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限界ぎりぎりの森。

急斜面

将軍平を後にして山頂へと登って行く。
少し行くと急斜面のスタートとなる。この山頂直下の急斜面、山荘手前のザンゲ坂と比べてもはるかに急な斜面である。夏間に七合目から蓼科山を登った事のある人なら憶えているであろう岩を掴みながら登るあの斜面である。

一直線の急斜面

無風の森

登っている面は東面、この蓼科東面は通常無風であり雪の溜まる場所。
急坂を登りながら両サイドを見る、雪の量は一気に増え針葉樹の森を際立たせる。

雪の増えてきた森

登山道をそれ森の中に入ってみる。
深雪の森、ツボ足では腰まで沈み歩くのは不可能の森。だか今日はスキーを使い登っている。
森の中へ。


森林限界ぎりぎりの森

蓼科山の標高2531m、森林限界は2480m。現在地は2400mくらいか。森林限界ぎりぎりの森へ。
スキーを使っても膝まで沈む軽い雪。
針葉樹の枝に積もった美しい雪、倒木を覆い尽くす白い芸術。
言葉にできないほどの美しい森。
これが北八ッの森、いや少し独特の蓼科東面の森である。

枝にとまった白い妖精達
倒木を覆う積雪

さらに奥に進むとそこには蓼科山のスノーモンスター「タテモン」が現れるという。

タテモン。に続く

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