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理系女子学生による進路相談♪ ~Q&Aコーナー~

オープンキャンパスのイベント「理系女子学生による進路相談会」にて、中高生から特に多かった質問に理系女子学生がお答えします♪

1.どんな受験勉強をしましたか?

・高校2年生の11月から本格的に受験勉強を始めました。模試や過去問を早くから解いて実力を把握し、センター試験のみの国語と社会科目については夏のマーク模試までの完成を目標にしていました。夏休みとセンター前が一番勉強していて、1日12時間の勉強を意識していました。(工学部 化学バイオ工学科)

・夏休み前くらいからは、平均10時間くらいしていました。私は英語が特別苦手だったので、暇さえあれば単語のリスニングや長文シャドーイングをしてました。この二つは効果が大きかったと感じています。とは言っても、オフの日は思いっきり遊んでました。(工学部 電子・物理工学科)

・本格的に受験勉強を始めたのは夏休みからだと思います。まずは、学校の教科書や問題集に繰り返し取り組み、基礎を固めることから始めました。(工学部 都市学科)

・学校に行く前に1時間勉強するのが日課でした。塾に通っていなかったので、わからない問題は学校の先生に質問し、夏休の講習などには積極的に参加していました。おすすめの勉強法はラジオ英会話です。これのおかげで、楽しくリスニング力をつけられました。(生活科学部 食品栄養科学科)

・高校3年生の頃から復習に力を入れた勉強をしていました。具体的には学校で取り扱った問題や自分で解いた問題のやり直しを2、3周はしていました。時間は基本平日は4~5時間、休日は12時間以上はしていました。朝5時ぐらいに起きて勉強するのが良かったです。(理学部 数学科)

・学習塾には通っていなかったので、学校配布の問題集や市販のテキストを使っていました。本格的に始めたのは高校3年生の夏頃で、学習時間は1日平均6時間程度でした。(理学部 数学科)

・塾に一切行かずに毎日学校で約12時間勉強しました。学校から勧められた参考書をすべて完璧に解けるようになるまで何周も行いました。(理学部 化学科)

2.なぜこの学部、学科を選びましたか?

・高校では物理・化学選択でも、大学では生物の内容も学べるのが魅力的だと感じました。特に、1、2年生では化学もバイオも総合的に習って、3年生から専門を選べるので、進路に迷っていても考える時間があるのでお勧めです。(工学部 化学バイオ工学科)

・物理が一番好きだったからです。身の回りの電化製品やスマホの仕組みを分かりたいとも思っていました。さすがに仕組みは大学では習いませんでしたが、半導体や電子の世界についてをいろいろと学べたので、やはり面白かったです。(工学部 電子・物理工学科)

・昔からものづくりに携わりたいという思いがあり、その中でインテリアが好きだったので居住環境学科を選びました。入ってみると、建築だけでなく幅広い学問を学ぶことができ、視野が広がり良かったと思います。(生活科学部 居住環境学科)

・もともと数学に興味があり、将来教員を目指していたこともあって、専門的な知識を身に付けたいと思ったからです。(理学部 数学科)

・根っからの理系だったので、理学部か工学部かで悩んでいた時に、学校の先生から理学部を勧められたので、理学部を選びました。数学科を選んだのは、数学が一番得意だったからです。(理学部 数学科)

・高校生の時に菌に関わる研究がしたいと思ったのがきっかけです。生物学科に菌に関する研究室があると知り、この生物学科を選びました。今はその研究室で納豆の研究をしています。(理学部 生物学科)

 (1) 理学部と工学部の違いってなんですか?

理学部は ”数学、物理、化学、生物、地球科学” の5学科から構成され、
自然の中で見られる様々な出来事の原理や法則の解明を目的としています。
工学部は ”機械工、電子・物理工、電子・情報工、化学バイオ工、建築、都市”の6学科から構成され、実生活に役立つモノづくりを目的としています。

 (2) 理学部の化学科・生物学科と工学部の化学バイオ工学科の違いってなんですか?

理学部の化学科は無機・有機化学、生化学、分析化学、熱力学などを中心に、生物学科は動物・植物生態学、神経生物学、発生生物学を中心に学びます。
工学部の化学バイオ工学科は化学に加え、生命科学 (遺伝子工学、分子生物学、微生物学、細胞工学など) の両面から学びます。また、3年次からは化学、生命科学のいずれかを選択し、より専門性を高めます。

 (3) 生活科学部の居住環境学科と工学部の建築学科の違いってなんですか?

