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ランニング習慣。
ランを始めたきっかけは、とても親しくさせていただいているクライアント担当者さんとの会食だった。
その方はフルマラソンを何度も走られてるラン上級者で、その頃の私は自分が「走る」だなんて1ミリも考えてなかった。ただ走るなんて面白いわけがない、と決めつけていたのだ。
ただ、ダイエットのための運動習慣は欲しかったし、お客様の話なので、興味のないランの話も意識的に興味を持って聞いていた。
正直、それでもランには興味は湧かなかったのだが、そのお客さんが本当に楽しそうに、走っている最中のことや、走り終わった後の苦しいけれど爽やかな気持ち、フルを走り切った後の達成感のことを話すので、「この人をこういう気持ちにさせているもの」に興味を持った。
プロレスでも野球でもお城でも、何かに夢中になっている人、何がそんなに面白いのか?に、私はとても好奇心を刺激されるのだ。
ただ理由が知りたくて
何がそんなに楽しいんですか?
苦しいのに楽しいってどういうことですか? 苦しかったらやめたくならないんですか?
面白さの理由を知りたくて質問攻めにするも、納得いく答えは得られず、「まあ、あなたも走ったらわかりますよ」と締めくくられてしまった。
仕方がないので走ってみよう、と、テキトーな格好とテキトーなスニーカーで外へ出るものの、ちょっと走ると苦しくなる。引き返すのも面倒なので、その日は河川敷を歩くことにした。
ちょうど今ぐらいの季節だったのかもしれない。歩いてるうちに暖かくなり、外の空気が気持ちよく、その後も、走りはしないものの運動不足の解消と気分転換のために、近所の河川敷はよく歩いた。
歩くのに飽きて走り始める
週末のどちらかに河川敷を歩くようになって1ヶ月ぐらいした頃、「つまんないな」という感情が湧いて来たのを覚えている。競歩のように早歩きしたり上半身を捻るストレッチを取り入れたりしたけど飽きてきた。
走ってみよかな。
ごくごく自然に、早歩きのヒトマタが大きくなり、地面を蹴る力が強くなり、身体が浮き上がって走り始めた。
その日は、当時は計測アプリみたいなものはないからわからなかったけど、今走ってるコースから考えると、3キロばかり走ったと思う。
それから走り始めて、最初のレースはクォーター(10キロ)マラソン。次がハーフ(21キロ)。妊娠出産を挟んで、ハーフを2本やってから、フルマラソン は4回出て、3回完走(最後の挑戦は17kmリタイヤなのでちょっと心残り)。
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走ってみたらわかった
最初のクォーターマラソンで、すぐにその面白さは理解でき、興奮気味に「走りましたー!気持ちよかったー」とお客さんに報告をして、それ以来、しょっちゅうランニングの話をするようになった。
最後のチャレンジが4年前で、あれからあまり走れてないのだけれど、今日、久しぶりに走ってみたら、やっぱり気持ちいいなぁと実感。ゆっくりゆっくり、1km7分半ぐらいのペースだけれど、6km走れて、このぐらいが今はちょうどいいなぁと満足してる。
走ってるという共通項で親しくなった友達もいるし、知らない場所に行く時に地図確認した時に、「最悪、走ったら1時間で着くな」と腹を括れる「体内距離測定機」のようなものを身につけられたのも、方向音痴の私には良かった。
これこそ、毎日続けるべき習慣なんだろうけれど、また、ぼちぼち走っていきます!
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