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浸潤性小葉癌

私 浸潤性小葉癌のお話です
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浸潤性小葉癌


初めの採血で血液を試験管14本位取った。
元々、血管が分かりづらくて細いので、いつも四苦八苦しているのに、14本は衝撃だった。

病院によっては何度やっても採血が上手く行かず、2人がかりで採血される事もしばしばあったけど、ガンセンターでは殆ど1発で採血してもらえる事が多くて嬉しかった。
1発で採血が出来た時は、

「今日は良い1日になりそう!」
と、気持ちも明るくなれた。

1週間の間でいろんな検査をして、手術に向けての内容がわかってきた。

乳ガンにはいろんな種類があると言う事を初めて知った。私のガンの種類は浸潤性小葉癌というもので、乳がん患者さんの中でも罹患する割合5%と言う特殊型のガンだった。

乳がん検診などで教えてもらう「自分で確かめる方法」として、自分で胸を触ったりした時に丸いしこりが手に触れて分かるとか聞いていたが、小葉癌は米粒みたいに小さくてバラバラとしていて大変分かりづらいガン。自分で触って分かる様なものではない。

乳がんに乳管癌とか特殊型とかがあるなんて知らなかった。
乳管や小葉の膜を破って外に出ている場合を浸潤がんと呼び、浸潤がんはさらに組織型に応じて浸潤性乳管がんと特殊型に分類される。

特殊型は浸潤がんの約10%で、特殊型は更に組織型に応じて、浸潤性小葉がん、管状がん、篩状がん、粘液がん、髄様がん、アポクリンがん、化生がん、浸潤性微小乳頭がん、分泌がん、腺様嚢胞がんなどに分類されるそうです。(文献参照)
この中の浸潤性小葉癌に罹患するのは特殊型の中でも5%。

あの時、フッと3年も行ってなかった健康診断に今すぐ行った方が良い様な気がして、健康診断に行った。

その結果、見つかった私のガン。

あの時期にあのタイミングでホント、よく健康診断に行ったなぁーと思う。何かに導かれていた様にも思うくらい。

細長い癌


ガンセンターでのエコー検査の時に技師さんとA先生が話していて、

「どう?やっぱりそうか。。思ってたより広がってるな。」

みたいな事を話していて、なんとかモニターの方に目を向けてみたら、小さな丸い白く光ったものが等間隔に1列に並んでいるのが見えた。

「なんだ?あれ??」

一列に細長いものが光って見えた。こんな細長いのがガンなの??と思った。

後になって、何かの文献で読んだ時に、小葉癌の特性みたいので、1列に広がって行く様な事を読んだ気がして、
「あぁ。こう言う事だったんだな。」
と、自分なりに私が見た細長いガンに納得出来た。

こんな風に広がって行くのか。だとしたら「あっ」と言う間に広がって行くではないか!

何度も言いますが、あの時、良くこの早い段階で見つけてくれたなぁー!と、市の検診の時の技師さんにホント感謝でいっぱいだった。

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