居住環境学科とは、生活者の視点から空間, 物, 人からなる居住環境における問題点の解決を目的としています。建築学科とは設計, 環境, 構造, 防災などの領域を通じて、生活空間を創造できるデザイナー・エンジニアの育成を目的としています。また、居住環境学科よりも設計や構造に関する科目が豊富です。

3.理系は女子が少ない印象がありますが、実際はどんな雰囲気ですか?

・少ないです。建築学科、化学バイオ工学科、都市学科は女子が全体の3割、電子・物理工学科、電気情報工学科、機械工学科は女子が全体の1割と言ったところでしょうか。ただ、どの学科もどの学年も男女の壁は感じません。サークルや部活動で他学部の女子と仲良くなれることもあり、窮屈な印象は全くないです。(工学部 電子物理工学科)

・生活科学部は他の理系学部とは違い、3学科とも女子が8割以上です。また1学科40人程度なので高校のクラスみたいなアットホームな雰囲気があり、楽しいです。(生活科学 居住環境学講座)

・数学科は私の学年で多い方で女性は5人います。実際同じ学年の人達と同じ授業を取ることが多くて、ほとんど1つのクラスのようになります。その中でも男女関係なくみんなで仲良く雰囲気はとても良いです。(理学部 数学科)

・生物学科は工学部と比べると女子の比率が高いです。男女合わせて40人程度で、男女比が2対1くらいなので、高校の1クラスのようなイメージです。みんな仲良くなれます。(理学部 生物学科)

・理学部は女子が少ない学部ですが、私は理系を学びたいという意欲に性別は関係ないと思います。(理学部 化学科)

4.授業ではどんなことをしますか?

・化学実験、生物学実験の両方があります。皆さんがイメージするような白衣を着た実験もあれば、実際に河川敷に行ったりして調査することもあります。(工学部 化学バイオ工学科)
・居住環境学科は建築系の授業が多いので、主に製図や模型作りを行います。常に課題がある状況で大変なことも多いですが、製図室で皆で作業するのが楽しく、仲も深まります。(生活科学部 居住環境学科)
・2回生の前期までは全学共通科目の授業が多いですが、それ以降は専門の授業をたくさん受けることができます。調理実習や化学実験、小学校での給食実習などがあり、管理栄養士に必要な知識をさまざまな分野から学ぶことができます。(生活科学部 食品栄養科学科)

・数学科は講義形式の授業がほとんどです。大きく分けて解析学、代数学、幾何学といった分野の数学を幅広く学びます。4年生になると専門分野を絞って卒業研究をします。他には全学共通科目と呼ばれる様々な分野の講義や外国語を学んできました。個人的には、フランス語の授業が今までにない経験だったので楽しかったです。(理学部 数学科)

・化学科の実験は1回生後期から始まります。3回生では化学科の授業がほとんどで、4回生では特別研究に取り組みます。私はとても楽しみにしています。(理学部 化学科)

・生物学科1、2回生の時に基礎的な実験、3回生で専門的な実験を行います。加えて一般教養科目や語学も履修しなければならないので、少しハードでした。(理学部 生物学科)

5.サークル、部活、バイトと授業は両立できますか?

・4年生や大学院に進学すると毎日研究室があるので忙しいですが、1~3年の間はサークルも部活もバイトもたくさんできます。私はサークルに2つ入っていて、バイトも常に2つは掛け持ちしていました!たくさんのコミュニティに所属した方が色々な友達が作れて楽しいです。(工学部 化学バイオ工学科)

・全然できます!ただ、理系は授業数が多いので活動時間は要チェックです。私自身は、運動系サークルと塾の講師、居酒屋バイトを掛け持ちしていました。忙しいですが、何事も目一杯取り組んでおりとても充実しています。自宅通学の人でも部活やバイトを掛け持ちしている人が多いです。(工学部 電子・物理工学科)

・学年が上がるにつれて忙しくなってきますが、両立はできると思います。私は週2、3回塾講師のアルバイトをしていて、サークルは手芸部で活動していました。 (工学部 都市学科)

・私は様々な種類のバイトを掛け持ちし、中学校でボランティアをしてきました。テスト前にはそれらのお休みを頂くことがありますが、基本は両立できました。(理学部 数学科)

・サークルや部活には入りませんでしたが、アルバイトは2つ掛け持っています。結構大変ですが、頑張ろうという気持ちさえあれば両立できます。(理学部 数学科)

・サークルや部活は、学部や学年を超えた知り合いができるので、所属したほうが楽しい経験ができると思います。授業との両立は大変かもしれませんが、テストや授業の情報なども周りから集めやすくなるのでよいです。(理学研究科)

6.どのような分野で就職を考えてますか?

