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相当季節外れのHEAT-TRAINING~深部体温計-COREのススメ①

女子男子ともにクソ暑い(™さやっち)なか、メチャ熱い展開となった東京オリンピック2020自転車ロードレースだが、二人の金メダリストにはCORE by greenTEGの使用者という共通点があった。あの胸熱な展開を見せてくれた二人の胸には深部体温計があったのである。

アナ・キーゼンホーファーリチャル・カラパスはCOREを用いて暑熱順化し、東京2020のレースに臨んだ。そしてCOREを用いて深部体温を常時モニタリングすることで、ギリギリまで攻めた走りを続けることが出来た。
その結果がゴールドメダル、といっても過言ではないだろう。


https://www.radsport-rennrad.de/

そしてCOREは私をツールドおきなわ2022の表彰台に立たせてくれた。
それは夏のトレーニングを効率的にしてくれ、レース前の暑熱順化にもなくてはならないものであった。

2,3年後にはパワメ並みに一般化し、レースやトレーニングに革命を起こすであろう深部体温計だが、まだ紹介する日本語記事があまりないので、気になる人の参考になるようここに記しておこう。(オフィシャルのHPは情報が少なすぎ。この記事を高く売るので公式HPに掲載してくださいw)

オフィシャルHPはこちら 
https://corebodytemp.jp/

オフィシャル推奨ヒートトレーニングの詳しいやり方はこちら 
https://corebodytemp.jp/heat-training.html

僕はこうしておきなわの表彰台に立った
深部体温とはなにか、なぜ深部体温なのか
なぜ深部体温計なのか~暑熱純化だけではない
COREで何が出来るのか~常時と経過のモニタリング
トレーニングに革命がおきる?


僕はこうしておきなわの表彰台に立った

僕はあまりフィジカルな素質に恵まれていないようなのだ。未だに認めたくないのだけれど、自分が指導し、その理論を実践した選手たちの活躍と比べると。。。
しかし、そんな自分が狙ったレースで表彰台に乗れたのは機器のおかげである。例えばASTRIM FITだったりCOREだったり。
この深部体温計COREは今夏から導入したため、十分に活用できたわけではないが、それでも効果を実感しており、無くてはならないものとなっている。

ここではまず、夏トレの暑熱順化にどのように活用したかを述べる。

毎回熱ダレするようなトレーニングでは効果が薄いことは論考を待たない。毎回オーバーワークではトレーニング効果が得られないように、夏トレで毎回オーバーヒートしていてはトレーニングをスポイルしてしまっているのではないだろうか。。
自分はきちんとヒートトレで暑熱順化して暑さに強くなってから、フィジカルに効かせられる負荷強度でトレーニングするのが効率的であると考えている。
また、ヒートトレも適切に行ってこそ効果があり、オーバーヒートにならないように、そして効果を実感できることが大切だと思う。

(写真)ウェザーニュース社

ただ、多くの暑熱順化マニュアルではレースで限界を攻めるようなケースを想定していない。自転車レースは暑い中での登坂など、非常に過酷な状況で走ることになり、またそのためのトレーニングも同条件で行う必要がある。
このため、深部体温計を用いてこのゾーンへの順応を試みた。
公式が推奨するものでなく、個人の一事例であり、他者に当てはまるものではないかもしれないが参考までに紹介する。

暑熱順化の際はそれにフォーカスして暑くてパワーが出なくても気にしない。
そのため、室内で行うときは、締め切った部屋で室内トレーナーを漕ぐ。長袖の暖かい-クソ熱い-ウェアを着て、フルフィンガーグローブ。弱風だが扇風機は使う。そしてしっかり水は飲む。
ちなみにチェーンへの汗対策を怠ったため、サビ錆になってしまった。

ワークアウトの内容は、30分から40分かけて70~75%MaxHRくらい、SFRを織り交ぜつつ深部体温を上げていく。急激に上げるとダメージが大きいのと、アップしてレースする状況をイメージし、少し時間をかけて上げるよう注意した。
自分の場合は39.5℃に到達しようとすると急にかからなくなる。温度そのものも重要だが、39.0℃からの上昇局面がとくにキツい。そのため、39.0℃まで上げて、キツイのに耐えつつ、そこから急にタレるところまで引っ張ってスグに終えることで、限界域を高める順応を狙った。

このためアップで39.0℃まで上げたら、短いダッシュを繰り返すインターバル負荷をかける。ただし強度はトレーニングとして行うものより15%ほど低く、体温が低ければ余裕でクリアできる強度。これをやるとダメ押し的に深部体温がぐっと上がる。
そして、熱ダレしてきて、余裕がなくなってくればFin。毎回、測ったように深部体温の上昇が慣性?で39.8℃くらいになるのだが、自分が安全に限界を攻めるのはそのくらいなんだろう。
上着を脱いで、クールダウン20分程度(これは脱がない方がいいかどうか、検討の余地あり。)

暑熱順化は脱水症状に注意。Photoは『脱水少女』(藤岡みなみ&ザ・モローンズ)

やり方としては、「暑熱環境下の運動パフォーマンスと安全」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/3/1/3_33/_pdf/-char/ja)などの記載内容を参考に自分で考えた。

これを2週間もやっていると、同じ外気温(27℃くらい)、同じ負荷、同じ負荷でも心拍が低くなり、深部体温が39.5℃を超えるときの負荷強度が高くなる-ほぼトレーニング強度。
そうなると週末の外ライドも強度が上げられるようになった(のだが、今年はせっかく順応してきたのにコロナ罹患、症状はごくごく軽かったがしばらく不調が続いた。)

また、レース前の暑熱順化に関して、ツールドおきなわのレース前の取組みは以下のようなものを行った。
おきなわ前にはフィジカルのコンディショニングが最も重要であり、ダメージの大き“ك?كƒكƒكƒك? كƒك(あれ、、文字化け???)


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