大人の過干渉で子どもの気持ち、傷つけていませんか?vol.2~つい小言を言いたくなる大人のためのこころの処方箋~
こんにちは。子育てママのゆきです。
今回は前回の続きで、実践についてお話していきます。
前回のnote
過干渉はよくないとわかっていながら、つい心配で口を挟みたくなる…。
そんな方におすすめの、大人のための認知行動療法ともいえる「こころの処方箋」をお届けします。
大人のためのこころの処方箋
その①まずは期間を決めて、小言をやめてみる
大人の過干渉は、子どもの問題ではなく、自分の問題なんだと意識することが大事。
よくないことだとわかっていてもやめられないのは、たとえば、タバコやスマホに依存するのと同じこと。
そこでまずは、「今日一日だけは小言をやめる」などと、小言をやめる期間を設定します。
やがて小言を言わずにやり過ごせる日が増えると、自分の気持ちも楽になるはずです。
その②とっておきの「アイスクリーム療法」
①できるだけ多種類のアイスをたくさん買ってきて、冷蔵庫にどさっと入れておきます。
②子どもに「アイスはいつでも食べ放題だよ」「片付けしなくてもいいよ」と宣言します。
③アイスを楽しんでいるときに小言を言わないこと。食べる量や時間帯などにも口を挟まないこと。
これを行うと、少なくともアイスを食べている間だけは小言を言わない時間が生まれます。
そして、小言をがまんする機会が増えるほど、大人は自分の小言癖に気付き、子どもへの接し方を見直し始めるはず。
小言の多い大人にとって①~③の内容は相容れないものでしょう。
だからこそ、子どもにはうれしいサプライズになり、のんきにアイスをたのしむわが子を見ることで、大人の気持ちもリラックスしてくるのです。
子どもに送り続けたい「信じてるよ」のメッセージ
子育ては「待つこと」が醍醐味。
自ら育つ力を信じて待つために、子どもたちへ届けたいのが「あなたを信じてるよ」のメッセージ。
小言の代わりに積極的に伝えましょう。
ぎゅーっとハグする
顔を見てにっこり笑う
「あなたが大好き」と言う
「ありのままの自分」を受け入れてもらえた子は強い
子どものこころが回復する力(レジリエンス)を育てるのに必要なのは、子どものそのままの姿を受け入れること。
それには「大人がきげんよくしている」だけでOK。
さらに「信じてるよ」のメッセージを送るなら、「ぎゅーッとハグする」など上記の方法もおすすめです。
大人がきげんよくいればOK
最近「折れないこころ」「こころの回復力(レジリエンス)」といったことばをよく見かけます。
子どものレジリエンスを育てるためにとても大切なことは、子どもをそのまま受け入れることです。
では、そのまま受け入れるにはどうするか?それは、そばにいる大人がきげんよくしていることです。
子どもにとって親は「世界」のモデルです。
その親がいつもイライラしていたら、世界は居心地の悪いものになってしまいます。
とくに食事中に親が不機嫌な顔をして食卓につくなんてマナー違反です。
大人はきげんよく日常のやるべきことをしているだけでOK。
すると子どもは「自分はここにいていいんだ」というメッセージを受け取り、安心して本来の力を発揮し始めます。
いかがでしたか。
前回から2回に渡って、大人の過干渉というテーマでお届けしました。
私自身も子どもとの向き合い方について考える時間になりました。
今、子育てで悩んでいる皆さんに少しでも情報としてお届けできれば嬉しいです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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