介護をしている全ての人へ#31 ~ 母が弱気に。

自分発のインフルエンザがとうとう父にも飛び火、全員罹患ならば感染予防の必要もなくなったので、小さなテレビを携えて車で実家へ。
母の日記の分量が少ない。体調は悪そう。

2019年1月31日(木) 母の日記

 夫にインフルエンザの兆候、38.5℃、午後かかり付けの病院が休診だったので、市販の風邪薬(PL顆粒)を飲ませて寝かせておく。
 トイレ介助2回、清拭も2回まだ熱があるためすごく大変。老々介護の現実を突きつけられた。私がいなくなったら息子がこれをやるのかと思うと気の毒。なるべく元気で長く生きていたい。遠くでなくていいから、息子たちや友達と旅行に行ったり、おいしいものを食べたり、カラオケもやってみたい。人生はままならない。
 夕食はコーンスープとパンとヨーグルト、夫は不満たらたらだが、体がいうことを聞かない。

 よる10時ごろ長男が小さなテレビと一緒に帰宅。うれしい!
 熱はほぼ下がったと言っているが、何となく辛そう。明日は、家事を手伝ってくれるとのこと。有難い。

2019年1月31日(木) 私の日記

 午前中に会社から電話、文書審査部署から文章修正の指示が合った旨連絡を受ける。お客様の信頼を得るための文書審査という建前だが、実際は後で責任を取らされないようにするための言葉狩り。”障害”は”障がい”、”子供”は”子ども”、本当に必要な修正なのかといつも疑問。社会的にも識見が認められている大先生の表現にいちゃもんをつけて修正を求める神経をうたがうが、不満はあるが、給料の内だと思ってあきらめる。
 午後、熱を測ると36.9℃。峠は越えた。母がだいぶ苦戦しているようなので、車で帰ることにした。ついでに埼玉の自宅の寝室のテレビを実家に運ぶ。少々小さいが、昔はこのサイズでみんな満足していたので我慢してもらう。
 家に帰ると、ここ2日分の父の汚れ物がバケツに放置されていた。これらの汚れ物を普通の衣類と一緒に洗濯するのは正気の沙汰ではない。庭に出て、暗がりの中、ゴム手袋とマスクで武装して手洗い。強烈な臭い。
 父が紙パンツははいてくれないとのこと。困りもの。明日、庭に置く中古の洗濯機を見に行こう。うんこ問題は最重要課題。
 2匹のねこがお尻の左右で丸くなっている。「おかえり、ゆっくりしていけ」と言ってくれているよう。

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