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ダイエットに絶対成功する唯一の方法、失敗しないことだよ~1/2

ここでは自転車関連の話題をすることにしているが、少しだけ領域を拡大してダイエット (体重管理)の話をしたい。
自転車乗りだけではないが、ウェイトコントロールは自転車乗りの多くが悩んでいると思う。自分は、120kgオーバーから半減以上の 59kg を維持して一度もリバウンドしていないので、その考え方が参考になれば幸いである。

自転車を軽くする前に体重をというが軽い自転車にすると体重制限で軽くしなきゃ、と。

ここに辿り着いて減量や体重管理しているひとで、一つでも以下に当てはまる場合は失敗する可能性がめちゃめちゃ高いので、一度立ち止まってみて欲しい。

1,何のためにやってるんだっけ
そのダイエットの目的は?と問われて、すぐに言語化された明確な目的が書き出せないということはないだろうか。
2,みんながやっているから
なんらかのダイエット法をやっている場合、流行っているから、みんながやっているから という理由でやっていないだろうか。
3、これが正解なんだ
始めはうまくいっていたが、最近なんだか進まない。でも、続ければきっと道は開けると惰性で続けていないだろうか。
4,前にうまくいったから
最近また太ってきたけど、前にこれで痩せられたから、と同じことを繰り返していない だろうか。
5,やる気があれば何でもできる
ダイエットは気持ちの問題だ、やる気があれば痩せられる、と思っていたりはしないだろうか。

目次

①絶対に適性体重を維持する唯一の方法、失敗しないことだ

②人は弱いものよ、とても弱いものよ

③被験者Aの事例

④そもそもそれ必要か

⑤負けに不思議の負けなし 

⑥つまづいたっていいじゃない。にんげんだもの

⑦つまづかないほうがいいじゃない。痛いんだもの

⑧私、失敗しないので

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①絶対に適性体重を維持する唯一の方法、失敗しないことだ

ダイエットに成功するために必要なことは失敗しないことである。
当然だと思った人も多いと思うが、世にはびこるダイエット情報はどうだろう。「○○だ けすれば成功する」「○○すれば食事制限なしで綺麗ヤセ」「成功のカギは××だった」など成功術は無尽蔵にあるが、「○○が失敗の原因」「○○するからヤセラナイ」「皆が失敗する のは××のせい」という情報は殆ど目にしない。 

その成功術が本当なら、みんな簡単に成功しているはず。ということで、Google 先生 に訊いてみよう。 
かの有名なライザップしらべに拠ると、ダイエットに取組んだ男性の60%が女性は6 5%が太ったり変わらなかったりとうまくいかない結果とのこと。しかも、ネット情報では 勝率1割、8割以上が失敗する、などという数字が躍っている。 
前提条件や定義があいまいであり、あまり意味がある数字ではないが、どうも有象無象のダイエット術では成功しないのは確かなようだ。
 
もうここまで読んで、わかる人はわかるはず。ヒトは失敗の原因には目を背けたい、触 れたくないのである。耳が痛いヤツである。 
だいたい失敗の原因になることをやりたいのである。私がそういう人なので、痛いほど その気持ちがわかる。 
しかし、社会人としての基礎知識となっている「失敗の本質」(戸部良一ら編)にも、“旧 日本軍が悲惨な敗北へと突き進んだ主要因は、厳しい現実から目を背ける危険な思考へ の集団感染にある”とあるように、目を背けては悲惨?な敗北しかない

②人は弱いものよ、とても弱いものよ

だからといって、「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」と自分を追い込 んだりしたらきっと潰れてしまう。「このまま何もしなければすべてが終わるんだ。もう、いいんだ。もう疲れた。もう何もしたくない」となることは必至。 
ヒトは強く出来ていない。碇シンジくんだけが弱いのではない。
しかも、太りやすさは産まれる前から決まっている。一卵性双生児の研究や遺伝生物学 の発展により、ヒトの体形は80%以上が遺伝で決まってしまうことがわかっている。 
ということは、我々は「無理だよ、そんなの。出来る訳ないよ」と諦めるしかないのであろうか。

③被験者Aの事例

被験者Aは小学生の高学年で80kg を超え、中学生で100、高校生を120kg 超過で終えている。身長は 166cm である。BMI は冬のアザラシと同じくらいである。あと、あんこ型のお相撲さんとか。 
Aの家ではカレーはおやつ、フルーチェは一人一袋、トンカツは一人 2 枚ずつが当たり前 であった。そして、小学生のころから「子供のうちに太ると大人になっても痩せられない。 早くに成人病(昔の呼称)になってしまうよ」と訊かされてきた。

Aはふとそれは科学的に正しいのか、反証できないものなのか、自らの身体を用いて検証してみようと考えた。
しかし、Aは一度も痩せようと考えたことすらなく、意思の弱い自分に厳しい制限を課すのはどう考えても無理だと考えていた。 

しかし、ふと思い立ってから一年後、Aは最少で体重54kgを下回り、59kg で落ち着いた。
そして、久々に会った母親に不審者に間違えられ、通報されそうになるという事件を起こした。地元の友人である本條と話をしていて、途中で「えーAなん!?」と言われ「はぁっ、誰やと思っとったん」「いや、すまん、誰やこいつーわからんが一って適当に話あわせてたんや www」ということもあった。

それから 10 年以上が経ち、もうだれにも間違えられることはない。ずっと 59kg ±5%を キープし続けているからである。 

Aは変わったが同時に実家を出たBの弟はいまでも166cm でありながら100kg超級 である。遺伝のチカラは環境ごときに破られるようなことはないらしい。
では、なぜAはたった一回のダイエットで 120kg 超過から 59kgに減量し、一度も失敗 (リバウンド)しなかったのか

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