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都合のいい嘘、居心地の悪い真実

こんにちは!ビケウォジャックです。

最近、橘玲さんの「言ってはいけない」という本を読みました。

この本は

社会的にタブーとされている、「遺伝」と「容姿・収入・犯罪などと言ったデリケートな話題」との関わりに関する不都合だが認めざるをえないような統計的事実を解説していく本です。

とは言ってもざっくり全体をぱらぱらみた感じ、私にとっては以前読んだ「利己的な遺伝子」で学んだ内容とほぼ共通していたので、細部まで読み込んではいません。

それよりも、飛ばし飛ばし全体を読みながら、つくづく「人間って自分にとって居心地の良い話題を飲み込もうとするよな〜」と思いました。

今日はそんな話題です。

我々は自分にとって都合のいいものばかり見る

都合がいい情報を正しいと思い込もうとする

我々は、どうしても自分の都合のいいものを信じようとしてしまいます。

こうして想像している時は「しっかり見分けられる」と思っていても、その境界が曖昧な時、私たちは無意識に都合が良く見えるようにバイアスをかけてしまうでしょう。

我々は、偏見というメガネをかけていますから。


そもそも、”都合のいい嘘”にしか出会えない

マサチューセッツ工科大学の研究によると、「嘘の拡散速度は真実の拡散速度より圧倒的にはやく、20倍の速さで拡散する」という結果が出たそうです。

この調査はツイッターを対象に行われていますが、現実世界の口伝いの噂や情報などもおそらく同じ傾向を示すのではないかと思います。

この事実をふまえると、我々が目にした情報が”嘘の情報”だけだったら比較対象もなく、判断の余地を与えられぬままそれを信じ込んでしまう恐れがあります。

目を向けなければならない、目を向けるには

全てを一度疑ってみること

やはりまずは全てを疑ってかかる姿勢を身につけることが大切だと思います。何も信じるなということではありません。人間は無意識にバイアスをかけてしまう者ですから、情報が入ってきた時に「疑い」というフィルターをかけてあげる。

そういう意識を持つだけでも違ってくるのではないでしょうか。

勇気をもつこと

ややふんわりしてしまいますが、都合の悪い真実と向き合う勇気ってすごく大事だと思います。

解決しなければならないこと、改善しなければならないことは都合の悪い真実の中にあることが多く、逆にそれを解消すれば事態が大きく好転することもしばしばです。

そして一度向き合う”勇気”を持てれば、次々と問題を解決していけます。

数字を頼りにすること

勇気をもつよりも少しばかり現実的なのは「数字に頼ること」です。
数字は、”正しく扱えば”嘘をつきません。
(統計ではその扱い方が肝心だと思いますが…。)

つまり、数字は否応なく真実を突きつけてきます。
これは我々が信じるか信じないかの話ではないので、向き合わずにはいられなくなるはずです。

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