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21世紀を生き延びる力「非認知能力」って何?~おうち時間に育つ子どもの力とアナログゲームの魅力~

こんにちは。子育てママのゆきです。
皆さん「非認知能力」ってご存じですか?
小さいお子さんや赤ちゃんのいるご家庭なら、教育番組や育児雑誌などで目にしたことがあるかもしれませんね。

世界的なコロナ禍を見てもわかるように、私たちはいま、新たな困難や答えの見えない課題に頻繁に遭遇するようになりました。
こうした社会の変化を見越し、世界中の教育者が、「21世紀を生き延びる力」を育てようと研究しています。
なかでも、学習以外に「非認知能力」と呼ばれる力が育つことが必要だとされ、日本の教育でも取り入れられ始めています。

いま話題の「非認知能力」とは?

「非認知能力」は「生きる力」とも言われています。
学力やIQといった数値で測れるものではなく、協調性やコミュニケーション力など数値では測りにくい能力全般を意味します。
やりぬく力や思いやり、自己肯定感といった、ひとの気質や性格のもととなる「思考力」や「実践力」のことをいいます。
幼児期には、主にあそびや自然との関わりで育つとして、幼児教育や、保育の現場でも注目されています。
学力やIQを示す「認知能力」は、忘れたり、衰えたりしますが、非認知能力は生涯そのひとの生き方を支える「生きる力」であり、その獲得には幼児期の過ごし方が大きく影響すると言われているのです。

「非認知能力」の例
・社会性(思いやり、協調性、リーダーシップなど)
・忍耐力(やりぬく力、集中力)
・自制心(ルールを守れるなど)
・目標を定めて問題解決しながら進む力
・自己肯定感(自分への自信など)

「認知能力」の例
・言語スキル(話したり読んだり書いたりする力)
・数量スキル(数えたり計算したり、比較したりする力)
・情報スキル(情報を道具として目的に応じて使いこなす力)


「生きる力」に結びつく非認知能力とアナログゲーム

コロナ禍での外出自粛を受け、子どもたちがデジタルゲームに興じる時間がぐんと増えていると言われます。
その結果、睡眠時間が短くなり、生活リズムが崩れているとの指摘も。
そんな弊害がないのが、ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲーム。
おすすめです。
最近はやりのプログラミングや、テストの点数では測れない「非認知的能力」の向上にもひと役買うものとして、子育て世代の関心も高まっています。
アナログゲームで育つ「生きる力」にはたとえばこんなものがあります。

◎コミュニケーションを通して…社会性が育つ!

アナログゲームは、他者と関わる中で、非認知能力そのものとも言えるさまざまな「感情」を引き出します。
勝ったり負けたときの嬉しさやくやしさ、恥ずかしさ、協力して勝った時の爽快感などを通し、他者との関りが育ちます。

◎ルールを守ってゲームを進めることで…忍耐力・自制心が育つ!

社会のルールをことばで教えても、理解が難しい幼児でも、ゲームを繰り返すことで「ルールの存在」に気づきます。 
順番を守る、最後までやりぬく体験などができます。

◎勝ち方を考えることを通して…問題を解決する力が育つ!

自分が進めたコマを、最後に別の子に取られて負けた。
子どもには「理不尽」なこうした場面も、次にはどうしてやろう、と考える手がかりに。
目標をとらえ、解決への道筋を考える力こそ、21世紀を生き延びる力につながると言えます。

◎勝ったり負けたりを通して…めげない心が育つ!

勝つか負けるかハラハラドキドキ。
最初はこうしたこころの動きにも耐えられず、負けると泣きだす子も。
でも、何度でもやり直せること、腕が上がれば勝てることに気づくと、勇気や決断力がついてきます。

子どもの育ちには「あそび」が欠かせません。
非認知能力と言われるものも、認知能力も、その基本的な部分を、子どもはすべてあそびを通して身につけていきます。
そのなかで、自分自身やほかの人へ「挑む」という要素をもつゲームは、子どものこころの成長にとって、格好のあそびと言えます。
どんな子どもも、次はもっと上手になりたい、あんなことができるようになりたいといった「向上心」をもっています。
これは人間だけがもつものですが、この向上心こそが、いま注目される「非認知能力」そのものだといってよいかもしれません。


いかがでしたか。
長くなりそうなので、今回はここまでです。
非認知能力とは何か、そしてアナログゲームの魅力、少しご理解いただけましたか?
次回またこの続編をお届けしたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。


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