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言葉と想い

弱っている。
エネルギーがない。
目に写るものが色褪せて見える。
この世への恨みつらみの言葉しか出てこない。

こういうときは立て続けにろくでもないことが起こる。
なんで今こんなこと?
泣きっ面に蜂と蚋と毒蛾。
負の確率変動とでもいうか…
すでに戦う気力もないというのに生きる意欲までも削がれていく感覚。
無理!しんじゃう!HPはゼロ!

*

言葉には力がある気がする。
言葉自体というより込めた気持ちで力が宿るというか。
形よりそこに込める感情の方が重要に思えて。
響の「どーもすいませんでした!」ってネタみたいな。
謝罪の言葉なのに全然謝ってないという。
あのコントを見ると言葉だけ形で謝っても気持ちがないと意味がないんだよなぁとつくづく思う。


話す言葉だけじゃなく文章からだって滲み出る。
この世への恨みつらみでいっぱいのとき。
少しでも前向きに。明るく。
そう思って言葉を選んだ文章なのに、後々読み返すと苦しさしか伝わってこなかったりする。

人に使う言葉だけじゃなく、自分の中で使う言葉にもきっと気持ちはこもっているんだろう。
それがたとえ良いものでも悪いものであっても。
なにかを考えたり、思考したり。
無意識に頭の中で使う言葉には、無意識の想いが詰まっているんじゃないかな。

恨みや憎しみ、悲しさ、つらさでいっばいのとき。
頭のなかでそんな言葉が反芻されると
自分でその想いを受け取ってしまうんじゃないだろうか。
「なんでこんな時にこんなことばっかり」
悪いことが連鎖的に起こるときって自分の発した言葉の呪いにかかっているんじゃないか。


悪い連鎖を作れるのなら良い連鎖も作れるはず。
できれば良い言葉を使いたい。
人に対する言葉。
心の中の言葉。
言葉自体の綺麗さだけじゃなく込める思いも含めた『良い言葉』
日頃からそんな言葉を心がけたい。


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