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備忘録 2024/5/13-5/19

5/13
朝から雨。週明け×雨=保育園行きたくないでござるモードの甥っ子たちを、義妹ちゃんと協力してなだめすかしながら送迎ミッションをこなしたのち出勤。世のお母さまお父さま方はこれが日常なんだよな、と思うとつくづく頭が下がります……。
本日も粛々と働く。

今日のお弁当
ゆかりにぎり、きんぴらごぼう、漬物部隊

晩ごはんは、ほっけの開き、キャベツと新玉ねぎとあさりの蒸し煮、トマト納豆、枝豆めんつゆ漬け、小松菜とあぶらげの味噌汁、鶏の炊き込みごはん。

昨日の残りのサラダもしれっと並べる

初夏になり、ようやくトマトが庶民にも買えるお値段になってきた。トマト納豆はほとんど私しか食べないが、これから頻繁に食卓に乗ると思う。
入浴前にフィッボ40分、プランク体操3分。

入浴後のルーティン(肌のお手入れ、髪を乾かす、明日のお弁当用の米を研ぐ)を済ませたのちは居間でうだうだすることにしているのだが、最近夫が居間に腰を落ち着けると、必ず女帝がやって来るようになった。甘いもの(アイスとかおまんじゅうとか)を食べている夫の周りをぐるぐる巡りすりすりしながら「うにゃあ~ん」と私には絶対聞かせてくれない甘え声を出し、私には絶対向けてくれない潤んだ瞳でもふもふを強要する。最終的に夫が根負けして女帝をもふもふし始める。最近は換毛期に入ったのでブラッシングもしている。私にとって女帝のブラッシングはここ3年くらい困難の極みに位置しているが、夫にかかれば朝飯前だ。
そんな風にいちゃいちゃしている2人の姿を眺めつつ、私は寝酒を呑んでいる。平静を装っているが心の中は夫に対するしっと魂が巨大な火の玉となり世界を7日間焼き尽くす勢いで燃え盛っている。くやしくてたまらない。が、夫に甘える女帝が心の底からかわゆくてたまらない。写真を撮らずにはいられない。

マスター・ヨーダ化する女帝

長年寝食を共にしてきた私には常にアウトレイジ顔なのに、ほんの1年前に同居人となった男にここまで心を許している女帝。ほんの1年しか一緒に暮らしていないのにここまで女帝に心を開かせた夫。
そんな仲むつまじいふたりの姿は、しっとの業火で身を焼かれながらもご褒美以外の何物でもなく、就寝前に精神面が大混乱の極みである。ああもう、本当に本当にくやしくてたまらんのだがいいぞもっとやりやがれください!!!

5/14
義妹ちゃんの体調が今ひとつということで、本日も甥っ子たちを保育園に送ってから出勤。

今日のお弁当
ゆかりにぎり、鶏のからあげ、漬物部隊

今夜は夫が飲み会、息子殿がバイトで遅くなるので、晩ごはんの支度はのんびりできる。終業後にドラッグストアとスーパーに寄り、「肩こりから来る頭痛がしんどい」と嘆いていた義妹ちゃんにおすすめのつぼ膏や、義妹ちゃんの好きなシュークリームを買ってお届けした。
ついでに甥っ子たちに晩ごはんを食べさせるお手伝いをし、義妹ちゃんの愚痴を聞かせてもらい、残業から帰ってきた弟の顔を見てから帰宅。

帰りがけに、義妹ちゃんの表情が朝よりもいくらか明るくなっていたのでホッとする。
本当に些細なことしかできない頼りない義姉だが、それでも私がするささやかなことが、彼女にとってなにがしかの助けになると思うと本当にうれしい。これからもじゃんじゃん甘えてほしい……が、彼女の性格上べったりと寄りかかって甘えてくることは絶対ないので、勝手にじゃんじゃん甘やかそうと思う。

晩ごはんは、ぶりの昆布締め丼、あさりとわかめのおすまし、キャベツとツナのサラダ。

飲み会から帰宅した夫には、ぶりの昆布締めを使って出汁茶漬けを作った。

入浴前にプランク体操3分。

5/15
布団から盛大にはみ出した状態で起床。隣を見るとやはり夫が布団から盛大にはみ出している。いよいよ羽毛布団を片付けるタイミングがやってきたかもしれない。
出勤して本日も粛々と働く。我が部署は10人中8人が男性なのだが、その過半数が暑がり屋さんなので、日に日に半袖姿が増えている。まだ冷房が入らないことに皆さんプンスコしているが、さすがにまだ冷房は早すぎる気がする。今から文明の利器を頼ったりしたら、夏はこおりのよろいでも装備しないと耐えられなくなりそう。
あれ、こおりのよろいってドラクエにあったか?こおりのやいばだったか?

