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卵粥

今夜の晩ごはん、卵粥。土鍋にといだ生米と水、ほんだし少量を入れて火にかけ、煮たってきたらお米が鍋の底に張りつかないようにそーっとかき混ぜて、ごく弱火でじっくり炊く。お米がいい感じにふっくらしたら塩で味を整えて、溶き卵を流し入れて火を止め、余熱で卵がふわふわになったら全体をかき混ぜて、梅干しと赤紫蘇、市販の紫蘇の実漬物を添えてできあがり。和風だしの旨みとふわふわの卵に包まれたお粥は、どこまでもやさしく穏やかな味わい。週末に自分のスペックを全無視して暴飲暴食し、ストを起こしかけている胃にじんわりと染みわたる。梅干しと紫蘇の酸味は、そんな胃を爽やかに浄化してくれるようだ。紫蘇の実のパリッとした歯ごたえもうれしい。この世にお粥や梅干しや紫蘇が存在してくれていて本当によかった……。ごちそうさまでした。


誕生日に浮き足立って山盛りの肉と油と砂糖と酒を摂取し、胃が「ただいまこなきじじいが駐在中!24時間頑張ってます!」状態に陥ってしまったので、今夜はいつもよりゆっくり炊いたお粥で胃をなだめすかしました。今週はできるだけさっぱりした食生活を心がけたい所存。


去年の夏に漬けた梅干し(冷蔵庫でジップロックで漬ける簡単なやつです)はずいぶん塩気がこなれてきて、今がいちばんいい感じの酸味になっている。でももう残りわずか……今年の夏はもう少し多めに作ろうかな。できれば紫蘇も育てて紫蘇の実漬けも作ってみたいけれど、サボテンを3回育てて3回枯らした実績の持ち主の元で、果たして紫蘇は育ってくれるものだろうか。

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