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敗血症

旦那さん 敗血症のお話です
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救急入口からの入院

救急入り口の近くに車を停めて、何処で手続きとかしたらいいのか分からなかったので、とりあえず旦那さんを車の中に乗せ、私は歩いて救急入口へと向かった。

しばらくすると看護師さんが来た。
「旦那さんは、コロナ陽性の判断がされているので、コロナ患者としての入院になるので、コロナ病棟での入院になります。そちらの病棟ですぐに敗血症の治療を開始致します。

どうやら昨日の夕方、一部屋空いたみたいで、掃除とかしてくれて、今朝その部屋に入れる事になったみたい。

「旦那さんは、こちらの入り口から直接病棟に向かってもらいます。ご家族の方は院内には入れません。面会もできませんので携帯電話はお持ちになりましたか?連絡などは、携帯電話からお願い致します。」

そんな予感はしていたので、携帯&充電器は持たせたのでOK!

荷物のやり取りも一切出来ません。着替えなどの荷物も、一度院内に持ち込んだ物はお返しするなどのやり取りは出来ません。例えば、洗濯物を持って帰って洗濯すると言った事は出来ません。感染の流出を防ぐ為の処置なのでご理解の程、よろしくお願いします。」

これは予想外だった。
洗濯物、受け取れないのか。。入院が長期になる様だったら、着替えなどはレンタルパジャマとかお願いするようだな。とりあえず、必要な物は持たせたから、後は必要になった時に考えよう。

「では旦那さん、病棟へ移動致します。」
と、看護師さんが一緒に来てくれて、車椅子を車の横につけ、旦那さんを乗せて救急入口へ向かった。

私は
「よろしくお願いします。」
と、頭を下げて、旦那さんと看護師さん達の後ろ姿を見送った。

敗血症とは?


家に帰って来てから、何となく調べてはいたけど、もう一度良く敗血症について調べてみた。

敗血症とは?
何らかの細菌やウイルスに感染することによって全身にさまざまな影響がおよび、心臓、肺など体の重要な臓器の機能が障害(臓器不全)される病気のことです。

通常の感染症は、喉、鼻、気管、腎盂じんうなど病原体の感染が生じた一部の臓器に症状が引き起こされます。

一方で敗血症は、炎症が全身に広がることで局所的な症状のみではなく、体温の異常な上昇や低下、心拍数の上昇、呼吸数の増加、白血球の異常な増加や減少といった症状が現れます。

そして、全身のさまざまな臓器の機能が低下していき、生命を脅かすような低血圧に陥る“敗血症ショック”に進行していくのが特徴です。早急に適切な治療を行わなければ命を落とすケースも少なくありません。(medical note参照)

との事だった。
しかも、

敗血症は非常に致死率も高く、いったん重症敗血症となれば、日本では約3人に1人が亡くなるといわれています。
治療としては、細菌感染であれば適切な抗菌薬の投与が基本となります。さらに重症敗血症や敗血症性ショックに対しては、厳重な全身管理も必要となります。なかには手術が必要となる症例もあります。

と書いてあった。
敗血性ショックになってしまうと30〜40%の致死率だと言う。

怖さしかなかった。

あんなに高熱の中、自宅で2週間頑張って、昨日シバリングおこして、今日入院で、もし亡くなってしまったらどうしよう。。こんなに急にその時が来てしまったら。。心の準備も何もしてないし、出来ない。

良くなって帰ってくる事を祈ってるのに、どうしてもその真逆の事ばかり考えてしまう。

ダメだ!ダメだ!私がしっかりしなくては!
旦那さんだって頑張ってるんだから!

その日から元気になって戻ってくる旦那さんを、愛犬と一緒に待つ毎日が続いた。


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