今日のお弁当
炊き込みごはんにぎり、こんにゃくとちくわの甘辛煮、漬物部隊

午後からは卓上扇風機を回しながら仕事をした。汗かき大魔人は時に、それが時期尚早であっても文明を頼らざるを得ない生き物なのである。


晩ごはんは、にら玉、もやしと新玉ねぎのサラダ、枝豆めんつゆ漬け、ワンタンスープ、鶏ももと紫蘇の混ぜごはん!

note界が誇る凄腕料理人・餃子さんから教わったメニューを久しぶりに作った。
鶏ももを小さめにカット(今回はおにぎり加工を考えてかなり細かくした)して胡麻油で炒め、塩と出汁の素で味つけしてから、細く切って水にさらしておいた紫蘇と共にごはんに混ぜてできあがり。こんなにシンプルな工程なのに驚くほどおいしい!炊き込みごはんよりはボリューミー、しかし炒飯よりはさっぱりという絶妙なバランス。今回は「いやこれ、多すぎじゃね?」ってくらい紫蘇をたくさん入れたのだが、大変さわやかな味わいになって大正解だった。
鶏ももをじゃこにしたり、梅干し叩いたの入れてもきっと合うな。

入浴前にフィッボ40分、プランク体操3分。


5/16
まだ夜明け前の暗い時間帯に、寝ている私の足元で年少組ねこ(おてんば姫・グラドルクイーン)がどたんこばたんこする音で目が覚める。時計を見たらまだ4時前。勘弁してくれよーと思いつつ起き上がって確認すると、2人して何やら布団に向かってシャドーボクシングのような動きをしている。よくよく見てみたら、なんと……ついさっきまで私の足が伸びていたすぐ横にムカデが居た。
我ながら寝起きとは思えない俊敏さで箒とちりとりを取りに行き、右ストレートや左フックを交互に繰り出している年少組を抑えつつ、可及的速やかにムカデ氏を回収して庭にリリースした。片田舎暮らしなので虫との遭遇はしょっちゅうだが、ああいう足の多い生命体となると背筋を走る悪寒もひとしおである。

私が多足生命体と物理的接触を果たす前に知らせてくれた2人を褒めちぎり感謝を述べつつ、ちゅーるを進呈する。

その後いつも通り朝のルーティンをこなして出勤。本日も粛々と働く。

今日のお弁当
鶏と紫蘇の混ぜごはんにぎり、にら玉、漬物部隊


晩ごはんはセルフ牛丼、レタスときゅうりのサラダ、トマトときゅうりとコーンのサラダ、えのきとあぶらげとにらの味噌汁。

家族3人それぞれジル加減の好みがあるので、牛丼や親子丼の時はこうやってフライパンどーん方式にしている。
牛丼の具用に新玉ねぎを刻んでいたら楽しくなってしまい、肉に対して明らかに過剰な量をぶちこんだため具が大量生産されてしまった。余ったら冷凍して来週のお弁当に回すつもりだったが、気づいたらフライパンの中がすっからかんになっていた。丼ものにすると夫も息子殿もよく食べてくれてうれしい。


5/17
夫の休暇に合わせて、先月の休日出勤分の代休をいただく。
お天気がいいのでどこか出かけようという話になり、山梨方面へドライブに行くことにした。

山梨、といえば!
夫にとっては信玄餅であり、私にとってはワインである。その両方がお手頃価格でゲットできる夢のやうなスポットといえば、こちらである。


ちょうどお昼ごろに到着したので、まずは敷地内にある『水琴茶堂』さんでお昼ごはん。私は天ざる蕎麦、夫はかきあげ蕎麦をいただいた。

喉が渇いたんでしっかり水分補給もする私

お腹まんぷくになったところで、お土産屋さんとアウトレットショップへ。私の目は既に、ここに来たら必ず買って帰る一升瓶ワインにロックオンしているが、狂った甘党である夫は売り場をぐるぐるぐるぐる巡りながら「どうしよう……どれも食べたすぎて決められねえ!なんでみんなこんな美味しそうなんだよ!」と身悶えしていた。
夫は普段物欲というものがほぼ無いような生活ぶりだが、甘いものを前にした時だけこんな状態になる。そのくせいざ買うとなると、「オッサンがこんなに甘いもの買ってたら笑われるんじゃないかな……」等ともぢもぢし始めるので、常に背後から「大丈夫大丈夫!これも行っとこうよ!」と励まし続け、夫が特にツボりそうな商品を買い物かごにぶちこんでゆくミッションが発生する。
結果として一升瓶2本とチーズ、大量の甘味を抱え、そろってホクホク顔で店を後にした。

その後、新緑がまばゆいスバルラインを走って富士山の五合目を目指す。


近いしデカい
水墨画のような下界
砂糖がけチョコケーキみたい(夫・談)

