焼きとり丼

今日の昼ごはん、焼きとり丼。以前にも記事にした、今どき珍しいくらいがっつりと塩辛い鮭で鮭弁当を作ってくれるお弁当屋さんのもの。丼いっぱいに、大ぶりの焼きとりとぶつ切りの長ねぎが気前よくゴロゴロと載せられていて、その下のごはんには底の方までしっかりタレが染み込んでいる。蓋を開けると炭火焼きのいい香りが鼻をくすぐり、それに誘われるようにかぶりついた焼きとりはしっとりとやわらかくてジューシー。冷めていてもちゃんとおいしい焼きとりだ。甘じょっぱいタレがふんだんに絡みついたお肉も素晴らしいし、そのタレと焼きとりの旨みをしっかり受け止めているごはんもめちゃくちゃおいしい！ぶつ切りの長ねぎは芯までやわらかく、独特の甘みに満ちている。上に散らされた紅生姜の酸味がまたうれしい。甘辛タレ味に紅生姜、間違いない組み合わせだ。ごちそうさまでした。

これは完全に私のわがままですが、できたら長ねぎは薄めの斜め切りだったらもっとうれしかったなァ。長ねぎは好きだし生でも煮ても焼いてもおいしくいただくのだけれど、ぶつ切りにした長ねぎだけはどうにも苦手だ(食べられなくはないので今日も残さずいただきましたが)。噛みしめていると内側の層がにゅるーんと飛び出してくる、あの食感がダメでして……。薄切りでシャクシャク食べるとすごくおいしいのに、切り方が違うだけで敬遠するなんて、作ってくだすった方にも長ねぎにも申し訳ない、と思いつついい年になってもなかなか克服できないままなので、たぶんこの先もむつかしいだろうな。ごめんよ、ぶつ切り長ねぎくん。斜め切りの君のことは大層愛しているので、勘弁してください。