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人生で初めての経験をした話。②

前回の記事はこちら。

そんなこんなで個人練習が進んだある日、体調を崩してしまいました。
このご時世もあるのでコロナかと思いきやただの風邪。
それでも今までの風邪とは違う症状だったので病院に行くと
「喘息」との診断を受けました。
成人になってから喘息になるケースはよくあるみたいです。
まさかの結果に愕然とする私。激しい運動は控えてくださいと言われても!

それから朝晩は薬を飲んで走るのもやめ、落ち着いた生活を送ることになったのです。
正直すごく悩みました。走るべきかやめるべきか。
このマラソンをきっかけに症状が悪化して、一生走れません。なんてことになったらどうしよう。そんな不安の繰り返しでした。

そんなある日の相方の一言
「もし途中で走れなくなったら、おんぶしてでも走るよ。二人でゴールすることに意味があるから。」
そんな言葉をかけてくれたのです。
実際、おんぶして走るなんてほぼ無理に等しいのですが(笑)その気持ちが嬉しかったんです。この時私一人で走るのではないんだ、最後までやりたい!という意識が芽生え、挑戦することを決心したのです。

最後のトレーニング

絶対に無理はしない、を前提に少しずつ練習を再開したのですが、実際ほとんど走っておらず、10km走った妙な自信だけを頼りに過ごしていました。変なポジティブモードが炸裂し、大して練習してない私は、なぜか完走した未来をずっと想像していました。(良いところでもあり、悪いところでもある)
最後の悪あがきとして、一丁前に栄養ゼリーなどを購入し、ランナー受付会場へと向かいました。

みんな同じ目標を持つ人たち

会場に向かうと、そこには同じ目標を持ったランナーたちが集まっていました。
それだけで私の気持ちはかなり高揚していました。若い方からご年配の方、世代を超えて挑戦出来るスポーツは本当に素晴らしいなと感じました。
それと同時にいよいよ始まるんだという緊張感が高まり、私のテンションは爆上がりでした(ちなみに受付へは1人で行ってます)
様々な企業がマラソンに役立つグッズやイベントを開催していて、改めて自分がこんな大きな大会に参加するんだという意思確認も出来たような気がします。

そして当日を迎えることになりました。


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