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今週のお弁当 2022.6.7-



シャアッ!!!!!!



やあ!よゐこのみんな。怪獣ギック・リゴシーとの死闘を制し、無事生還したウルトラマンワカナだ。


一昨日つぶやいた通り、日曜夜に久しぶりのぎっくり腰急襲を受けて撃沈しておりましたが、ようやく通常モードに戻りつつあります。週末からいただいていたコメントへのお返事が遅くなってしまって、本当に申し訳ありませんでした……。そして、あたたかなお見舞いのコメントの数々……額を大地にめり込ませて御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました(滝涙)


日曜の夜、弟が夜勤のためワンオペになってしまう義妹ちゃんのお手伝いに馳せ参じた際、甥っ子のご所望でウルトラマンごっこをすることになった。甥っ子は先月に私が『シン・ウルトラマン』の予告映像を見せて以来、すっかりあのヒーローの虜になってしまい、私がお伺いするたびに「ばっちゃさん!ぴーやるよ!!」とスペシウム光線の練習に余念のない日々を送っている。



シン・ウルトラマンを皮切りに、来春のシン・仮面ライダー、もう少し大きくなったらシン・ゴジラ、そして頃合いを念入りに見定めた上で(ないと性癖をこじらせる危険があるからね)エヴァンゲリオンシリーズを布教し、ゆくゆくは立派な庵野監督ファンに……という壮大な野望(15ヶ年計画で臨むつもり)を秘めている私としては、実に理想的な滑り出しだ。ほくそ笑みを自重できない。


そんなわけでその日の夜も、アイロンがけをする義妹ちゃんの横で甥っ子と2人仲良く練習に励んでいた。

右の拳を天に突き上げ、背筋を伸ばしながらジュワッ!したのち、すばやく床に右膝をついて立て膝のポーズ、そして指先までピシリと居ずまいを正しつつ、両手首をクロスさせて「ぴー!!!」。これが甥っ子的スペシウム・トレーニングの流れだ。順番はもちろん、腕がちょっと曲がってたりしようものなら、即座に「ちがうでしょ……?」という厳しいご指導が飛んでくるため気が抜けない。それに私は遠い昔─────艶やかな黒髪に薔薇色の頬をしていた少女時代─────来る日も来る日もかめはめ波の練習に勤しんだ過去を持つ女。スペシウム・トレーニングをやっているとだんだん昔の記憶が蘇ってきて、ついつい夢中になってしまうのだ。

で、今回は夢中になりすぎてまんまと腰のあたりに怪獣ギック・リゴシーの出現を許してしまった、ってわけ。日曜夜の時点では「腰痛いけどまあ動けるからだいじょぶだいじょぶ」くらいだったのに、翌朝目が覚めたら起き上がれなくなっていた。たった一晩でこれほどの圧倒的制圧を、物音ひとつ立てずにやってのけるだなんて……ギック・リゴシー、まじつよ。当然月曜は出勤できるはずもなく、トイレにさえ這ってゆく有様。今年はつくづく匍匐前進に縁があるようだ。でももうご勘弁願いたい、切実に。


ぎっくり腰は数年前に初めてやって以来、何度か経験しているのだけれど、私の場合どうも納得いかないタイミングでやって来るのがいけ好かない。ソロキャンプに出かけて重い物をたくさん運んだり、カメラを背負って山歩きをしたりしても平気なのに、靴下を履きながらくしゃみしたらギグゥウウ!!したりするのだ。今回の様に、朝起きたら腰が激烈に痛くなっていたケースはもちろん、前日に全く違和感なくても朝起きたら……的パターンもあった。いったい睡眠中に何が起こっているというのか。私はこう見えても鉈がよく似合い、かつ、寝相がいいことで定評がある女だのに……。

毎回思うのだけれど、あいつはいつもいつも訪問が突然すぎる。ひょっとしてあいつ、この私が「来ちゃった☆」に萌えを感じる人種だとも思っているのだろうか。ならば今すぐ考えを改めた上での猛省を促したい。不要不急の「来ちゃった☆」は!するのもされるのもチョー苦手民ですんで!!


