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The Sense of Wonder(センス・オブ・ワンダー)自然や神秘に深く感動できる感性

センス・オブ・ワンダー 自然や神秘に深く感動できる感性を




センスオブワンダー「自然に触れて深く感動する力」「神秘的なものに目をみはる感性」という意味を持つこの言葉


環境保護運動の世界的な先駆けであるレイチェル・カーソンの本で知った言葉です。

子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー…神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。



「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。

センス・オブ・ワンダー
レイチェル・L.カーソン


幼い子の『センスオブワンダー、神秘さや不思議さに目を見はる感性を育みたい』レイチェルのそんな想いが、改めて孫を持つ身で読み直してみると心に沁みます。

また自然の恩恵を感じ取りやすいHSPやエンパスの方であれば尚更、レイチェルの紡ぎ出す言葉はスッと心に沁みていくのではないかなとも感じました。

是非、一度読んでみて欲しいなと思います。


Awe体験


自然を感じることは、自然や宇宙の悠久さや広大さを前に、自分の存在や小ささを感じる体験をAwe体験といいます。

大自然に触れる時、わたしたちの脳は活性化するといいます。

Awe体験とセンス・オブ・ワンダー

相まって大きな力となるように感じます。

いつも一緒に自然を楽しんできた孫とわたしですが、これからもそうやって過ごす時間を大切にしていきたいと思います。

大自然の中に行く機会がなくとも
空を見上げて雲の流れに想いを馳せたり
そよぐ風を感じたり
身近な自然に意識を向けていくことが
気持ちの安定にも繋がり、とても大切な生きる力に繋がるのではないかなと感じています。

知ること、興味を持つこと


レイチェルの著書『沈黙の春』をはじめて知ったのは今年の秋で30歳になる次女が中学生か高校生の時です。

読書感想文用に買った本で、私も読んでみて簡単に読書感想文を書いてみたのでよく覚えています。

殺虫剤や除草剤、自然のみならず人体をも徐々に蝕んでいく化学薬品の恐ろしさ…。1962年、わたしの生まれる一年前に発表されたものが『沈黙の春』。

なのに世の中は、自然が発している警告に気付かずドンドンと地球を汚し続け、今があると思うと如何に自然や地球に興味のない人が多いのかと残念な気持ちになります。

私の小さな庭では除草剤や化学肥料、殺虫剤とは無縁で雑草対策に
グランドカバーに植えたヒメイワダレソウが庭一面に広がり
幼い孫たちが裸足で遊んでも大丈夫ですし、庭に実るベリーなどを摘んで食べても安心です。

車で走っている時に、除草剤で茶色く枯れた場所などをみると、なんとも言えない気持ちになります。除草剤は土壌をも殺してしまう強いものも多く、昆虫たちや、その昆虫を食べる鳥たちにも・・そして回りまわって私たちにも影響があります。

地面もすべて繋がっている事を忘れずに上手に対策できればいいのになと思います。

私たちが暮らす地球
ただ人間にとっての目先の快適さを追うだけではなく、その土台である地球そのもの、取り巻く自然環境に興味を持ち、知っていくこと、そして小さなことからで良いので何かしら始めていこうと思う事が大切なのだとあらためて感じながらレイチェル・カーソンの本をいくつか読み直していこうと考えています。

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