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【新作小説】『君を守りたいseason2』   ⑧経済省大臣 一文字隼太

前回までの「君を守りたいseason1~2」

司会「続きまして、経済省大臣、一文字隼太氏なのですが、ご本人は裏方に徹したいとおっしゃっており、極度のあがり症であることから、メッセージをお預かりしています、読み上げます」

「私は、兄と甥を支えていきたい」
「メッセージは以上です。なお、経済省は、皆様の暮らしがすべて無料になる仕組みを計画し、実行した実績となっております」声援と拍手が沸き上がった。

司会「それでは、最後に一文字大統領に再度ご登場いただき、とても大事な発表があります、では大統領どうぞ」

「一文字猛です。実は、震災で皇居が壊滅的被害を受けました。そこで、皇居を奈良県の平城京跡に移転して頂き、また、伊勢神宮も同様に被害を受けましたので、平城京と橿原神宮の中間に移転して頂き、今後の日本を見守って頂きたいと思います。その際、関西圏の神社仏閣の配置を見直し、京都に次ぐ観光地に整備したいと思います、いかがでしょうか陛下?」

「彼の地は、1300年前に栄えた都。きっと歴代天皇もお喜びあそばれるであろう。朕もうれしく思う。ありがとう一文字大統領」

「ご了承頂き感謝申し上げます、陛下」
「それからもう一つご意見を賜りたく、それは、先の震災で、都道府県が無いに等しくなりました。沖縄、北海道の名称は今のまま、そのほかは、東北、平和京、東海、関西、中国、四国、九州地方と名称変更したいと思います」

「まずは、国民の皆様、「いいね」で意思表示をお願いします」
圧倒的大多数で「いいね」でした。

「朕も、国民皆さまの意見に同意である、ただし、その土地の様々な文化、祭りなどを継承して欲しいなぁ、大統領ぉ頼む」

「陛下、国民の皆様、お約束しましょう、様々な土地の文化、祭りなどを継承すると」
歓声と拍手が響き渡ったり、一文字大統領は、一礼して下がった。

司会「それでは、以上を持ちまして、大統領命式と内閣各大臣からの今後の実行計画プレゼンを終わります。皆様、もう一度大きな拍手をお願いいたします」
日本国再建への国民の希望が拍手と声援になってしばらく鳴り響いた。

Season3へ続く



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