それにしても。スペシウム・トレーニングでぎっくり腰になるなんて、ちょっと……いや、かなりショックだ。


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私はもう、ウルトラマンにはなれないのだろうか。凹むわー。


(映画館で買ってきたシン・ウルトラマン、その後甥っ子のところに婿入りになりました)




さて前置きはこのくらいにして、遅ればせながらの今週のお弁当記録です。


今週のお弁当は、

・さばの梅干し煮

・キャベツと茗荷の浅漬け

・あさり入りひじきの煮つけ

・しらすと新しょうが(梅酢漬け)の炊き込みご飯

以上4品。


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茶っ……


圧倒的茶っ……!(ざわ・・・ざわ・・・)



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炊き込みご飯、もっと新しょうがのピンクがきれいに出ると思ったのに、蓋を開けてみたらこんな有様でした。「緑みを添えねば」という危機感に襲われて、緊急措置で青菜のふりかけをちょっと散らしてみたけれど、散らしたっていうかこぼした感が凄くて結果的になんの解決にもならなかった。むしろ事態を悪化させてる説あり。


今週のメインおかずは、生涯のバイブルである『きのう何食べた?』1巻に登場するイワシの梅干し煮、のさばバージョン。


今1巻読み直すとシロさんのツンツンぶりに驚く。最新刊では涙を禁じ得ないスパダリぶりだったのに……ホント丸くなったよねえ


梅干しを入れた煮魚ってのは、以前からやってみたいと思っていた。そして先週末、ロピアでこんなすてきな出会いがあったのだ。


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冷凍モノだけども、ノルウェー産のさばが10匹で1000円。肉のユートピアでありながら、なかなかどうしてお魚部門でも庶民のつおい味方になってくれるロピア。まっことありがたい存在であります。


水・料理酒・みりん・砂糖・しょうゆ・梅干し(さば2匹に対して1個)・しょうがの薄切りを大きめのフライパンにぶち込んで火にかけ、煮立ったところに4等分にしたさばを並べて、落とし蓋をして煮るだけ。さばから塩気が出るので、煮ジルはちょっと甘めに調整した。20分くらい煮込んだらさばを引き上げて、残りジルを煮詰めてさばの上にぶっかけたらできあがり。梅干しの酸味は煮込み過程でほとんど飛ぶので、仕上がりはこっくり甘辛、だけどほのかに梅としょうがの香りが効いていてとってもさわやか!梅干し入りだから日持ちもするし、これから暑くなる季節にぴったりの常備菜だと思う。


炊き込みご飯は、料理酒と白だし少量で味つけして水加減を決めた米に、しらすをぶちこんで炊くだけ。炊き上がったところに、先日仕込んでおいた新しょうがの梅酢漬けを千切りにして混ぜ込んだらできあがり。


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実にエチエチな風情に漬かってきた新しょうがちゃん。味は市販の紅しょうがをマイルドにした感じ


予定では白いしらすが白いごはんで泳ぐ中、新しょうがちゃんがさながらサンゴ礁のようにうつくしいピンク色をアピールしてくれる、はずだったのだけれど……そして混ぜた直後は正にそんな風情だったのだけれど……ちょっと時間を置いたらピンク色がきれいさっぱり消失していてハニワ顔になった。思ってたのとなんか違う見た目になってしまったけれど、味はイメージ通り!しらすの旨みをしっかり吸い込んだごはんを、新しょうががきりっと引き締めてくれていて、とってもおいしい!そしてさわやか!これまた暑い季節向きのメニューだな。今度は大葉も混ぜてみようかしら。


お弁当用の仕込みは怪獣ギック・リゴシー来襲前に済ませておいたので、今週もなんとか昼ごはん難民にならずに済んだ。日曜昼間のワカナにmaji感謝。


ヨッシャヨッシャ。もう折り返し地点過ぎてるけど、今週もがんばるぞーい!

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