桔梗屋に居た時はうっすら汗ばむほどだったのに、五合目周辺は早春のような涼しさ。頂上はもっと冷えるんだろうな。
近くから見上げる富士山はド迫力だった。神的なナニカが間違いなくあの山にはいらっしゃると肌で感じる。


小一時間ほど富士山を拝んでから、再びスバルラインを走って下山。
最後に河口湖周辺をちょっと散歩する。

男前が過ぎる

わがまちからも富士山は見えるが、やはりお膝元から見上げると一段と神々しく、格好良く見える。

日暮れ前に帰路につく。昼ごはんの天ぷらがまだお腹に残っていたので、この日は晩ごはん抜きにした。
帰宅してから、2回目の月命日を迎えたきじ坊に献盃する。
もう2ヶ月経つということに全く実感がない。つい姿を探してしまい、ああもう居ないのかと我に返ったり、常につきまとう鈍痛がふとした瞬間激痛に変わってひどく落ち込んだりする。時間をかけてじっくりと向き合い消化してゆくしかないんだよな。


5/18
今日も朝から快晴。張りきって布団を干しシーツを洗濯し、食料品の買い出しに出かける。
……とここまでは週末ルーティンが順調だったが、午後に掃除機をかけている時に変な体勢を取ってしまい、腰に不穏な痛みが発生してしまう。
ま、まさか…………ぎっくり腰か?!

夕方にかけてどんどん痛みが増してきたので、夫と息子殿に晩ごはんはテイクアウトで済ませてもらうよう頼み、早めに入浴してロキソニンテープを貼って休むことにした。
このまま寝込む訳にはいかない。明日は数ヶ月前から楽しみにしていたイベントに出かける予定なのだ。


5/19
朝起きたら腰の状態はかなり落ち着いていた。
念のため今日もロキソニンテープを装備し、久しぶりに都内へと出かける。

noteで知った大好きなクリエイター・しりひとみさんSUISUIさんが一緒にブース出店なさる!ということで、お2人の本を購入するのをとても楽しみにしていた。
片田舎の我が家から会場までは2時間程度かかる上に、腰の違和感が気になってしゃなりしゃなりとしか歩けず、会場に到着したのは11時半くらい。

既に一般入場口には長蛇の列が出来ていたので、すぐに列に並ぶ。待っている間もどんどん列が伸びてゆき、すごい人だなー、どでかいイベントなんだなー、と田舎者らしくきょろきょろしてしまう。デザインフェスタの文筆部門て感じだ。

並んでから45分くらいで入場。さっそくお目当てのブースに向かうものの、持ち前のコミュ障ぶりが発動してしまってなかなかブースに近寄れない。お2人がいらっしゃるブースの隣の隣の列を何往復かしながら遠目にお2人をチラチラ見る、という世にも怪しいモーションを15分くらい続ける。

お2人とも、えらい美人さんである。そこだけ発光しているかのように笑顔が眩しい。
遠目に眺めながら心拍数がどんどん荒ぶってくる。

そうこうしている内に、会場の熱気、憧れの方々にお会いできるというときめき、そして緊張感から発汗が止まらなくなってしまった(汗かき大魔人のつらみ)。着ているシャツの襟元がずぶ濡れてきているのを感じる。
このまま怪モーションしてたら滝行を終えた人みたいになってしまう……!

腹をくくってブースにお伺いし、お2人にお声がけさせていただき、無事ご本を手にすることができた。

SUISUIさんの本
しりひとみさんの本

お2人と直接お話した時の感覚を書き留めておきたいのだが、どうにもうまいこと言語化できずにいる。ワァ……あたい今しりひとみさんとSUISUIさんとお話してるんだ……ワァ……ワァ……ワァー!みたいな感じで相当舞い上がっていた。直筆サインもしていただいたのだが、さらさらとペンを走らせるお2人の指先を見ながら「あの数々の名作を紡いだ指先が、今!私の名前を書いてくだすっている……!」という現実(リアル)に手が震えた。

コミュ障の哀しさで気の利いたことも言えなかったが、お2人ともどうかお身体に気をつけてほしい(とnoteにお伺いする度に思わずにいられないほどご多忙なお2人なのだ)ことと、これからもお2人の書くものを楽しみにしています、と伝えてからおいとました。
出不精の自分が通販でなく会場に足を運んだのは、それを直接伝えたかったからだと今さらながら思う。


その後はゆっくり会場を巡りたかったのだが、極度の緊張、からの感動、からの大発汗で疲れきってしまい(深刻な脆弱性)、さらに腰の痛みが復活してきてしまったので、小一時間ほどで会場を出て帰路についた。
帰りがけに新宿駅のデパ地下でちょっといいお弁当を買って帰宅。連日テイクアウトの晩ごはんになってしまったが、まあそんな時があってもよかろう。

我が家にお連れした本をこれから読むのが大変に楽しみだ。


今週も長文・乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました!


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