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植物という名の人質

引っ越しが近づくと、自分の物の量より、夫の持ち物の量の方が気になってくる。
仕事で使うものが多いので仕方ないのだが、つい言ってしまう。

私「もの半分ぐらいにしないと、持っていくの大変だよ~。何か手放してよ~。」

すると、夫は私のどでかい観葉植物のモンステラを引き合いに出してくる。

夫「俺のものは仕事の物が多いから仕方ないだろ。それよりこのモンステラどうにかしろよ。」

私が大切に育てているモンステラをだしに使われちゃ~黙っちゃいられない。

私「なんだと!そんなこと言ったら、おめーのパッキー丸坊主にするぞ!」

パッキーとは夫の大事に育てている、オペルクリカリア・パキプスというマダガスカル原産の塊根植物である。我が家では、通称パッキーとして愛でている。購入当時、小さな苗を6,000円で買っている夫を見て”騙されているんじゃないか”とビックリしたが、そういうものらしい。そんなパッキーも今では20,000円近い大きさに育っている。

夫「,,,やめろ」

我が家では植物をまるでペットのように愛し、そして人質のように使うことがよくある。

左が私のモンステラ 右が夫のパッキー
パッキーただいま落葉中

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