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街歩きスケッチ:浦賀の叶神社
ペリー来航で知られる浦賀湾は幅が300mに満たない細長い湾だ。その東西の湾岸に西叶神社と東叶神社があり、渡船で行き来ができる。2020年の晩冬、この2つの神社に興味を持ち浦賀を訪れた。
浦賀駅から湾に向かって大通りを行くと、旧浦賀ドックの巨大な建物やコンクリート塀がしばらく続く。昔どこかでもらってきた観光案内のパンフレットによると、浦賀ドックは平成15年に閉鎖されるまで100年以上にわたって艦船をつくり続けてきたようだ。
ドックエリアを過ぎるとしばらくして湾が見えてきた。曇り空の為か今日の湾はさみし気なブルーグレーをしている。
歩を進めて行くと西叶神社の鳥居が現れた。住宅に囲まれた短い参道を過ぎると、境内はあいにく工事中で、社殿は改修中であった。残念!仮設の祭壇が設けられていたので、そこでお参りをした。
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西叶神社から少し歩くと「浦賀の渡し」があり、その少し先に「陸軍桟橋」と呼ばれるL字型の桟橋があった。
「陸軍桟橋」から湾の向こう側を見ると東叶神社がよく見えた。ベンチに座り、スケッチをする。湾越しに見る神社も中々捨てたものではない。
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「浦賀の渡し」に戻り、渡船に乗って東側に渡った。「ぽんぽん船」として親しまれている赤い屋根の船は料金200円。約3分の短い旅だったが普段味わえない趣があった。
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船着き場を降り裏の小道を歩く。道は途中から水際を通るが、ちょうどそこを歩いているときに太陽が雲の合間から顔を出し、海面をきらきらと光らせた。わあ、きれい。道端に腰かけ、しばらくその景色を堪能した。
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小道は東叶神社へと続いていた。先ほど対岸からスケッチした長い階段をのぼり、参拝した。そして浦賀湾の左岸の道を辿って駅に戻った。
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