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置きベンの作り方

対話之町京都ヲ目指ス上京の取り組みです。

座板(天板)になる板を用意します。

板を用意します。大きい物が無い場合は何枚か合わせて天板にすることもあります。

脚になるビールまたは一升瓶のケースを準備します。

地域の酒屋さんに協力して調達してもらっています。業界的にはお金と交換に借りる制度のようです。基本的には借り物になりますので、ケース自体への加工はしていません。実質返却を求められることはない様子ですが。

構造材を準備します。

板だけだと、座ったときに板が体重でしなりますので、構造材を仕込みます。木工ボンドでしっかり圧着すると「座り心地」が凄くよくなります。足腰の具合の悪い方でも、安心して体重を預けることができます。

接着するまえに構造材にボルトを仕込みます
脚の「ビールケース」をボルトとナットで固定します。

ボルトを構造材に仕込んで、ボルトの頭が座板(天板)に出ないようにします。ボルトの頭が出ていると、スカートやズボンが引っかかったり、座ったときにお尻に違和感があるので、ボルトが露出しないようにします。

構造材に大小のドリルで穴を開けます。
ケース一個を4カ所で固定します。
こんな感じになります。この面を天板の裏と接着します。
この上に天板が乗る感じです。ボルトは隠れます。
天地が逆さの状態です。
こんな感じで、ビールケース2個がこの上にのります。
ただボンドで貼るだけでは、しなりやすく外れやすいので圧着が必要です。
クランプで挟み圧着します。
木を組み合わせて圧着をしていきます。
クランプを思いっきり絞り上げ圧着します。
天板側。座る方は当て木をしておかないと表面に傷がついたり凹んでしまいます。
締め上げて2〜3時間たてばガッチリくっつきます。
ビールケース側で止める部材を準備します。
しっかりくっついたら、クランプを外します。
こんな感じで、構造材から生えたボルトにビールケースをはめます。
こんな便利な工具があるので、一つあると取り付け作業は楽になります。
ナットを締め上げてビールケースを構造材にしっかり固定します。
狭いのでこの工具は助かります。
ひっくり返せば「置きベン」の完成です。

あとは座ったときの引っかかりがないように天板を「磨き」ます。

天板磨きは心磨き

雨ざらしになる場合は、塗料を塗らないと木が直ぐに痛んでしまいます。日頃手入れができるなら透明のラッカーでも大丈夫だと思われます。

置きベンは「住み開き」の装置の一つ

歩道や公園などの設置はしません。
あくまでも置きたい人の「敷地内」に置くのが「置きベン」です。

対話之場づくり

井戸端会議の井戸づくり

ベンチ置くだけプロジェクト

皆さんの地域でも取り組んでみては如何でしょうか。

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