・元々研究者になるつもりはなく営業系の文系職を考えていましたが、就活を進めていくと技術系の営業職など幅広い分野がありました。最終的にはインフラのSE職に決まりました。学部卒での理系就職は厳しいと思っていましたが、需要は高いようでした。(工学部 電子物理工学科)

・まちづくりや都市デザインに係わる仕事に就きたいと思っています。魅力的なまちを作ったり、地域の活性化をサポートするような仕事がしたいです。(工学部 都市学科)

・自動車メーカーへの就職を考えています。この学科で幅広いことを学んだおかげで建築という枠にとらわれず自身の視野を広げることができ、やりたいことを見つけることができました。(生活科学部 居住環境学科)

・数学の教員になる予定です。(理学部 数学科)

・食品メーカーに就職したいと思っています。中でも、今学んでいる菌の研究が役立つような、発酵食品などの開発に携われたらと考えています。(理学部 生物学科)

7.将来の夢を教えてください。

・私の将来の夢はモノづくりで、多くの人に喜んでもらえるような影響を与えられる人になる事です。目に見えるモノを作る事は自分自身のやりがいにも繋がると思います。(工学部 化学バイオ工学科)

・世の中が進歩する中で、その根幹に携わりたいと考えています。これから起こる様々な変化を最前線で見ていたいと思います。4年前は自分の将来がどうなるのか想像もつかなかったですが、大学生活の中で、色々なものに触れて、考えて、答えを見つけることができました。(工学部 電子・物理工学科)

・栄養についてたくさん学ぶことで、改めて食事の意味や大切さを知ることができました。私は、食事は生きるうえで欠かすことができず、幸せをくれるものだと思っているので、毎日の食事の大切さや楽しさを、多くの人に伝えられたらいいなと思っています。(生活科学部 食品栄養科学科)

・大学を入学する前から将来の夢は、中学校教員になることです。(理学部 数学科)

・将来の夢はまだはっきりとは決まっていませんが、何かすごい発見をしたいと思っています。社会に貢献できるような仕事に就きたいです。(理学部 化学科)

8.大学や学部の魅力を教えてください。

・大学の魅力は、学部学科の人数が少ないので教授や学生同士の距離が近い事だと思います。高校と違ってクラスがないので友達作りに不安を持つ方は多いと思いますが、どの学部もアットホームな雰囲気があるので安心してください。(工学部 化学バイオ工学科)

・全学共通の科目であったり、サークル、部活動は文理混合なので、色々な学部に知り合いができるのが大きな魅力だと思います。また私の学科は3人に1人チューターの先生もつくので、気軽に相談できる先生がいることも魅力的です。(工学部 電子・物理工学科)

・この学科はレポートや課題が毎週大量に出て、授業も多いので正直とても大変です。ですが、「都市」について様々なことを学ぶことができてとても楽しいですし、社会で活躍するための力をつけられる所だと思います。(工学部 都市学科)

・生活科学部のいいところは、生徒数が少ないので学生同士も仲良くなりやすく、先生との距離も近いところ、適度に忙しいところ、自分と同じ価値観や雰囲気をもった学生が多いところ、学科同士の交流も多いところです。(生活科学部 居住環境学科)

・食品栄養科学科は、全員で35人前後なのでみんなとても仲良くなれます。先生方との距離も近く、質問や相談がしやすいのも魅力です。忙しい時もありますが、調理実習など、ごはんをみんなで作って食べる授業もあり、毎日充実した時間を過ごすことができると思います。(生活科学部 食品栄養科学科)

・大阪市立大学は様々な学部の人達と授業で交流でき、その中でいろんな考え方に触れることができます。それに学術情報技術センターなど勉強するのに充実した場所がありますので、自分に合った場所や方法で学ぶこともできます。理学部については、先生方がとても優しくて手厚いフォローをしてくださります。そんな環境で専門的な数学を学んできたことで様々な力をつけることができました。数学についての知識もそうですが、数学を通して粘り強く取り組む力や諦めない力をつけることができました。(理学部 数学科)

・大阪市立大学は理系の研究に力を入れているので、数学の研究をしたい人にはぴったりだと思います。また、先生たちも数学が好きな方たちばかりで、授業も聞いていて楽しく、優しく教えてくれます。数学が好きな方はもっと数学が好きになると思います。(理学部 数学科)

・大学は勉強も部活も、時間の使い方は自分で決めなくてはなりません。しかしその分高校生までとは違った自由があります。大阪市立大学は自由な学生生活を送るのにぴったりな大学だと思います。(理学部 生物学科)

9.試験当日、緊張して試験に集中できないかも…

一度大学に下見に来ておくと、当日迷う不安を解消できるのでおすすめですよ!