武器兵器調達課#47: 「DF-41」 <ー 基本、中国の対アメリカ用ミサイル アメリカ人も驚く性能

今回は「DF-41」について見て行きましょう。

これまた、こまった中国の超音速ミサイル。

凄いのは、2021年7月の試験でなんと地球を一周して帰ってきたとか、米軍談。

「DF-41」: 固体燃料式大陸間弾道ミサイル(ICBM)です。2019年10月の建国70周年記念軍事パレードで初公開され、世界最長射程の大陸間弾道ミサイルであるとされています。

仕様

  • 全長:約22m

  • 直径:約2.3m

  • 重量:約50t

  • 射程:12,000~15,000km

  • 速度:マッハ25

  • 弾頭:核弾頭(非核弾頭も可能)

特徴

DF-41は、3段式の固体燃料ミサイルであり、マッハ25の最高速度を誇ります。このため、従来の弾道ミサイルや迎撃ミサイルでは迎撃が困難であるとされています。

また、DF-41は、複数の弾頭を搭載することが可能であるとされており、単一のミサイルで複数の目標を攻撃することができます。

配備状況

DF-41は、中国人民解放軍のロケット軍で配備されています。中国北部の内モンゴル自治区や東北部に配備されているとされており、日本や米国本土を射程に収めています。

影響

DF-41の配備は、世界の安全保障環境に大きな影響を与えています。従来の弾道ミサイルや迎撃ミサイルでは迎撃が困難なため、核戦争の抑止力に影響を与える可能性があると考えられています。また、DF-41は、空母打撃群などの移動目標にも攻撃することが可能であるとされており、その脅威はますます高まっています。

DF-41の開発背景

DF-41は、中国の核戦力のさらなる強化を目的として開発されたミサイルです。中国は、米国の核戦力に匹敵する核戦力を保有することを目標としており、DF-41は、その目標を達成するための重要な要素となっています。

また、DF-41の開発は、中国が米国に対抗する軍事力を増強していることを示すものとも捉えられています。中国は、米国との軍事力格差を縮めるため、近年、軍事力増強を進めており、DF-41の開発はその一環であるとされています。

中国のスタンスとしては、戦争時に台湾に関与したらサンフランシスコとニューヨークにとんでくかもね?

と脅されたら、台湾や日本を助けるためにそんなリスクは犯さないと思われ、有事の際に実はあまり当てにできないのが米国。

そもそも、フィリピンとは軍事同盟を結んでいるのに、フィリピンが最近あんなに中国にいじめられているのにコメントすら出していません。

現実は、こんなものです。

今回のフィリピンのケースはかなり参考になるとおもいますよ。 なんですか米国のこの対応は?

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