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喫煙者コミュニティはどうなったのだろう?

自分は喫煙経験がないので分かりませんが、同僚の喫煙者たちが喫煙室で業務に関することも関係ないこともいろいろ話してて、非喫煙者の知らない情報をいち早く掴んでいる、なんてことはよくありました。
今、どうなっているのでしょう??

若手は在宅勤務をやりたいが、オフィスにも行きたい?

そんなことを思ったのは、以下の記事を見かけたからです。

冒頭からこんな言葉で始まります。

若いホワイトカラーの従業員らは板挟みになっている。昔ながらの定時勤務より生活の質が大切だと考えている一方、オフィスに戻らなければキャリアが頓挫するかもしれないと心配もする。多くの若手がオフィス復帰で一番乗りを果たしているのは、この不安があるためだ。

前職の会社はオフィスを縮小して個人席を廃してしまったので、オフィス復帰はありませんし、自分自身、リタイアしてしまったので当分オフィス復帰はありません。(2度とないかも)

なので事情が分からないのでこれが一般的な話なのか分かりません。が、ベテランは社内、社外の人脈を構築しているのでリモートになってもよりどころがあるが、まだそういう立場が確立していない若手はそういう機会が減ってしまうことに焦りを感じている、ということと理解しました。

そうは言いつつも、以下のように、完全オフィス業務にも戻りたくないとの調査結果もあります。

その一方で若手従業員は、(中略)前の状況に完全に戻ることにも懐疑的だ。オフィスでの活動に価値と目的を見いだしながら、リモート勤務をする権利も保持したいと考えている。
実際、成人してからの期間を全てテクノロジー中心の環境で過ごした18-40歳の従業員では、60%以上がハイブリッドな働き方を求めていることが、ソフトウエアメーカーの米シトリックスが2000人を対象にまとめた調査で分かった。

ただ、シトリックスはシンクラを売っている側なので、この調査結果をそのまま受け止めて良いのかは微妙なところもあります。

テレワークは一長一短

当たり前ですが、テレワークには良い面も悪い面もあります。よく、テレワークで生産性が上がったみたいな話があります。個人作業をする時に、電話とか上司や同僚の世間話といった余計な話で邪魔されないというところは効率が良くなる部分かと思います。いや、チャットで来るのは知りませんけど。
ですので、基本的に与えられた仕事をこなせば良い立場の人は生産性が上がったと感じますし、そうでない立場の人はかえって状況が掴みにくい=生産性が悪くなった、と感じるかもしれません。

一方、他人が何をやっているか分かりにくいというのはあります。こまめに報告を上げてくれるような気の利いた同僚なら良いのですが、作業した記録も翌日回し、スケジュールについて訊かれれば根拠なく今日中、今週中、今月中ですから。

管理する側から見通しが悪いというのもありますが、逆の立場から見ても同僚の動向がわからないとかいうのはあるかもしれません。まあ、そのためにチャットを活用したり、こまめな短時間ミーティング(実際のオフィスでならばスタンドアップミーティング)みたいなのをやれば良いのかもしれません。

機会損失は大きい?でも職場の風土次第かも

実際に前職の同僚は日中ぼーっとしてたり、あろうことか船を漕いでいることもままありました。オフィスにいる時であれば、あれはやったのか、これはどうなったと、声かけして現実世界に引き戻すことが可能でした。が、リモートではこれもなかなか難しいです。
まあ、前職の会社はMicrosoft Officeを利用しており、SkypeやTeamsを導入していたため、5分だかPCを操作していなければプレゼンス表示が緑から黄色になって、ああ、なんかサボってそうだなというのは分かりました。もっとも、業務上の考え事をしているとか、PCを使わない作業をしている可能性もあるので、決めつけるわけにはいきません。
とは言え、報告も何もない時には、チャットとかSkypeやTeamsの通話で呼び出すのですが、出ないこともあるのですよね。

そういう論外のケースは置いておくとして、若手が何かの行き詰まりを感じていても、先輩にちょっと聞くということもやりづらいというのはあるかもしれません。実際、同僚や仕事先から「今電話しても良いですか?」というチャットが飛んできて承諾すると電話がかかってくる、なんて変な文化もありました。
客先や離れたところにいる同僚はともかく、机を並べている同僚であれば、オフィスにいれば先輩が今話しかけても良さそうな状況下というのはわかると思いますが、テレワークではなかなかそれも難しいですから。

気の利いた人はSkypeやTeamsのプレゼンスを「取り込み中」とかにしておくのですが、そうしない人もいますから。
WWDC2021で発表されていたiOS/iPadOS/MacOSのFocusという機能では、集中モードにしておくとどこかにその旨表示されて相手にも伝わるみたいですね。

そういう意味では、マネジメント側が気にしないといけないのでしょうね。とは言え、マネジメント側もそんなに余裕はないので、自分からアプローチをしてきてくれないと困るというのが実情です。

ものを言うのはコミュニケーション力

そんなわけで、喫煙室で情報をやり取りしていた人たちは今どうしてるのかな?なんてところが頭をよぎりました。

側から見てて喫煙者って仲良さそうですし、非喫煙者はそういう仕事とは別のコミュニティって少ないですから。

もちろん、在宅以前に建物内にあった喫煙室が廃止され、喫煙したければ外に吸いに行かないといけない、なんて状況でしたので、そもそも喫煙コミュニティ自体が縮小していたとは思います。
後は呑ミュ二ティというのもありそうですが、前職の会社は部門によってまちまちで、自分のいた部署はあまりそういうのなかったので。

そういう場を失った人が真っ先にオフィスに行くのか、チャットなりなんなりを活用するのかはその人次第です。しかし、自分から動けないとダメということにはなるのかな、と。

拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。