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#創作大賞感想「あの人のアールグレイが忘れられなくて」
皆さん、こんにちは!日々木です。
今日はおおやまはじめさん著「あの人のアールグレイが忘れられなくて」を読んだ感想を書きます。
僕は結構匂いに敏感です。良くも悪くも。この匂いはあの人の匂いだ、というのがすぐにわかります。このエッセイは香水の香りがテーマです。
著者さんの当時の状況が今の僕とかなり重なったので共感できました。職場は年上ばかりで気軽に話しかけることができない。そんな中で年上のお姉さん的存在がいてくれるととても安心できますよね。僕の職場にも10個ほど年上のお姉さんがいます。同じ大学卒なので後輩としても気にかけてくれているなぁと、日々感謝の思いでいっぱいです。
年上のお姉さん「Hさん」からはアールグレイのような香りがしたそう。いいですね、アールグレイ。そんな香りの香水があることを初めて知りました笑。紅茶の香りって落ち着くんですよね~。リラックスの香り。職場にアールグレイの香りがする年上の女性がいる、うーん、ロマンティック。
Hさんとは連絡も途切れたころ、著者さんはかつてのアールグレイの香水を探し求めています。たどり着いたのはSHIROの香水。はい。SHIROの香水持っています。学生のときに友達の買い物について行って買っちゃいました。香水をつけると「よし、がんばるぞ」とエンジンがかかるから、ここぞというときに使っています。
Hさんの香りとは完全には一致しないようです。でも、手にしたSHIROのアールグレイが今の自分の香りになっている。自分の香りを手にした著者さん、新たなスタートをきられています。
【まとめ】
香りをもとにして過去→現在へと視点が移っていきます。香りって年月が経っても「あの香りだ」って思い出せるから不思議です。僕も新しい香りを身にまとってみようかな。うむ。
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