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【不妊治療】仕事との両立は可能か?

休職日記もある程度近況報告に追いついたので、
私の休職とは切っても切れない関係にある不妊治療についてをテーマにしたいと思います。



不妊治療と仕事の両立を考えてみる

2年半以上治療を続けてきた私の答えは、
「可能か不可能かで聞かれると、可能だったけどかなりしんどい」です。

そもそも妊活した当初はここまで長引くとは思っていなかったので、
さくっと妊娠してさっさと産休育休に入るぞー!とのんきなものでした。
ところがあれよあれよと治療内容はヘビーになるし不安な気持ちは大きくなります。

①通院頻度

▽タイミング法~人工授精
 個人的にこの時期が一番通院頻度が多くてしんどかった記憶があります。
 特にPCOSを患っているため、卵胞がなかなか大きくならず、
 「また2日後きて!」ということが度々あったので、
 またか…という気持ちになっていました。

▽体外受精
 採卵日、移植日共に決められるので
 土日にオペ日をもってくることで
 予定が読めないという問題は生じませんでした。


私の仕事は直行直帰であり、通院自体は融通がききます。
通院と仕事の両立が不可能ということはありませんでした。

ただ、ほぼ毎日病院に通い詰めること、
これがいつまで続くのか?という不安感が常にあったため
メンタルを健康に保つことはかなり難しかったです。


②薬の副作用

体外受精がスタートしてからは自己注射の副作用がしんどかったです。
頭痛、吐き気、お腹がパンパンで苦しい…
仕事から帰宅するといつもソファでダウンしていました。


体外受精に進んでいるという点で、
これ以上ヘビーな治療内容にはならないというある意味諦め(?)みたいな境地に入っており、メンタル面では比較的安定していたのですが、
体の方はとにかくしんどかったです。

妊娠成立しても地獄が待っている

不妊治療の移植後、陽性判定をもらった後
その先に待っているのはつわり地獄・・・

なんとか仕事はできても
出来れば家のソファで寝ていたい状態。
仕事に対するモチベーションなんて正直持つ余裕がありません。

不妊治療の副作用は長くても1週間、ピークは2,3日だったため、
2-3ヶ月続くのはかなりしんどかったです。


流産、死産後はメンタル崩壊。両立どころではない

やっとつわり地獄を抜け出したかと思えば
20週での死産と8週での稽留流産を経験しています。
20週での死産時は、産休が取得できるため8週間休み。
8週での流産時は、有給で数日間休みました。

気持ちが沈むというのは当たり前のことなのですが、
とにかく夜なかなか寝られない症状に苦しみました。
寝付けないというレベルではなく、完全に目が覚めたまま朝を迎えてしまいます。

幸い直行直帰の仕事のため出社する必要がありません。
朝少し寝てから、午後~夕方アポをこなすという感じで
なんとか仕事をしている風を装えていましたが、
これがオフィス勤務の仕事だったら間違いなくダメだっただろうなと思います。

不妊治療をスタートする時に休めばよかったのか

不妊治療~つわり~死産~休職(産休)~不妊治療~つわり~流産~休職
と、ここ数年ベストな状態で働いている期間がほぼないため、
(※妊娠中はつわりで体調悪い)
「この人ずっと体調悪そうだし、休職したり、何者?」
という感じで、私に対する周りの評価は低いと思います。

最初から不妊治療をオープンにしていたら、
周りからの理解も得られたのではないか?
オープンにして治療のため休職or退職を選んでいたらどうだっただろうか?
ストレスフリーになってもっと早く授かれていたのではないか?


▽休職していたら
 不妊治療をオープンにして休むと、休む期間が長ければ長いほど「まだ授 
 かれてないのか」と思われるんじゃないか。と気にして病みそう。
 ↑「気にするなよそんなこと!」と思いますが、
  私の性格上、周りの人にどう思われているか異常に気にするタイプ
 なので…

▽退職していたら
 無収入になる焦りや、不妊治療1本になることで、
 メンタルを病むかもしれない。
 結局治療が長引くことにより貯金が底をつき転職活動したりして、
 本末転倒になっているかもしれない。



結局、遠回りはしたかもしれないけれど
傷病手当という収入源がありつつ、
仕事のストレスがない状況で
体も心も万全にした上で不妊治療をし順調に妊娠、
つわり中も家で思う存分休める、
このまま無事にいけば産休育休もとれるという
今の結果が1番なのかもしれない。

これがあなたにはベストな方法だよ!
と流れてしまった子たちが体を張って教えてくれたと思うことにする。


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