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【2023年11月リライト】なぜ「創業融資診断サービス」を作ったのか?

スタートアップの融資を支援するINQの若林( wakaba_office )です。

「公庫から融資できないと言われました…」
「創業融資申込みましたが雲行きが怪しいす…」

このような切り出しで起業家からご相談を頂くことが非常に多いです。
ご相談頂くからには全力で善後策を考え、バリューを出そうとしますが、打ち手は限られます。残念です。

このような寄り道を起業家にしてほしくないといつも思います。
事業に集中してほしいと考えています。
しかし、融資に詳しい専門家等へ、誰もが気軽にアクセスできるとは限りません。
そこで、融資を受けたい起業家に、融資の本申込より前に、気軽に自分の融資の成功可能性などを知って頂く「創業融資診断サービス」を作りました。

2022年6月のリリースから500超の起業家にご利用頂きました。
そしてこの度、その「創業融資診断サービス」をリニューアルいたしました。

創業融資診断サービス

リニューアルでは次のような改善・追加を行いました。

  • 最近の創業融資の傾向に合わせて診断の精度を向上

  • ご回答者の「利用可能な制度」をご案内する機能を追加

(2023年11月3日追記)


誰が作ったのか?(2023年11月3日追記)

INQでは年間1,000件の融資相談を頂き、200社前後のスタートアップの融資を支援をさせて頂いています。
INQのこれまでの融資相談や融資支援の実績をベースに、診断ロジックを組み、融資に詳しい公認会計士やメガバンク出身の経営コンサルタントから意見を頂き、銀行等金融機関の融資担当にレビューをもらって作りました。

開発にあたっては、東南アジア発のスタートアップ・スタジオ「GAOGAO 」の手島さん( @tejitak )、エンドレスノット角田さん( @zee8)にお世話になりました。利用規約やプライバシーポリシーの策定にあたっては弁護士 岩崎さん( @koshikakebengo )にお世話になりました。

何を作ったのか?

約4分間、以下に関する質問に答えて頂くことで、創業融資の成功可能性やおよその融資金額のめやす、注意点などの診断結果を、すぐに表示するサービスです。

  • 自己資金

  • 代表者のご経験

  • 起業のご状況

  • 融資申込までの売上等実績  など

上記をご回答頂くと、診断結果が表示されます。

診断結果画面

で、どうすればいい?にも対応

成功確率とともに、注意点やポイントも表示させて頂いています。
注意点やポイントをご覧頂いた上で、「で、どうすればいい?」というご相談やご不明点があれば、診断結果画面からすぐにINQの無料相談頂くこともできます。

利用可能な制度(2023年11月3日追記)

さらに、ご回答者の起業家が利用できる可能性のある制度を、回答内容に応じてご提示する機能を追加しました。

回答者が利用できる可能性のある創業融資制度をご提案

(2023年11月リリース)

なぜ作ったか?

INQは「興す人を、成す人に。」をミッションに掲げ、スタートアップの融資による資金調達を支援しています。

業を興す起業家が成功するようにお手伝いをしたいと考えています。
しかし、僕たちの認知度の低さから「もっと早く相談頂いていたら・・・」と力及ばず歯がゆい思いをすることが少なくありません。

スタートアップの資本政策は後戻りができないことはよく知られており、エクイティ・ファイナンスにおいては弁護士や先輩起業家などに相談をされてから投資契約を締結する起業家が多いかと思います。
デットも「後戻りできない」とまでは言わないものの、一度「否決」という結果が出てしまうと、しばらく申込ができなくなり、再チャレンジは最初のそれより大幅にハードルが上がってしまいます。
思いのほかリカバリーが大変です。

起業家の失敗可能性を下げることに貢献したい

起業家の創業融資の失敗を減らしたい。
そのために創業融資診断サービスを作りました。
この際、INQに相談頂かなくてもいい。ご依頼頂かなくてもいい。
我々が面談で行っているヒアリングをWEBサービスに変換し、INQへの相談より気軽に活用頂くことで、不用意な申込を思いとどまり、然るべき準備によって、よりよく日本の素晴らしい公的融資制度を活用し、成長するベンチャー企業が1社でも増えていることを願っています。

どんな方に使って頂きたいか?

以下のような起業家や起業予定の方に使って頂けると嬉しいです。

  • 起業したい。融資でも資金調達したい。

  • 起業した。融資の申込をする予定だ。

  • 自分は創業融資が通るのか?申込前に確率を知りたい。

  • 創業融資でいくら借りられるか目安が欲しい。

  • 自分の場合、審査でどのあたりがポイントになるのか知りたい。

  • どんな融資制度があるのか知りたい。

  • 起業後の資金計画の解像度が低くて前に進まない。

  • 創業融資の確率と金額感を知って、起業の解像度を上げたい。

オレンジの「創業融資診断してみる」のボタンから診断がスタートできます

最後までお読み頂きありがとうございます。

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