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【男鹿の魅力を語り尽くす】③紫陽花・竹林・海…

 少し前回の記事は海の画像ばかりで単調になった気がします。ご覧になった方にやや退屈な思いをさせてしまったかもしれません。ただ、時系列・辿ったルートに従って記事を作成していますので、これも致し方ないことかと思います。

 もともとそれほど広く皆さまに支持されるような記事を書けているわけでもないのですが……。

 一番は遊覧船に乗らなかったことですかね。海から撮影した画像をネットから拝借してしまったことは私としても心残りで、ほかに方法がなかったのかと自問している最中です。

 実を言いますと、もともと遊覧船には乗るつもりでいたのです。しかし駐車場内で自分の不注意から車を傷つけてしまい、心がまっぷたつに折れてしまったのでした(泣)。
 よって、この男鹿周遊の記事……全体的に失意のシリーズとなっているのですが、読んでいただいている方にはまったく関係のないことですので、お気になさらず、内容の方だけご注目ください。心理学の観点でこの文章を検査すると、もしかしたら「深い自己嫌悪」が読み取れるかもしれません。

 が、皆さまには気付かないふりをしてくださるようお願い申し上げます。


 今回は芝生の岬「入道崎」から少し南下して、半島全体を見渡せる展望台へ向かったあと、内陸へと道をとりたいと思います。

「入道崎」という文字の下あたりをうろつくところから始めたいと思います。

八望台から半島全体を臨む

やや雲が多く、残念な画像となってしまいました。ちなみに命名者である皇族の方は、高松宮殿下です

 ここは「八望台(はちぼうだい)」と呼ばれるところです。

 ここには過去に皇族の方が来訪されたようです。中央に見える木は、それを記念して植えられたものだとか。「八望台」という名前もその皇族の方が付けた名前だそうで、「八方を見渡せる高台」という意味のようです。
 画像右側に展望台がありますね。さっそく登って画像をお届けしたいと思います。

 曇ってますけど。

やっぱり、曇りですね。

 曇っていてあまり見栄えがせず、嫌な気持ちしか残らない画像ですが、手前に湖があることだけはご説明したいと思います。半島内にはこのような湖が3つほどあります。これはそのうちの「二の目潟」と呼ばれる湖です。

曇っているうえ、霞んでもいます

 こちらは反対側の「一の目潟」です。ほかに「三の目潟」もありますが、そちらは展望台から遠く、撮影ができませんでした。これらはいずれも太古の昔における「爆裂火口」に地下水(雨水ではない、とのこと)が貯まったもので、地質学的に非常に珍しいのだとか。現在も周辺地域の水源として利用されているらしいです。快晴だったら、もっといい画像をお届けできたと思うのですが……。

 このあたりで、いったん海を離れて内陸へと道をとりたいと思います。ナマハゲの生息地は内陸地域ですので、(皆さん知っていることとは思いますが)そちらに向かいたいと思います。が、その前に「雲昌寺」というところに向かいます。


あじさい寺・雲昌寺

 お前が花を見に行くなんて柄にもない、女性を意識して無理するんじゃねえよ、と思う人もいるでしょう。でも私は前の仕事で長く花に関わってきましたので、土や肥料も含めて造詣は深いのです。その仕事を離れた今(定年を迎えたわけではありません)、ようやく趣味の対象として庭を整えたり、こうして名所を見て回ることができているのです。

 ところで、ここ雲昌寺は最近になって「あじさいの名所」だと騒がれるようになってきているのですが、忙しさにかまけて今まで来たことがありませんでした。おかげさまで時間もできたことですので、今回はじっくり目に焼き付けたいと思います。

まだ花は小振りではありましたが、その数には圧倒されます。ここはまだ参道の段階です
比較対象がないのでわからないと思いますが、通路両側のあじさいの丈は人が埋もれるほどの高さです。ちなみに私の背丈はちょうど180cmですが、同じくらいの高さでした。

 拝観料で500円ほど取られますが(平日。土日は800円)、ここには多くの人が集まっておられました。安いもんだと思います。全国にはアジサイの名所は数多くありますが、いずれは……男鹿と言えばアジサイ、アジサイと言えば男鹿と言われるくらいになってほしいですね。

縮小画像だとややぼけたように見えますので、拡大表示してみてください。奥に見える海は「北浦漁港」です。絶景ですね!

