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小さい子供に眼鏡なんて可哀想なのか?

子どもが5歳でメガネデビューしました。それを見たママ友から”可哀想”と。子どもはメガネを気に入っています。私も「必要だからかけさせているだけなのに」と、もやもやした話です。

発症


◆風邪のような症状


それは突然やって来ました。
5歳のわが子から鼻水が滝のように出てきます。おまけにくしゃみが出るから大変です。「急にどうしたんだろう?」「風邪かな?」と思い、耳鼻科に連れて行きました。その時、医師にこう質問されました。「目を痒がっていませんか?」と。

◆目のかゆみ


確かによく目を痒がっていました。それは保育園から帰宅した時が多かったので、ただ眠くて目をこすっているのかと思っていました。「こすればこするほど痒くなるから止めなさい。」なんて言ってしまっていたコトに気づきました。

◆花粉症


医師が子どもの鼻を覗いて一言。「花粉症ですね。」と仰いました。

私は衝撃を受けました。だって花粉症にならないように、かなり注意して過ごしていたのです。

コロナ禍ということも重なり、外から帰宅したら玄関で着替え。すぐに洗面所に移動し、手洗いうがいを徹底して、花粉を自宅に持ち込まないようにしていました。

おまけに「外干し」を一切止めていました。洗濯物だけでなく、布団まで。それでも花粉症になったのです。

天気の良い日は、”外で遊んでいる”から仕方ないと言えば仕方ないのですが。

子供に自分ができること

◆花粉症対策


飲み薬・点鼻薬・目薬の3点セットを処方してもらいました。そして他に対策できることを考えました。

子どもはマスクを常にしているので口は保護しています。花粉が入るとしたら、目しかないので、目を保護するしかないと考えました。急いでメガネを買いに走りました。

◆メガネの購入


日用品も置いてある大型スーパーで、キッズサイズの花粉症対策メガネを発見。ちょうど子どもの好きな色だったので購入しました。

子どもは私が買ったメガネを喜んでつけました。なぜなら前々から、メガネに憧れを持っていたからです。

実は私もメガネをかけています。子どもにとってメガネは身近に存在しているので、いつか自分もかけたいと思っていたようです。
「大きくなったらメガネ買ってね。」なんてしょっちゅう言っていました。

◆旦那もメガネを購入

わが子が花粉症になったことを、旦那にLINEしました。すると返事に「メガネ買ったよ。」とありました。子どもが好きなディズニーのメガネをネットで注文したようです。

子どもに伝えると、「届くのが楽しみ。」と言いました。

いまわが家には子供用にメガネが2つあります。気分で選べるメガネ。なんてお洒落さんなんでしょう。私と旦那で、「いいな~2つもあって。」なんて言って、子どもの気持ちを盛り上げました。子どもは大満足の様子でした。

周囲の反応

◆登園


次の日は保育園の登園日です。子どもはメガネをかけて出かけました。先生もお友達も「可愛いね。」と褒めてくれたそうです。子どもの持ち物を肯定してもらえて、親としてもホッとしました。

◆ママ友


保育園帰りにママ友にばったり会いました。メガネ姿のわが子を見て「メガネなんだね?」と聞いてきました。私は事情を話しました。

すると彼女の口からこんな言葉が飛び出してきたのです。
「可哀想。もうずっとメガネをかけないといけないんだね。」と。

私はショックを受けている自分に気が付きました。なぜなら、わが子が、この先ずっとメガネをかけ続けるとは思っていなかったからです。花粉症は治るモノだとも。

子どもは大きくなるにつれて体質が変わることもあります。酷いアレルギー症状だった人が軽くなる人もいます。花粉症もアレルギーの一種だから同じだろうと。

そのママ友に「花粉症は治らないよね。」と言われてうまく返答できない私がいました。(え?治らないの?)と頭の中が混乱したのです。ママ友からすると、素朴な疑問の投げかけだったのだとは思いますが、何だかもやもやしました。

子供がメガネをかけるということ


私はメガネをかけている子もいない子も素敵だと思っています。お洒落でメガネをかけている子だっていますよね。メガネをかけているコトが可哀想なんて考えたことがありませんでした。

今度そのママ友にあったらこちらから「メガネの姿も可愛いでしょう。」と言えるくらいには、子どものメガネ姿を受け入れている自分がいます。だって本人が気に入っているのだからいいじゃないかと。

それに花粉症がこれ以上悪化しないためにはメガネはわが子にとって大切なアイテムなのです。薬と同じように。

終わりに


私や子どもが良いと思っていても、第三者から色々な意見をもらうことがあります。ひとりとして同じ考え方の人はいないのだから、自分と違う意見であってもうまく受け流したり、うまく説明したりするスキルが、私にはまだまだ足りないのかな?と反省しました。

自分のコトではなく、子どものコトとなるとどうしても過敏になってしまいます。でも私はメガネをかけている子どもが可哀想なんて一度も思ったことがありません。それぞれに事情があって、大切なモノですよね。一人でも多くの人にその思いが伝わると良いな、と思います。

~記事紹介~


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