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結局、私は日本人だった。

20代の頃、「猫のしっぽカエルの手」という、NHKのテレビ番組に出会い、イギリス人のベニシアさんのことを知った。
彼女はとても幸せそうに見えた。
そこから、20代はイギリス関連の本ばかり読んでいた。

30代、世界一幸せな国フィンランドについて情報を集めた。
しかし、私のメンタルの不調は改善されず、もがいていた時、映画「日日是好日」を再び観た。
そこから、禅の心へ行きついた。

そんな時、20代のイギリスかぶれだった頃に、姉に言われた一言を思い出した。

朝、いつものように朝食にトーストを食べていた私。
当時、まだコーヒーも紅茶も飲めなかった私は、温かい緑茶でトーストを食べていた。
コーヒーを入れている姉に、「あんた、やっぱり日本人やな。」
私「、、、。」
何も言い返せなかった。

生まれも育ちも日本の私は、どんなに他国に憧れようと、日本人なのである。
そして、ピンチの時には、日本の文化に救われたのだ。


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