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適応障害で休職に至るまで

社会人1年目の終わりに、適応障害で休職することになりました。
そのときの自分は、入社してからの目まぐるしい環境変化になんとか慣れつつも、土日は疲れてずっと寝てる、そんな感じでした。

職場では
・場の空気を読んで言われる前に動く。
・失敗が怖いからあれこれと準備をして起こりうるいろんなパターンを想定しておく。
・注意されたらめちゃめちゃ落ち込む。

そんな感じで働いていました。

そして自分的にとてもストレスな出来事があって、そこから体調を崩しはじめました。

まず最初に、夜寝られなくなりました。体は疲れていて眠いのに、明日の仕事のことを考えると体が緊張して、寝られない。明け方4時くらいまで寝返りを繰り返して、やっと数時間眠れる、という日が何度かありました。
また、ひどい腹痛も何度か起き、週の半分以上は偏頭痛、耳鳴りもして、立っているのがつらくて思わずしゃがんでしまうこともありました。
会社に行く途中で足が止まり、「あ、行きたくない」と感じたこともあります。でも風邪でもないのに休むわけにはいかないので(この思考がよくないですよね笑)、遅刻しないように行ってました。

ただ、徐々に体調不良で早退することが増えたので、病院に行き出しました。
胃カメラをやったり、耳鼻科で聴覚検査をしたり、脳神経外科でMRIを撮ったり、色々な内科に行きましたが、結果はどれも異常なし。(脳も胃も健康なのがわかったのはよかったです笑)

とうとう朝起き上がれなくなり、そこでようやく心療内科に行くことにしました。

心のどこかでは「あ、これは会社行きたくないから体調不良になってるんだ」とわかっていたと思います。でもそのときの私は、なんらかの診断が下されて会社を休むことにとても高いハードルを感じていて、心療内科に行かずに済めばいいな、なんてことを考えていました。

なぜかというと、まず、周りが忙しそうにしているのに仕事を休むと言い出しにくい。
そして、「仕事がストレス」=「自分は会社に合わない」ということを、当時の上司たちには大変伝えづらかったのです。

前の職場はいわゆる社長のワンマン経営で、上層部には愛社精神の強い社員が多くいました。
なので、会社のやり方でおかしいと思ったことがあっても言い出しにくい環境でした。(私の性格上の理由や、新入社員だったからというのもあると思います)
この会社合わないからやめまーす!って言うなんておそれおおくて言えません。

自分ではたぶんこれがストレスなんだろうな、と思いあたる原因があったのですが、結局本音は言えないまま、休職することになりました。診断書持っていくのにとても勇気がいりました。

会社によると思うんですけど、診断書が出ていても引き継ぎが終わるまでは何日か出勤しないといけないこともよくあるみたいなんですよね。
体調は悪いし、休むことへの引け目も感じながら引き継ぎのために出勤するのはしんどかったです。
しかも、心の病気って見た目じゃわかりにくいから、自分が今どんな症状があってどれだけつらいのかをきちんと伝えないと、わかってもらえない感じでした。
ただでさえ体も心もしんどいのに、自分の現状をわかってもらうために、目上の人に対して言葉を尽くすのはなかなか大変なことだったなーって思います。

そして引き継ぎを終え、休職期間に突入することになりました。

つづく



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