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雰囲気基準で面接する会社には転職するな!

なんと初の2日連続の記事掲載。昨日は会社の面接が機能しない理由とそのリスクを書いたので、今日は転職希望者が適当な面接をする会社に転職することのリスクについて書きます。

適当な面接だと、本当に採用したい経歴、能力、思考性や行動特性を応募者が有しているか判断出来ません。判断出来る情報も収集出来ないし、判断基準も曖昧なので当たり前です。そうすると面接官の多くは自分にとって感じが良い人を雰囲気で採用します。感じが良い人の要件は単純で普通は「明るい」「元気」「ハキハキ話す」雰囲気です。もちろん経歴については話せることが前提としても、決め手は雰囲気。この雰囲気基準で採用された人が多い会社ってどうなると思います?仕事出来そうだったけどそれほどでもない人も、上司の指示に従わない人、調和を見出す人等会社が本利必要としない社員が多くなります。すると、職場の雰囲気が悪くなり休職者が発生、仕事が出来る既存社員が退職しその分の荷重動労が発生します。また、荷重ストレスによるハラスメントの問題の発生等々で職場が混乱します。さらに、雰囲気基準で採用された上司だと、自分の仕事を部下に一方的に押し付ける様な対応をされたり、自分自身がハラスメントの被害者になる可能性さえあります。現に私が相談を受けているある企業では控除的に人手が足りない状況で、休職、ハラスメント対応の相談が毎月あります。以前から面接や採用プロセスの改善を提案しているものの、既に雰囲気基準で採用された人事担当者はこの重要性を認識出来ていません。毎月相談があり、私のビジネスとしては有難いのですが、もし私の知人にこの企業に入社すべきかどうかを相談されたら、答えはNoです。採用を早急に見直せば傷はまだ浅かったのですが、様々な課題が発生してしまうとその解決に多大な時間もコストもかかります。解決までの間は雰囲気の悪い環境です。日本は解雇が難しいので人材の入れ替えも簡単ではありません。そんな会社。私は入社したくありません。

では面接が適切に行われたどうかをどう確認すれば良いのでしょうか。通常、内定が出ると労働条件通知書、若しくは雇用契約書を渡し、口頭で内容を説明する面談が開催されます。その時にこう質問してみてください。


「募集要項について、私が満たしている部分は何でしょうか?」

「私が募集要項の基準に達していない部分や懸念点は何でしょうか?」

「これらを具体的に教えてください。」


その答えに明確な評価項目や評価基準があり、あなたの言動について具体的な言及があれば面接が適切にされている可能性は高いでしょう。場合によってはオファー面談担当者とと面接官が違う場合がありますが、採用を樹脂している会社であれば、その引き継ぎもしっかり行われてるはずです。入社前に会社の人材に関する本気度を垣間見れる時間だと思います。

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