 雲昌寺は寺としての歴史は割と古く、1624年の建立だそうです。が、アジサイがこれほどまで広がったのはここ15年のことらしく、男鹿市のみならず秋田県の新たな観光名所となりつつあります。

門に至るまではアジサイによって迷路のようになっています

 もともとはたったひと株のアジサイがあるのみだったそうですが、それを丁寧に株分けし、現在では1500株以上。さらに品種改良してひと株につく花の数を増やしたことで、現在のような姿となっています。

甘味処も存在することをおさめたつもりの写真ですが、よくわからない画像となってしまいました
アジサイに店員さん、お客ともども埋もれています

 説明によると「死ぬまでにに行きたい! 世界の絶景 公式WEBサイト」なるものがあるらしいのですが、こちらの雲昌寺アジサイは、その2017年度版で第1位を記録したとのことです。なんと、世界1位なんですって。でも雲昌寺の公式サイトにリンク付けがされておらず、その具体的な情報に辿り着くことはできませんでした。かといって嘘を言っているはずはありませんので、皆さま信用して訪れてみてくださいね。

アジサイ畑の奥には、竹林があるようです

 写してしまわないように注意したので画像では確認できませんが、ここでは若いカップルの方々も多くいらっしゃいました。小さなお子様連れも多い一方で老人も多かったのですが、……まあひとことで言うと、老若男女楽しめる、そういうところです。

観音像を目印に、奥へと進みます

 ところで僕はなんの信者でもないのですが、救ってもらえる存在であれば対象を問わず感謝するような人間です。観音様とご神体の区別もつかないようなこだわりのない人間ですので、どうか皆さまお気軽にお付き合いください。

入り口は、こんな感じ

 この写真を撮るときに、足もとで小さな子がうろちょろしていて少し苦労したのですが、僕は幼児が好きなので、決して追っ払ったりはしません。小学生くらいになるとだんだん憎たらしくなるのですが(笑)。

意外にPOPでかわいいお地蔵様です
ここの住職さんはたぶん重厚な雰囲気より女性受けするものの方が好みだと思われます

 この日はやや日差しの強い日でしたので、竹林に入るとほっとするところがありました。月並みな感想で申し訳ありませんが、ここはアジサイ園も含めて、すごくいいところです。

 7月17日までが観賞可能時期となっていますが、実際はその前の週あたりが最後の見頃でしょう。お早めに……。


 以降、竹林の様子をお届けします。

竹林にも小道が設けられています
個人的に好きな画像
タイトルに使わせて頂いた画像です。赤い傘……素敵ですね
技術的にいいのか悪いのかわかりませんが、印象的な画像が撮れました
逆光でした……

 名残惜しいので、アジサイの画像をもう少し……

基本的に植えられているアジサイはすべて青です。
酸性土壌で育てると、アジサイの花は青くなります。アルカリ性を保つとピンクになりますが、日本では酸性雨が降るので、土壌は弱酸性です。よって、基本的に野生種はすべて青です。
ちょっと霞んだ画像となってしまいました。カメラも奥が深くて難しい……
いちおう、アジサイ以外の庭園も存在するようです(右奥)

最後に

 このアジサイ寺(雲昌寺)を出て、さらに内陸方向に向かうと、「真山神社」があります。先述したとおり僕は特定の信仰心を持たないので、寺を出たあとに平気で神社に向かいます。

 実はこの「真山神社」こそが本来のナマハゲ生息地です。次回は満を持して、そちらの模様をお届けしたいと思います。

次回予告

アジサイと違ってナマハゲの顔が青いことに土の酸性度は関係ありません

いつになるかはわかりません。


今回訪れたところ

①タイトル画像:男鹿市北浦「雲昌寺竹林」

②男鹿市戸賀「八望台展望所」

③男鹿市北浦「北浦漁港」

④男鹿市北浦「雲昌寺」


 最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 以下にこのシリーズのリンクを貼りましたので、お時間のある方は訪問してみてください。

 観光地としての男鹿をPRするためにも、よろしくお願いします。

では、次回もお楽しみに!

続きはこちらです。


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