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【東京は子育てしにくい?】東京もまだまだ捨てたもんじゃないと思った理由

「東京で子育てしにくい?」と問われたら、私は「Yes」と答えます。

もちろん子育てをしやすい面もあります。
ですが、しにくい面の方がたくさん挙げられます。

ちなみに、コチラ↓

《東京で子育てをしやすい理由》
①室内施設が多数ある(大規模な科学館や図書館、水族館、ボーネルンドなど)
②屋外施設も多数ある(動物園、植物園、大規模な公園など)
③最先端の医療や教育を受けられる
④23区は子どもが中学生卒業まで、医療費無料

《東京で子育てをしにくい理由》
①待ちゆく人が、子連れに冷たい
②公共交通機関は子連れで利用しにくい
③子どもが思いっきり遊べる公園が少ない(ボールNGの場所が多い)
④自然と戯れる場所が限られる
⑤待機児童が多すぎて、保育園に入れない
⑥仕事場で子育て世代が少数派なので、理解されにくい
⑦そもそも物価が高いので、生活費が嵩む

子育て”しにくい”理由は、書き始めると止まらないので、この辺にしておきます(笑)

今回は、電車の中での体験をお話します。

◆できれば乗りたくない電車

先日、子ども(5歳)と用事があって、電車を使って外出していました。

子どもが生まれてからと言うもの、なるべく電車は使わないようにしています
なぜなら子連れで乗車すると居心地が悪いからです。

東京の電車は基本、

①人が多くて
②席に座れない

路線や時間帯、上り下りにもよりますが。

おまけに、ホームで歩いていたら忙しなく歩く人々と、子どもが接触するコトがしばしば。(東京の人々はどうしてあんなに歩くのが速いのでしょうか?何をそんなに急いでいるのでしょうか?私は田舎出身なので毎回びっくりします。)
大人が持っているバッグや傘が、ちょうど子どもの目線にあるので危険なのです。

そのため子連れのときは、車移動にしています

しかしながら、土地が狭く、物価の高い東京。
行き先に駐車場が無いコトも多く、近隣のパーキングを探しても超高額
用事も長時間かかりそうだったので、仕方なくその時は電車移動しました。

◆通勤ラッシュ時は座れない

用事が済んで、やれやれと電車に乗ろうとして気が付きました。

通勤ラッシュの時間帯(17時~19時)だったのです!

しまったと思いましたが、もう手遅れ。

優先席付近も人が一杯です。
150%ほどの乗車率でした。

仕方なく、子どもを優先席の角に立たせて、私は子どもの体を支えます
帰路というコトもあり、子どもはくたくた。

「足が痛い」

と言っていますが、座れる席は無し。

◆男性A(約60歳)登場

ひと駅過ぎた時に、ひとりの60歳くらいの男性が、気づいてくれました。
男性Aとしましょう。その方は、こちらから一番離れた優先席に座られていました。

男性Aは、子どもにちょいちょいと手招き。

有難いコトに、席を譲ってくれました

私はお礼をお伝えし、子どもを座らせました。そして私自身も子どもの席の前に移動しようとしました。

◆男性BとC(約50歳)登場

でも…
子どもの席の前は、50歳くらいの男性ふたり(男性BとC)が立っています。
おしゃべりに夢中で私に気づく様子は無し

入る隙間が無かったので、私は少し離れたところから、子どもの様子を見守るコトにしました。

もし子どもがまだ4歳のときだったら、私と離れたコトがツラくて、座っていられなかったと思います。
でももう5歳。じーーーっと私の顔を見ながら、ちょこんと座っていました。

3駅ほど過ぎると、今度は対角線上の席が2つ空いたので、すかさず私と子どもはその席に座りました。

◆男性D(約70歳)登場

先ほどまで、うちの子が座っていた席に座ろうとされた70歳くらいの男性(男性D)が、立っていた男性BとCに向かって、こう仰ったのです。

子どもが座っているのだから、その前にお母さんを立たせてあげても良いんじゃないか?」と。

ずっと話に夢中だった男性BとCは、「でも混んでて…」と理由を話されていました。

サラリーマンの格好をしていたので、とてもお疲れだったのでしょう。

私は、男性Aと、男性Dに気にかけていただけて、東京も捨てたものじゃないなと思いました

◆”優先席”に座れなくて当然

そもそも優先席は、「優先」席であって、「専用」席ではないので、”子どもだから当然座れる”と思っている訳ではありません。

他に高齢の方や、障がいをお持ちの方、病気の方、妊婦の方など色々な事情を抱えている方は優先されるべきだとは思います。

でも今回は、私たち弱者(女性と子ども)に対して、周囲が気にかけてくれたコトが嬉しかったのです。

【最後に】

私自身、子連れで電車に乗るコトがこんなにも大変なコトだと分かったのは、子どもを産んでからです。経験したから分かります。

その理論だと、高齢にならないと分からない、障がいを経験しなければ分からない、病気にならなければ分からない、となってしまいます。

自分がどんなに疲れている時でも、周りの状況を見て何かできるコトはないかと考え、行動に移すコトは大事だと、上記のお二人に学びました。

お二方、ありがとうございます。

最後までご覧いただきありがとうございます。
Have a good day!
ではまた明日♪

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