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別れの意味

 「別れ」って皆さん経験ありますか?ぱっと思いつくのは恋人との別れとか、友達が転校してしまったとかでしょうか。
 私は19歳になって初めて、1度好きになった人との別れについて考えるようになりました。中学とか高校は付き合って別れるとなっても、同じ集団に属しているから必ずどこかで目にするんです。だから、厳密には恋人関係を破棄しただけで別れにはなっていなかったんですよ。まぁ、高校生のときに同じ学校に通う彼氏なんていたことないですけど。とにかく私はその事実を19歳になってやっと理解したんです。
 10月末に私は恋人と別れました。心のどこかでなぜか別れきれていない自分がいて、はじめは寂しさとか当たり前が変化することへ戸惑っていたから忘れられていないのだろうと思っていました。でも、何をするにも未だに心のどこかで彼女面している私が居たんです。そんな情けない自分に気付いた時「別れ」の本当の意味と現実にやっと気付けました。「別れ」とは、もう二度と交わることの無い人間同士になるってことなんですね。同じ集団に属しているわけでは無いから、顔を合わせることもないし、恋人関係では無いから連絡を取り合うこともない。一生の別れと言えますね。そう思えた今がちゃんと別れられたと言えるのでしょうか。不満と不安から、勢いに任せて学生気分で別れようなんて、もう二度と言えないです。別れを知ることがこんなに辛くて切なくて、でも少し成長した気分になれるとは思ってもいませんでした。
 皆さんはもしかして、この事実を既にご存知でしたか?もしそうならきっと、出会いを人一倍大切にされているのでしょう。私はやっと恋愛をするスタートラインに立ったところです。

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