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北海道民が東京の雪を見て思うこと

東京も、雪スゴいですね。
滑ったり転んだり、人も車も大変です。

ワイドショーを見ていると、司会のかたが「雪国のかたなら慣れているから大丈夫なんでしょうけど」と何度も言っていました。そうですよね。


それでは、わたしたち北海道民がニュースやワイドショーの東京の凍結路面の映像を見て、なんて言っているか教えてあげましょうか?いきますよ。


「ぎゃーっ、怖い!怖い!怖い!」

「わーっ、滑る!滑る!滑る!」

「ひーっ、やめて!やめて!やめて!」


なぜ3回ずつなのかわからないけど、わたしも娘も、言うというより叫ぶ、叫ぶ。


そう、わたしたち雪国生まれの者たちは、小さいときから何度も転んで雪道の歩き方を身につけています。確かに慣れているから大丈夫です。でも、慣れているから大丈夫、だけじゃないんです。

ここから先は、おもいっきり上から目線で言わせてもらいますよ。


まず、徒歩のかた。
雪道用の靴じゃないのは、わかります。仕方ないですよね。でもヒールの高いのはやめて!スニーカーで走らないで!ひーっ。

次に、自転車のかた。
凍結路面で自転車!大丈夫ですか?わーっ。

そして、車のかた。
そのタイヤ、ノーマルですよね!それで走れると思ったんですか?あー、そんなにアクセル踏んだらチャーッてタイヤ滑って、氷、磨いたみたいになっちゃって、次に通る車はもっと滑っ…………もうやめときますね。


存じ上げております。たまにしか降らない雪に準備が間に合わないことは。ただ、ひとつだけ言わせてください。


雪をなめないで


わたしたちの住む北海道では、4か月間は雪の上の生活です。着るものから靴まで冬物に取り換え、家も車もしっかり準備をし、覚悟をもって雪に臨みます。生死にかかわるからです。


あきらめも必要です。自転車やバイクはムリでしょう。たまには見かけますが、自転車は冬用のタイヤに換えたり、郵便配達のバイクはチェーンを巻いたりしています。

そして、車。季節になると天気予報とにらめっこしながら、雪が降る何日も前からスタッドレスに交換します。「そりゃ、ずっと降るんだから当たり前だろ」ですって?そうですよね。じゃあ、雪が降った時ノーマルタイヤだったら、せめて融けるまでは運転するのを諦めていただけませんか?


「北海道の人は、東京の雪で転んでいる人や滑っている車を見て笑っている」と思っていませんでしたか?

わたしは、心臓の辺りがキュッとします。転んだときの痛さを思い出すからです。肩に力が入ります。ブレーキを踏んでも止まらない恐怖を体験しているからです。


今朝も寒いみたいですね。

東京に限らず、凍結した路面を歩いて通勤されるかた、車やバイクの運転をされるかた、お疲れさまです。

本当にどうかどうかお気をつけて。



追記

この文章を書いてから「北国マウント」という言葉があることを知りました。わたしの文章も、おもいっきり北から目線でした。ごめんなさい。


更に追記

コメント欄に、みなさんが補足・対策を書いてくださいました。そちらの方が充実しています。ぜひコメント欄まで読んでいただきたいと思います。コメントをくださったみなさん、ありがとうございました。






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