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「叱ル」<「怒ラー」<「キレリスト」


■子供とはどこまで叱ってあげるのが正解なのか?

週末チーム活動を始めますと、どうしても長い文章を書くことから逃げてしまいますね。OUTPUTはとても大事なので、今日は最近密かに悩んでいることを文章にします。
賛否両論の難しい議題なので、、、、どうか炎上しませんようにw

冒頭のタイトルは、私が昔先輩に教えて頂いた部下の諭し方3つである、「叱る」「怒る」「キレる」を英語の”比較級”に変換した悪ふざけです!w
本日は子供教育における「叱る」に着目してみたいと思います。
ポイントは以下です。

  1. イチロー氏も最近よく警笛を鳴らす「厳しくできない」という現実

  2. こんなことなら”もっと怒って欲しかった”と語った後輩

  3. 社会に出た時、、、必ずしも”貴方”に優しい人ばかりではない現実

  4. 感情をぶつけられることへの耐性も必要なのだろうか?
    (※チームで私が感情をむき出しにすることは、、まずありませんが)

上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。
ヌメッと行きましょう。

■「厳しく」できない現場

以下、イチロー氏の現場指導に関するコメントですが、彼は色んなメディアでこの「厳しさ」について警笛を鳴らしております。
動画内のイチロー氏の「優しいかぁ~……」という表情が印象的です。

私自身、昭和時代によくあった、「理不尽な押さえつけ(怒られる)」が正しいとは決して思わないです。

しかしながらその一方で、その頭ごなしの”厳しさ”の中に時折感じた、本気で子供を間違えた方向に進まないように諭そうとする”何か”が、”想い”が、あったなと実体験を回想して思うことがあります。

指導の立場に立ったことがある方ならわかると思いますが、、、叱ったり/怒ったりすることは、結構カロリーを消費するもので、実は【褒める指導】というのはある意味で”ラク”でコスパが良い側面があります。

時として、ただ単に褒めることは、対象者の成長を後押しするのを諦めた行為だったりします。

■病んでベンチャーIT企業を退職した彼の一言


「今思えば、、子供の時にお父さん/お母さんからもっときつく怒って欲しかったですね。。」


上記は私の前職で新卒入社半年で会社を辞めた白鳥さん(仮名)が退職前に語ってくれた発言です。

彼は見るからに育ちの良い雰囲気を持っており、とても礼儀正しい青年でした。彼曰く、大人になるまでご両親には大事に育ててもらい、怒られることもほとんどなかったようです。

しかしながら配属先のプロダクトは【新規】と言われる事業グループの開発チームであったので、”スピード”と”効率”が重要視される現場では「教養」や「人当たりの良さ」というのは全く求められていませんでした。

その中で「感情を全部出して働く」リーダーとウマが合わず、彼は疲弊し会社を去ることを決めたとのことでした。

実際のところ私も後々この企業を去っているため、当該企業が所謂「ブラック」という文化ではあったとは思います。

しかしながら、そんな文化で過ごして辞める決意をした”彼”が、
社会にはこれほどまで感情を剥き出してコミュニケーションを図る大人がいる
とは思ってもみなかったと語っていたのです。

■社会には「変な奴」は必ず居る

少し強い表現になりますが、社会に出ると本当に色んな人が居ます。

私自身、本業では「営業」という立ち位置で仕事をしておりますので、社内外でたくさんの人とコミュニケーションを取ります。
未だに「こんな考えやったか~……」とミスコミュニケーションを悔やむことがありますw

そして、その”変な人”の中には、とりあえず感情的に怒り、マウントを取って物事を進めようとする輩が居ります。

そんな人と接したときに「耐性があるか」は結構重要でして、個人的には幼少期から割としっかり怒る母のもとで育っていたため、怒られることへの耐性を私は持っておりました。
(その点は母に感謝ですねw)

大人が「感情的になる」ことを知っていましたし、そういった感情にはこちらも感情をぶつけるor歯向かう(おススメしない方法)ことを学んでおりましたので。

■本人の成長を想う”厳しさ”をどう表現するか

今の時代「キレる」というのは完全にコンプライアンス違反になるので、この現象に出会うことは少ないと思います。
しかしながら、時には少し感情を乗せた「怒る」という指導を通じて、社会を疑似体験してもらうことも重要なのではないか?
と思うことがあります。

正直なところ私の家庭方針としては、
我が子は結構厳しく怒っております。

その時の意図は、
 ・大人は「怒る」とコワいんやで(大人をナメたらあかんよ)
 ・一方的に押さえつけられる怒りへの耐性
を理解してもらおうという意図があったりします。

ですが、指導者となった時には、本当にその子の成長を望んではいても、どうしてもあと一歩が踏み込めないと思うことがあります。

それはある意味”身の保身”でもあるのですが、この「保身」がその子の成長を止めているのではないかと思うと、、、結構真剣に悩んでしまうのです。。。。orz

以上、本日はここまでとします。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ


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