に使わない設定もいる。
etc…
それでも自分のしたいことと、したい話にはできたので初作品ということもあり、80点くらいにさせてください。
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今回ぼくがやりたかったことは、キラキラした青春ではなく、苦労する青春。また、名前を呼ぶことに価値を持たせるということです。
いろんな話を見てきて、そんなキラキラした青春なんか経験したことないよと思うことがたくさんありました。なんなら、一人の夜、泣いてしまうようなことの方が多かったのではないか。青春という言葉を覆してやりたかったのです。
青春=苦労に変えてやりたかったのです。
あと、「名前を呼ぶ」系の歌詞がものすごく好きなんです。例に挙げるなら米津玄師さんの「アイネクライネ」がわかりやすいのではないでしょうか。
昔から「名前を呼ぶ」ことに美しさを感じてきました。だから今回主要人物である伊澄と和希の名前は最後の最後まで「僕」と「あたし」で書いていきました。あと、中性的な名前にすること。沢村伊澄が「僕」で、七瀬和希が「あたし」です。
そのほかの登場人物はカタカナにしたり、名前を出さなかったりして、名前には注意をはらって書いていきました。
最近、大切な人の名前を呼んだのはいつですか?
案外相手の名前って呼んでないものですよ。
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と、まぁ作る経緯や作ったもののことをつらつらと語らせていただきました。
「スキ」をくれた皆様本当にありがとうございます。
一つ完成させれば、次はもっといいものをと思ってしまうのが人間で、また新しいものを書けたらなと思っています。
最後に、手直しするので本当に読んでください。
P.S
あとがきに強烈な憧れがあったのですが、案外普通のことを書いてしまいした。
すみません。おわり。