見出し画像

つれづれスケッチ:由比ガ浜を歩いていたら

ある晴れた日、由比ガ浜の国道沿いを歩いていると、興味をそそられる風景が目に入った。
大きな鳥かごのようなものが吊るしてあり、その傍に、よく見るとコミカルな形をした球体がぶら下がっている。漁に使う浮きだろうか?そのカゴは干物をつくるためのものだろうか?カゴの後ろには錆びた箱状の物体があり、これも何のために使うのか良く分からない。その物体から長いポールが上方に伸びていて、ポールの先端に白いペナントが風に揺れていた。

何だか分からないが不思議な雰囲気があって、スケッチしてみたくなった。

国道134号沿い、由比ガ浜辺り
(後日着色)

道端でスケッチしていたらカメラを持ったオジサンが近寄ってきて、同じカゴの写真を撮り始めた。
帰り際にオジサンが写真を見せてくれた。カゴの場所より海側に一段下がったところに浜辺があり、そこを歩いている人がちょうどカゴの後ろを通ったときに捉えたショットがあった。まるでその通行人がカゴの中にいるように見えて面白かった。狙い通りらしい。いい写真が撮れたと喜んでいた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?