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吟じません・・愚痴ります

物価高を悪者にして
政策官庁の
無策そのものを指摘しないのは
日本の伝統芸です

自分の給料が上がるのはうれしい

でも・・・
スーパーや飲食店が値上げすると
無性に腹がたつ・・・

「矛盾しているとわかっている」

不思議な感情は・・・

「誰が煽っているのでしょうか?」

「マスコミや政府がわるい」

確かに・・・マスコミは焦点を当てる場所が
ヘンです・・
「世界の中心じゃなく・・・
話題の中心をつくろうと自説を叫ぶ」
自分本位の集団です。

日本のマスコミは・・・
報道機関であると同時に
ほとんどが民間企業です。
NHKですら・・・公的な企業体です。

「他人の不幸も商売のタネになる」

その構造を「偽善者」だと否定するのは
簡単ですが・・・
「報道機関がバッタバッタと倒産したら・・・」

帝国データバンクや
商工リサーチまでもが・・・
「倒産したら?」
誰が報じ・・・分析するのでしょう?

「○○新聞が倒産」

と報じるのが
マスコミではなかったら・・・

メディアがすべてXやnote
などに置き換わり・・・
小生のような一般市民が報じる時代が到来したら?
その信憑性は・・・
「誰が保証するのでしょう?」

アナーキストは

「無政府状態」を本当は求めていないでしょう。
「自分たちの勢力に都合の良い政府」を
無政府状態に乗じて・・・
樹立するのが
東アフリカの実情です。

ソマリアには政府機関が複数存在します。
ただし
「ソマリア全土を掌握する公的な政府は存在しません」
対岸のイエメンも同様の状況に陥っています。

政府やマスコミを批判する人々は

「自分たちに都合の良い政府」
「自分たち寄りの報道だけを流す媒体」
を求めているとは思いません。

ただし・・・
その行動を客観的に見ると
そう見えてしまう。
そう見られることが
問題なのです。

左寄りでも右寄りでも
小生はかまいません
「自分たちの主張が正しい」
と思う事は大事です。

ただし冷静な庶民を説得するのは
案外難儀なことです。

「説明より革命」
という闘志・・・
存在するとは思いませんが・・・
似たような方法で権力を掌握する・・・
世界では案外珍しくない事例です。

革命が起きて・・・
旧来の体制が崩壊した国家で
「現在の先進諸国並みに自由な体制と
 経済的な発展を実現する。」
小生はそれでもかまいません。

ただし
現在「反政府」や
「反マスコミ」
双方の勢力の・・・
一方が主役になったら・・・

「noteのように自由にモノが言える場所」

は真っ先に廃止され・・・
弾圧され・・・
糾弾されるでしょう。

中華人民共和国と
中国共産党は
「中国本土で初めて国民を飢えから
 脱却させた政権です。」
いくら右寄りの人が
「中国は終わった」と言っても
中国本土の人々はその事をちゃんと知っています。

ただしその統治システムは
「大数の論理」・・・
「少数派の主張は認めず・・・」
「統治機構の安定化のために独裁体制がもっとも効率が良い」
と信じる人々が運営する機構です。

したがって・・・
「日本のような反政府主義者」や
「反マスコミ」を主張する勢力は
存在できません。
発生する度に・・・
「社会的害悪」として一網打尽です。

日本のように
「反政府を主張しても安全な国」は

世界全体での極めて少数派です。

アフリカやアジア・・・
場合によっては
ヨーロッパだって
「日本のように好き勝手に政府批判ができる」
「マスコミの害悪をnoteのような場所で発信できる」
その自由な空間が
当たり前に存在する国は・・・
日本やアメリカなどほんの一部の国だけです。
極めて恵まれた世界に住むのが日本の庶民ですが

「日本は自由に発言できない国」
だと自由に発言する方が
実在する不思議な国です。

物価高を悪者にするのは

「自分の給料を有効に利用したい」
「財産を減らしたくない」
その気持ちの表れです。
人間の自然な生存欲求です。
ただし「物価高悪者論」を
堂々と開陳できる国は・・・
極めて少数です。
そんな発言を公的にすれば・・・
身に危険が及ぶ国が大多数です。

