八月十日

詩と物語を創ります

八月十日

詩と物語を創ります

記事一覧

地盤

だらだら走る たらたら走る そんな人生訳もなく すぐ隣には影が伸び 太陽落下、身を振るわせて 核の核まで貫いて

八月十日
8か月前

循環

この世は愚痴で出来ている 愚痴で作られた更衣室 愚痴で作られたビール瓶 愚痴で作られた帰り道 そして再び人体に 気づけば無断でそこにいる この世は愚痴で出来ている …

八月十日
9か月前
1

我慢しよう 我慢しよう  1日伸びる鬱屈に 大して 大して 他人事じゃなかろうに つまらない、日常讃歌 奮って参加 歌って酸化 おちおち寝てもいられない

八月十日
9か月前

私、あなた

変わらず 変わって

八月十日
9か月前

暗証

クラマナ

八月十日
9か月前

ちくり 指指す針

八月十日
9か月前

未来に伝えて

もし未来があったなら もし、私に未来があったなら どんなに普通でいられたか どんなに不変でいられたか 更衣室のロッカーの隙間 深い穴に落ちてゆく 赤子のようにうずく…

八月十日
9か月前

衝撃

鉄のハンマー振り下ろす 頭痛が痛い  頭痛が痛い 言語感覚狂い咲き 初めて触れる生き物の ように世界を見開いて 今に困惑、未来へ期待 ありきたりに叫ばれる 有象無象の…

八月十日
9か月前

終わらない

スタートライン 走り出す 大人運動会

八月十日
10か月前

無音の叫び

恐怖の大王 迫り来る 大腸喚き 脳は焼かれ 小さな個室で死を叫ぶ たった一つ 小さな小さな灯火が 孤独な世界のよりどころ まるで神の 光のように ただひたすらに 救いを求…

八月十日
10か月前

理想像

花曇りが笑う 夕焼けが溶ける 人々は歩く 障害をものともしないで 突き進んでいくあなたを  遠い空から羨んで 暗い部屋で一人 陰と陽を渦巻きながら 再び、立ち上がる

八月十日
10か月前

怠惰

3時55分 扇風機が泣き喚く 僕はじっと見つめる たまに足が悪さして コンセントを引っこ抜く このごろ接触が悪くなり 彼はときたまサボりだす こっちを向いて喋ってよ 寂し…

八月十日
10か月前

もつれ人

カラマリ カラマリ ブルコギ プルコギ 行って戻って 戻って行って  靴の紐を結ぶよに 私も君も絡まって 解けぬ論理に嫌気が指して 溶ける君への感情も か細い糸と成り…

八月十日
10か月前

大きな存在

「変わんないね」 そう君に言われたとき 時間の加速器は逆行した 人生を弄んでいたあの日々 幾度となく繰り返す春に 遠のいて欲しくない それだけを想ってた 景色はそっ…

八月十日
10か月前

僥倖

踏み場の無い道 闇に住む木々 誰もいない 日陰の中を 劣等種として生きてゆく 息を吸ってるだけ 排泄をしてるだけ 積み重なる醜悪な過去に 振り向きもせず ただ前を向く…

八月十日
10か月前

世界の響き

奏、音楽 血管を巡る 色とりどりの音符 つられて踊る心臓は 寿命を削っていくように ドンドットと鳴り響く お腹が痛くなってくる 地面からの反作用 体に感じて安堵する …

八月十日
10か月前
地盤

地盤

だらだら走る
たらたら走る
そんな人生訳もなく
すぐ隣には影が伸び
太陽落下、身を振るわせて
核の核まで貫いて

循環

循環

この世は愚痴で出来ている

愚痴で作られた更衣室
愚痴で作られたビール瓶
愚痴で作られた帰り道

そして再び人体に
気づけば無断でそこにいる

この世は愚痴で出来ている
空気と水と循環し
この世は愚痴で出来ている

ん

我慢しよう
我慢しよう 
1日伸びる鬱屈に

大して
大して
他人事じゃなかろうに

つまらない、日常讃歌
奮って参加
歌って酸化
おちおち寝てもいられない

未来に伝えて

未来に伝えて

もし未来があったなら
もし、私に未来があったなら
どんなに普通でいられたか
どんなに不変でいられたか

更衣室のロッカーの隙間
深い穴に落ちてゆく
赤子のようにうずくまり
世界の始まり待っている

未来の私にどうか伝えて
「きっと君は大丈夫」

衝撃

衝撃

鉄のハンマー振り下ろす
頭痛が痛い 
頭痛が痛い
言語感覚狂い咲き

初めて触れる生き物の
ように世界を見開いて
今に困惑、未来へ期待

ありきたりに叫ばれる
有象無象の声など断
広いアスファルト
一人ぼっち

終わらない

終わらない

スタートライン
走り出す
大人運動会

無音の叫び

無音の叫び

恐怖の大王
迫り来る
大腸喚き
脳は焼かれ
小さな個室で死を叫ぶ

たった一つ
小さな小さな灯火が
孤独な世界のよりどころ
まるで神の
光のように
ただひたすらに
救いを求めて

理想像

花曇りが笑う
夕焼けが溶ける
人々は歩く

障害をものともしないで
突き進んでいくあなたを 
遠い空から羨んで

暗い部屋で一人
陰と陽を渦巻きながら
再び、立ち上がる

怠惰

怠惰

3時55分
扇風機が泣き喚く
僕はじっと見つめる
たまに足が悪さして
コンセントを引っこ抜く

このごろ接触が悪くなり
彼はときたまサボりだす
こっちを向いて喋ってよ
寂しさ募らせうだる夏

もつれ人

もつれ人

カラマリ
カラマリ

ブルコギ
プルコギ

行って戻って
戻って行って 
靴の紐を結ぶよに
私も君も絡まって

解けぬ論理に嫌気が指して
溶ける君への感情も
か細い糸と成り果てて
か弱い二人と成り果てる

大きな存在

大きな存在

「変わんないね」
そう君に言われたとき
時間の加速器は逆行した

人生を弄んでいたあの日々
幾度となく繰り返す春に
遠のいて欲しくない
それだけを想ってた

景色はそっと廻るって
過ぎる時間が教えてくれた
束になっても敵わない
大きすぎる存在が
みんなの中に宿ってる

僥倖

僥倖

踏み場の無い道
闇に住む木々

誰もいない

日陰の中を
劣等種として生きてゆく
息を吸ってるだけ
排泄をしてるだけ

積み重なる醜悪な過去に
振り向きもせず
ただ前を向くだけ
ただ前を向くだけ

世界の響き

世界の響き

奏、音楽
血管を巡る
色とりどりの音符
つられて踊る心臓は
寿命を削っていくように
ドンドットと鳴り響く

お腹が痛くなってくる
地面からの反作用
体に感じて安堵する

手のひら渡る振動は
外の世界と接続し
自己存在を拡張す

音は空に反響し
人の心に入り込む