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【男鹿の魅力を語り尽くす】②芝の岬は優しさに満ちあふれ

 男鹿は人口2万5千弱の小さな市だ。うち250名がナマハゲの血を引くなんてことは、もう言いません。人口が少ないことを馬鹿にする気も、さらさらないし。ただ、正直な話をすると、自治体には観光地としてもっと盛り上げてほしいな。
 でも2万5千の人口では無理もないか、という気もする。ただでさえ少ない税収を観光地開発に振り向ける余裕はおそらくないだろう。このままだと地方は廃れていくばかり……。だからこれを読んだ人は、ぜひふるさと納税を検討してみてほしいのです。

 特に僕は男鹿市からPRを依頼されているわけではないし、僕自身もまだふるさと納税ってしたことがないんですけど、いつかやるのであれば、ここでしてみたいと思います。これを読んでいる皆さまも、それくらいの気持ちがちょうどいいと思うので、機会があればご検討ください。

 さて、前回は「市街地」から「南磯地区」へと向かい、鵜ノ崎海岸を見たあと塩瀬崎のゴジラ岩までをご案内しました。今回は「西海岸」というどことなく洒落た名前の海岸から、「入道崎」までをご案内したいと思います。地図をよく見て頂ければおわかりになるように、このあたりはすでに国定公園エリアです。

大桟橋(だいさんきょう)

ここにいたる手前、門前漁港より観光遊覧船が出ます。大桟橋自体をじっくり見たい方は海側からどうぞ。

 道をそのまま行くと、駐車場がありました。そこには上のような案内看板がありましたが、実際にこの大桟橋を見るには、海から見るしかなさそうです。駐車場は断崖のかなり高い位置にあり、上からしか見えません。
 写真の下にも記しましたが、こちらを実際に見るためには観光遊覧船が便利です。大人ひとり2500円も取られますが、(たぶん)満足できると思います。

 本当は乗るつもりだったのですが、時間があわず断念しました。リンクには出航時間なども記載されていますので、皆さまはどうか計画的に……乗るつもりのある人は、ですけど。ぜひお勧めしたいと思います。

駐車場は意外に整備されていました

 実はここに至るまでには、だいぶ坂を登ります。先に申し上げたとおり駐車場は断崖の上にあり、そこから見える光景は壮観です。

大桟橋はこの真下にあり、上からは見ることができません

 なお、海側から船で見て回ると、滝や洞窟も確認できる模様です。

こちらはホームページから拝借した画像です。自分で撮れればよかったんですけど……こちらは「白糸の滝」

 やっぱり船に乗ればよかった。人の撮った写真で記事作るなんて……。でもせっかくなので「西海岸」がどういう感じなのか、空から撮った写真がありましたので、そちらも紹介したいと思います。

白い線が私のいる道路です。さすがにこんな空中からの写真は撮れませんので、拝借です。
マークいれておきました

 ご覧になっておわかりになるように、砂浜はほとんど見られません。道路から海岸線に降りることも実際には無理ですので、遠くから観光に訪れる方は、やはり遊覧船に乗ることをお勧めしたいと思います。
 ちなみに大桟橋の拡大画像を見つけましたので、こちらも拝借という形でご紹介します。

拝借した画像はすべて公式HP「男鹿なび」から

 さらに道を行くといくつか駐車場があり、それぞれ展望所になっています。ここは「カンカネ洞」展望所。

光の当たり具合で芝(苔?)が浮き上がったように見えますね。
少し望遠で。ちょっと霞みがありますね

 この道路は1960年代の中頃に開通したらしく、それまでは山道(登山道みたいな感じ)か、船で移動するか、それしか手段がありませんでした。工事の際には多数の人夫さんが来てくれたそうですが、それまで道もないようなところでしたので当然のことながら宿泊施設などもなく、地元の皆さんが自宅で彼らをもてなしたのだそうです。
 建設機材についてもわざわざ山形県の東根市にある自衛隊駐屯地から仕入れてきたらしく(たぶんダイナマイトのことだと思います)、総じて非常に難工事だったようです。そのおかげで国定公園らしい景観が楽しめるようになった、というわけですね。実にありがたいことです。

手前の葉っぱにピントが合ってしまいましたが、入り江に広がる漁村の様子もいいものです

戸賀

 同じ西海岸なのでだいたい景色としては同じなのですが、戸賀湾周辺には、男鹿を代表する施設として水族館があります。

男鹿水族館「GAO」です。シロクマの飼育がメインです

 ただ私の旅レポートでは、建造物・施設・店舗などは史跡・神社仏閣以外あまり紹介しないことにしていますので、このあたりの情報については公式HPにお任せします(あっさり)。

 それよりも水族館の前が展望所になっていますので、そちらを紹介したいと思います。

展望所ではほかに車はなかったのですが、あとからやって来た車がいわゆるトナラーでした。わざわざぴったり隣に停められましたので、並ばれた瞬間に立ち去りました。

 駐車場で隣に停める人って意外に多いですよね。なんか思惑がありそうで僕はすごく嫌なのです(笑)。絶対だめ、というわけではないですが、なるべくならご遠慮願いたい……そんな気持ちです。
 というわけでここでの写真は1枚のみでした。次に向かいましょう。

入道崎

入道崎は男鹿観光最大のスポットといえましょう

 少し雲が多いですね。行った当日は充分日差しがあったのですが……。
 この「入道崎」は男鹿半島の先端部分にあたります。駐車場には大規模な売店が並び、大型観光バスもとりあえずここを目的地とする、そんな場所です。

こんな感じの場所。ただし営業していたのは向かって左の二軒のみでした

 全体的に芝生の海岸。大きな灯台があってイメージ的にはイギリスとかアイルランドとか……

ちょうど北緯40度にあたる場所です。

 なかなかのよい景色です。ただ、「芝生の海岸」などのワードで検索したりすると、ほとんどが青森県の八戸市・種差海岸の情報ばかりで、男鹿に関しては出てきません。確かに種差海岸は素晴らしいのですが……向こうはちゃんと電車で行けますからね。駅も目の前にあるし。こちらはすごくアクセスが悪いというところもあるのですが、規模は負けていないと思います。

見事に芝が続きます。

 ただここは、断崖になっているので海までは行けません。ぎりぎりまでは行けますが、色々な人に迷惑がかかるので無理をして海岸まで行くことはやめましょう。芝生にシートを敷いて弁当を食べるというのも素敵だと思いますが、人が大勢行き交いますので、実際は恥ずかしいと思います。

鵜ノ崎海岸は日本の渚100選でしたが、こちらの灯台は日本の灯台50選です

 入道崎灯台は資料展示室とともに、入れませんでした。シーズンの盛りになると入れるようになるのかな……? ぜひ上からの眺めを確認したいところでしたが、今回は叶いませんでした。

北緯40度のモニュメントです

 最後にはナマハゲに頼ってしまいますね。大型バスでここを訪れた人たちが、みんなここで記念写真を撮っていきます。
 もっとアップで撮れば、という意見もあるかと思いますが、あとの回でナマハゲは特集しますので……その際に目一杯お届けしたいと思います。

 今回は海岸の画像を中心にお届けしました。次回以降は内陸の方に向かいたいと思います。

 次回もお楽しみに。


今回訪れたところ

①タイトル画像:日本の灯台50選「入道崎灯台」

②男鹿市門前「大桟橋」

③男鹿市戸賀加茂「カンカネ洞」

④男鹿市戸賀「男鹿水族館GAO」

⑤男鹿市北浦「入道崎」


なお、こちらは前回記事のリンクです。

 なお、続きはこちらです。


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