千歳百名

シニアライフを楽しむ一環として始めました。投稿ペースはいたってスローですが時々覗いてい…

千歳百名

シニアライフを楽しむ一環として始めました。投稿ペースはいたってスローですが時々覗いていただけると嬉しいです。

最近の記事

つれづれスケッチ: 春のさんぽ

家の近くに小川が流れていて、川沿いには緑道が整備されている。ベンチが所々にあり、水辺に降りるための階段も数か所ある。 先日その緑道を散歩したら、菜の花がたくさん咲いていた。 菜の花の上をモンシロチョウやアカタテハが飛んでいた。ひらひらと飛ぶモンシロチョウと、グライダーのようにすーっと飛ぶアカタテハのモーションが対照的で、蝶といえども色々あるんだなあって改めて感心した。 高い壁が続く区間では、壁にへばりつくようにヤマブキやハナズオウなどが花を咲かせていた。よく見ると、奥

    • 街歩きスケッチ:浦賀の叶神社

      ペリー来航で知られる浦賀湾は幅が300mに満たない細長い湾だ。その東西の湾岸に西叶神社と東叶神社があり、渡船で行き来ができる。2020年の晩冬、この2つの神社に興味を持ち浦賀を訪れた。 浦賀駅から湾に向かって大通りを行くと、旧浦賀ドックの巨大な建物やコンクリート塀がしばらく続く。昔どこかでもらってきた観光案内のパンフレットによると、浦賀ドックは平成15年に閉鎖されるまで100年以上にわたって艦船をつくり続けてきたようだ。 ドックエリアを過ぎるとしばらくして湾が見えてきた

      • 母のミシン小物入れ

        作家になることを夢見る文学少女だった母は、女学生のころは家庭科が大の苦手だったと云う。レース編みの課題が出たときなどは、母の友達が提出して戻ってきたものをあたかも自分で制作したかのように提出した、という話を聞いたことがある。 そんな母が、2人の娘を持ってからは子供服づくりに励むようになっていた。 最初のころは仕上がりがヒドイものだったらしいが、やがて洋裁学校に通うようになり、多少はまともなものが出来上がるようになった。 そんなわけで私と妹は、小学3~4年生頃まではいつも母親

        • 街歩きスケッチ: 大船の「観音食堂」

          明治時代から続くという「大船仲通商店街」は活気があって楽しい。 初めてそこを歩いたとき、鮮魚店と併設された昭和レトロな食堂が目に留まった。「かんのん」と書かれた年季を感じさせる看板と、紫色の暖簾が特に印象的。その店の佇まいに惹かれてスケッチさせてもらった。 食事するには時間が中途半端だったので中には入らなかった。また大船に来たときには必ず寄ることにしようと密かに誓いながら、先を急いだ。 その2年後、用事があって大船に行った時に、スケッチした食堂での昼食を楽しみに「仲通り

        つれづれスケッチ: 春のさんぽ

          街歩きスケッチ:花のある風景#2

          亀戸天神社 (東京都江東区・2014年3月) 亀戸天神社には300本以上の梅が植えられているそうだが、本殿の階段左右にも2本の梅の木が立っている。満開時には紅梅と白梅の豪華な姿を楽しむことができる。 初春の昼下がり、散歩のついでに亀戸天神に立ち寄ったら紅梅と白梅がきれいに花開いていた。 本殿前の広場にちょうどベンチがあったので、そこに座ってゆっくりスケッチ。日が暮れて風が冷たくなってきたころ、ペン画だけなんとか完成することができた。 その翌年もまた、初春に亀戸天神を訪れ

          街歩きスケッチ:花のある風景#2

          街歩きスケッチ:花のある風景

          阿佐ヶ谷住宅 (東京都杉並区・2011年7月) 阿佐ヶ谷住宅は1958年に日本住宅公団が整備した分譲住宅群で、2013年に建て替えのために解体された。解体に向け住民の退去が完了する前に、貴重な姿を見ておこうと訪れた。 阿佐ヶ谷の駅から中杉通りを通って、杉並税務署の方面に進むと「阿佐ヶ谷住宅」があった。 中層棟とテラスハウスが混在する敷地内は緑豊かで、小さな小道が住宅の間を縫うようにして通っていた。 所々に解体・建替えを告知する看板が立てられていて、殆どの住居が無人にな

          街歩きスケッチ:花のある風景

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#4

          勝島運河 (2012年8月・品川区) 猛暑日なので4時ごろからウォーキングを始め、日が暮れてきたころには、立会川駅付近の泪橋の前に立っていた。 まだ歩きたいがどうしようかとウロウロしていたら、浴衣姿の若い女性が5~6人、横道に入って行くのが見えた。 なんとなく引きずられるように後を着いて行ったら、運河らしき水辺に出た。 そこには釣り船や屋形船などが係留されていた。 運河の向こう側には高速道路が走っていて、夕闇の中、ビルの大きなネオンサインがひと際目立っている。 浴

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#4

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#3

          金町浄水場の第3取水塔 (2011年6月・葛飾区) 柴又公園のゆるやかな丘を登りきると、視界いっぱいに江戸川の河川敷が現れ、おもわず「わあ」と声を上げそうになった。 目の前に鮮やかな緑の芝生が広がり、その先に江戸川が流れている。 コンクリートの堤防など人工的な構造物が殆どなく、水際の低木や柳が川面に映し出されている。 なんと魅力的な風景だろう。 川沿いには歩道がなく、草の間に見える微かな踏みあとを辿って歩いた。 所々にムラサキカタバミが咲いていて、モンシロチョウがひらひ

