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バリウム検査の真実

バリウム検査をやりましたか?


日本では、企業は労働安全衛生法第66条に基づき従業員に対して年1回は必ず健康診断を行わなければなりません。
更に、粉塵や振動が多い劣悪な環境下で働く場合は6か月に1回は特殊健康診断を受けさせなければなりません。

その健康診断は決まったメニューがあり、その中にバリウム検査という項目があります。
今回は、この項目についてご紹介いたします。

バリウムの中身は何?

そもそも皆さんは、バリウムというものが何なのかご存じですか?
バリウム製剤の主成分である硫酸バリウムは、重晶石という鉱物を砕いて粉末状にしたものです。

この粉末はの原産国についてですが、検索結果には具体的な原産国の記載がありませんでした。バリウム製剤は様々な製薬会社が製造しており、原料の調達先や製造場所は会社によって異なる可能性があります。

となると、更に気になりますよね。そこで、GTP-4oに深掘りして調べてもらいました。

ChatGPT  バリウムの原産国と日本の輸入先について教えてください。

バリウム(Ba)は、自然界に存在する元素の一つで、主にバリウム鉱石(重晶石、BaSO4)として見つかります。バリウムの主要な産出国は以下の通りです:中国: 世界最大のバリウム鉱石生産国であり、世界の供給の大部分を占めています。
インド: 中国に次ぐ重要な生産国です。
モロッコ: バリウム鉱石の生産量が多い国の一つです。
アメリカ合衆国: 国内での生産量は少ないものの、依然として重要な生産国です。

日本のバリウム輸入先については、主に以下の国々から輸入されています:中国: 最大の供給国であり、日本のバリウム需要の大部分を賄っています。
インド: 中国に次ぐ供給国として重要です。
その他の国々: モロッコやアメリカなどからも輸入されていますが、量は少ないです。

バリウムは主に工業用途、特にバリウム化合物の製造に使用され、これにはバリウム硫酸塩(BaSO4)が含まれます。バリウム硫酸塩は、特に石油掘削の際の泥漿添加剤や医療用造影剤として広く利用されています。

GTP-4o

現在の日本の検査の際に試用されるほとんどは、中国からの輸入になっているそうです。

バリウム検査で異常は見つかるか?

バリウム検査(胃部X線検査)での異常発見率について、具体的な統計データは提供されていませんが、医療関係者がバリウム検査を行っているかの問いに、殆どの関係者がやらないと答えています。

理由としての第一位が、『バリウム検査では異常が殆ど見つけられない』との事でした。さらに面白いのが、関係者のほとんどが『バリウムで異常が見つかった際は、胃カメラで確認を行う』・・・
って、最初から胃カメラでいいんじゃないですか?バリウムの意味なし?
となりました。

海外でのバリウム検査事情

現在、殆どの国ではバリウム検査は行われていません。
それどころか、バリウムによる体調不良や便秘により訴訟問題になっている事例もあります。

諸外国からすると不明瞭であり発見率が悪く、見つけた場合は胃カメラを飲むのが二度手間という意見が多くあり、更に発がん率が高い為、行った方が不健康になると言われています。

また、アメリカではバリウム検査による体調不良からの訴訟が起こった例もあります。

訴訟の詳細はこちら

https://www.medicalonline.jp/pdf?file=hanrei_201807_02.pdf


バリウム検査を行った場合の被ばく量

バリウム検査での被ばく線量は、検査の種類や使用される機器によって異なりますが、一般的には次のような範囲となります:

  1. 上部消化管造影検査(バリウムを飲む検査):

    • 平均的な被ばく線量はおおよそ**1.5〜3.0ミリシーベルト(mSv)**です。

  2. 下部消化管造影検査(バリウム浣腸検査):

    • 平均的な被ばく線量はおおよそ**3.0〜6.0ミリシーベルト(mSv)**です。

マイクロシーベルト(μSv)に換算すると、1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトに相当するため、上記の範囲は次のようになります:

  1. 上部消化管造影検査:

    • 約1500〜3000マイクロシーベルト(μSv)

  2. 下部消化管造影検査:

    • 約3000〜6000マイクロシーベルト(μSv)

※英文になる為、翻訳してご覧ください

つまり、年間の被ばく量がかなり高い為、本当に危険な事が解りました。

何故、バリウム検査が無くならないのか?

ここに関しては、実際に現在の勤務先や関連を調べてみた結果をお伝えすると、企業が行う健康診断は基本的にパックメニューとして決められており、バリウムを外した場合は、支払う企業側の負担が多くなってしまう為、基本的には外す事が出来なくなっています。

どうしてもという場合は、個人で3か月以内に同じ医療機関で胃カメラ検査を行うか、出来ない理由を記した診断書が必要となります。

何故、未だに無くならないのか?

これに関しては、かなり伝えにくいのですが、バリウム検査方法を発見したのが日本人である為だけと言いたいのですが、実際は日本医師会からの医療献金がある為、政治では外す事が出来ないのです。

私たちが出来る事

この様な状況にあるバリウム検査から自分を守る方法としては、出来れば胃カメラに変更し検査費用を払うか、政治を動かすしか方法はありません…

ちなみに、検査費用は病院によって違いますが、私の勤めていた会社では健康診断の際に選べたのですが、健康診断で行うと5,800円で、個人で行った場合は4,600円でした。

皆さんも、自身でおかしいと思ったものは調べてみてくださいね。

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