誰かを損させるのが
「安くモノを手に入れる手段」です。
ただし常にその手段を
自分のモノにできるのは
「自由にモノが言えない世界がほとんどです。」
不自由でも
「自分が損をしない世界をあなたは望んでいますか?」

「自分だけが得をする世界はながく存続できません」


得をしたいのはあなただけではないはずです。

アフリカの乞食少年は・・・
「豊かな生活を夢見ていました」

貧乏なのに小生に
「パンをあげる」と言ってくれた
ジブチの少年は・・・
「日本のように自由で経済的に繁栄した社会を知りません。」

だから
「わずなパンでも少しずつシェアしてどうにか生存しています」

悪者を作らないと成立しないのは
「人間社会の常」です。

だだし・・・それは
出来レースだと理解した上での
ことです・・・
誰かを本当に悪者に仕立てたら・・・
「次に糾弾されるのはあなたかもしれません。」

株式市場も円安も・・・
政府が機能しなければ

「紙屑の押し付け合い」
にすぎません。

酷暑のほうが経済的には
「モノが売れる」
その事実を理解しているのが
庶民ですが・・・

酷暑を称賛するマスコミは
ほとんどありません。

「酷暑も弱い者いじめ」
の対象として・・・
商売にするのがマスコミです。

もしも来年冷夏になったら

「今度は冷夏を問題にして商売するでしょう」

暑い夏をやり玉にあげても
「夏はクレームをつけてきません」

クレームがつかず・・・
同調する視聴者がいると信じるから・・・
酷暑はどんなにビールやアイス・衣料品が
売れても
「悪者です」

テレビに出ている気象予報士は
ごく一部ですが・・・
彼等もマスコミの一部なので
「史上最高の暑さ!」と
夏を呪い酷暑を憂います。
熱中症だけが・・・
「余命を短くする犯人だと・・・」
以前は「エアコンは28℃」が
国民のコンセンサスだとノタマッテいた
罪は棚上げです。

「酷暑だと騒がないと視聴者が喜ばない」と
勘違いしているのかもしれません。

日本に気象データが存在するのは
せいぜい150年分です。

6000年前が今より暑かったという
文章や記録は存在しません。

縄文人も・・・マスコミにクレームを付けないので
今年が一番暑いことになるようです。

過去の気候は
「氷床コア、動植物の化石、地層の堆積物
などから調べることができますが・・・」
「昔の方が暑かった」という事実は
テレビ的には不都合な真実なので黙殺されます。

地震や大雨は観測網が発達した結果
正確に把握できるようになったばかりです。

150年前に日本に存在した気象台は
函館気候測量所」だけです。

過去150年間の気象記録は
函館以外には存在しないのです。
東京に気象台が開設される1875年以前は
公的な気象観測点は
ほとんど存在しなかったのです。
全国的な記録が存在しないはずなのに
なぜか?過去最高に暑い夏は
もうすぐ終わります。

視聴者が関心を示せば・・・
すべて結果オーライなのでしょう。

「過去何年間と明示せず」
「史上最高の暑さ」との発言は・・・
「どの地点の気温を何年間比較したデータでしょうか?」

9月は少し涼しくなります・・・
8月よりは・・・

酷暑日はあるかもしれませんが・・・
地軸が傾いているのです。

8月より高温の9月は
「南半球と熱帯地方の専権事項です」

物価が高いのも
円安も・・・
政策の失敗も
酷暑なのに電気代が上がるのも・・・
全部岸田さんのせいにすれば良かったのに・・・
岸田首相が退陣すると

ターゲットを失った方々は
「次に誰を悪人に仕立てるのでしょうか?」

政権発足時には
「菅前首相を貶めて・・・」
「岸田さん待望論をあおったのに・・・」
結局誰も褒めてくれなくなった
岸田さんです。

「岸田さんご苦労さまでした
 ずいぶんひどい時に政権を担い
 やる気が失せたでしょうが・・・
 あなたは必ず歴史に残る首相と
 後年評価されます。」

とねぎらうマスコミは・・・・
ありません。

次の総理が・・・誰になろうと
「批判するでしょう」
たぶん・・・

新首相は
「批判を跳ね飛ばす根性を
 岸田首相に伝授してもらうと良いでしょう」
酷暑も終わり岸田首相も退陣
「フワちゃんの次は
あなたかも・・・・」


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