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#3

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#2

          青砥橋から (2012年4月・葛飾区) 京成立石駅のレトロ商店街と裏路地をくまなく探索した後、中川と新中川の川沿いを経て青砥橋に出た。 歩行者用の階段を上って橋の上に出ると、遠くにスカイツリーが見えた。 人通りが少ないので、そのまま立ち止まってスケッチ。あまりゆったりと描いているわけにもいかず、ラフな絵になってしまったが、ま、いいか。 反対側の欄干からは中川と新中川の分岐点が臨めた。東京建設局のサイトによると、新中川はもともと「中川の水を旧江戸川に流すために開削された放

          街歩きスケッチ: 水のある風景@東京#2

          街歩きスケッチ:水のある風景@東京

          亀戸中央公園とふれあい橋(2015年3月・江東区) 3月半ばの亀戸中央公園は、背の低いサトザクラがちらほらと花開きはじめ、ソメイヨシノが蕾を見せていた。 公園の北側にある旧中川沿いのエリアに出ると、気持の良い水辺の景色が待っていた。川岸のベンチに座り、途中で買った稲荷ずしをほおばりながらゆったりとした時間を過ごす。 カモメが時おり水際の木の杭の上にチョコンと止まっては飛んでいった。公園と水の境がこの低い木の杭だけなので、川がとても身近に感じられて気持ちがいい。鏡のような

          街歩きスケッチ:水のある風景@東京

          <スケッチ> ウォーキング中に見かけた食事処・飲み処@Yokohama

          ~道端に立ち止まり、B6スケッチブックに描いた街の風景など~ 米軍港湾施設「ノースドック」の近くにあるレトロアメリカンなバー。倉庫や工場ばかりの殺風景なエリアにポツンと2軒たっている。 1950年代にオープンしたらしいが、当時の雰囲気をそのまま大切にしてきた感じがしてうれしい。 (2012年7月) 横浜港の大桟橋付近にあったカフェ。巨大なビール瓶がとにかく目を引いた。幅の広い街路と潮風の気配。心地よいランチができそうな憧れのカフェだった。 (2016年5月・旧店舗)

          <スケッチ> ウォーキング中に見かけた食事処・飲み処@Yokohama

          <スケッチ> ウォーキング中に見かけた食事処・飲み処 @Tokyo

          ~道端に立ち止まり、B6スケッチブックに描いた街の風景など ~ 東武勢崎線「東向島」駅付近の線路沿いにある居酒屋。手書き風の看板がなんとも楽しげで、夕方だったら入ってみたかもしれない。 (2018年5月) 新橋の烏森神社の参道沿いに多くの小料理店や居酒屋が立ち並んでいた。 (2017年5月))

          <スケッチ> ウォーキング中に見かけた食事処・飲み処 @Tokyo

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Kanagawa

          ~ 食事が運ばれてくるまでの間、ミニノートに描いた店内の様子など ~ 鎌倉駅西側の「御成通り商店街」にあるスペイン料理のカフェバル。 シャビ―レトロっぽい感じが良くて入ってみた。 8種類のおかずから2品選べるランチプレート850円を注文。タコと野菜のマリネが特においしかった。 カウンターにハモンセラーノのブロックが置いてあって、赤い壁とあいまって絵になっていたのでスケッチした。 (2015年2月訪問) 京浜急行線「金沢文庫駅」の古い商店街を抜けたところにあるカフェ。 ア

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Kanagawa

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Tokyo

          ~ 食事が運ばれてくるまでの間、ミニノートに描いた店内の様子など ~ 東急池上線「旗の台駅」付近の手打ち蕎麦店。 古木の梁、縄イス、木の窓枠とすだれ、土間風の床など、田舎家のような造りで落ち着ける。注文した「田舎そば」は手彫りのお盆にのせてあり、蕎麦器までも古木を使っていた。 (2012年5月訪問) 銀座の裏通りにある喫茶店。 何の変哲もない外観で、普通だったら通り過ぎるようなところだが、銀座・築地・月島と歩き回って疲れていたので飛び込んだ。 店内は昭和っぽい趣だがこれ

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Tokyo

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Tokyo

          ~ 食事が運ばれてくるまでの間、ミニノートに描いた店内の様子など ~ 東急田園都市線「池尻大橋駅」の近くにある「カフェ・ブラン・エ・ノワール」。 レトロなインテリア、特にデザインが一つ一つ違ったビンテージテーブルがいい感じ。 注文したラザニアのランチセットには、カナッペ付きサラダとデリ3点盛り合わせが含まれていてボリューム感あり。ラザニアは小ぶりだがチョー美味しかった。 (2014年5月30日訪問) 浅草の雷門から少し行ったところにあったレストラン「アリゾナキッチン」。外

          <即席スケッチ> ウォーキング中に訪れたカフェ・レストラン@Tokyo

          <即席スケッチ>ウォーキング中に訪れたカフェ@Tokyo

          ~ 食事が運ばれてくるまでの間、ミニノートに描いた店内の様子など ~ JR山手線の高田馬場駅から早稲田方面にちょっと歩くとある「フレッシュネスバーガー」。 ちょうどハロウィーンの時期で、カボチャやコウモリの飾りつけがしてあって面白かった。(2010年10月訪問) 北区西ヶ原の住宅街にあったカフェ。 いきなり和モダンな黒塗りの板壁が現れ、玄関に貼られた「白玉」という文字に釣られて中に入った。白玉あんみつを注文し、ちょっと奇抜なインテリアをスケッチ。あんみつが運ばれてくるまで

          <即席スケッチ>ウォーキング中に訪れたカフェ@Tokyo